バイクのシート加工(ローダウンなど)のやり方とコツ!ポジション変更で快適ライディングを
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グロム(整備・カスタム), バイク, DIY
こんにちわ、紫摩です。
グロムのシート加工を、ようやく重い腰を上げてやりました。
どのように行ったか、どのような道具が必要なのか、わかりやすく簡潔に説明しますのでやりたい方はぜひ参考にしてください。
今回のシートに限らず有効なやり方です。
グロムのシート交換からの加工
うちのグロムは妻が乗ります。身長146センチで足の長さは・・・。はい。
ミニバイクのグロムでさえ足がつきかねます。
そこでローダウンシートを購入して取り付けていました。
スポーティーなローダウンシートもいいけど。。。
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グロムはいろんなメーカーからパーツが出そろっていて助かります。
しかし、最近の物価高の影響を受けてかなり値段が高騰していますね…。
うちのやつはノイワットダンと言うメーカーで、もう廃版になっていて売ってないです。
かなりかっこいい。
しかし、中央の突起が気になります。
ここの突起部分を削って平らにしようと思います。
なぜかというと、続きます。
シートポジションが前寄りになってしまう
ノーマルシートだと割と座面が広くて自由度があるんですが、こういうローダウンシートって概ね、座る場所が限られています。
深くえぐっているものなら、前側にずり落ちます。
さらにこのノイワットダンのタンデムシートの突起で、後ろに座りたくても座れません。
そのため少し削ろうという事です。
シート加工方法
シートを加工してみたいけど、ボロボロになったら嫌だからやめておくという人も多いのではないでしょうか。
僕も最初はそうで、やってみたいけど失敗が怖くてやってませんでした。
しかし何度もやっていくうちに上手になるもんですね(笑)
(関連リンク)シートのあんこ抜きやり方|Mysimasima
こちらの動画とブログで、おおむねやり方を勉強できます。
やり方に関して今回は詳しくは書きませんので、動画とリンク先をまず勉強してください。
シート加工に必要な道具
- ディスクグラインダー
- ペーパーサンダー#400
- フェルトディスク
- おろし金
- エアータッカー
です。
シート加工方法
ホッチキス状の針をクリップ外し等で浮かせてプライヤーで引っこ抜きます。
道具がない方は揃えてね。
削りたいところに当たり線を書く。
先ほど紹介したディスクペーパーを取り付けてサンダーで削ります。
初めは失敗しやすいので、上手くなりたいなら何回もやってみる事。
僕も何度もあんこ抜きやりました。
始めた当初はこんな感じでした。(笑)ひどすぎる…。
失敗は成功の基。
慣れたらここまで見栄えするようにできます。
最終はおろし金を使って仕上げます。
ここがポイントで、シートの革を張るとちょっとのボコボコでも目立つので手を抜かないように仕上げていきましょう。
シートカバーの張り合わせ方
あとは純正のシートカバーを張っていくだけです。
固定していく順番は以下の通り。
- 前後
- 左右
- 前斜め
- 後ろ斜め
と言う順で行くとうまく行きます。
ここでタッカーと言われるホッチキスのでかい版を使います。
僕は安物のエアータッカーを使っています。
コンプレッサーのエアーの力で、バシュン!と一瞬で固定できます。
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これがめちゃくちゃ楽で、失敗しても体力をそがれません。
シートの補修ぐらいの素人作業なら5000円くらいの中国製でも何でもいいです。
こういうガンタッカーという工具を使う人もいますが、ばねの力でバチーンと留めるためかなりの握力が必要です。
シートのように細かい部分や逆アール(くぼんだ所)にあてがう時に隙間ができたときにちゃんと固定できずに腕が疲れます。
前側の端をバチンと留めて固定します。
コーナー部分は折り重なってしわを作らないように、バチンバチンと留めていきます。
こんなのはエアーなら楽勝ですが、手で行くとすぐ疲れます。
上手くやれば、素人でもきれいに張り直すことが可能です。
まとめ
今回はグロムのシートを削って、滑らかな感じに仕上げました。
もともとこういうローシートモデルは座る場所が限られているので、あまり削れませんが、ちょっとでも後ろに座ることができるメリットがありそうです。
左右などを削って足つきを良くするのは定番中の定番。
僕らの短足ライダーはすごく安心感を得られるので、これはやらない手はないかもしれませんよ。
一番触れている部分が多いのがシートです。
それを自分に合わせた加工をするのは当然というか当たり前のカスタムだと思います。
参考にしてみてください。
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