最後の安全競技大会!ついに3位表彰台だったので各セクションのコツなどを紹介
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最終更新日:2024/06/24
お出かけ(車ドライブ、バイクツーリング), バイク
こんにちは、紫摩です。
かくかくしかじかで、最後の安全競技大会の参加になりました。
兵庫県、運転免許試験場で行われている安全運転競技会です。
関連リンク:兵庫県二輪車安全運転競技会の開催
出場条件として、警察関係者や自動車教習所の指導員、二推指導員などは参加できません。
と言うことで私は来年は参加できません。察してください。レポートを書いていきます。
安全競技大会の面白さと難しさ
安全競技大会は主に2種類の種目を行う。
- 技能走行500点
- 法規走行500点
持ち点1000点あって、いかに減点されずに技能課題や法規走行をクリアするかというもの。
免許試験みたいである。
この安全競技と言うのは、安全運転のための低速の取り回し技術に特化した競技。
なので、ジムカーナやレースが速くても上位には行けない難しさがある。
減点採点方式による競技
例えば「発進前の後方確認」を怠ったり、「足つき」や「脱輪」など、“減点細目”で決められた基準に沿って審査が行われる。
スラローム競技では基準タイムと言うのがあり、それを超えると1秒につき5点減点と言う厳しい世界。
全課題の中で特に難しいのがブロックスネーク。
一本橋が蛇行していてただでさえ脱輪しやすいうえに、途中に2か所ブロックを超えるセクションがある。
落ちると最大減点の-40だが、基準タイム(11秒)より早く通過してしまうだけでも20点も減点だ。
上位陣でも失敗してしまうぐらい難しい内容。
続いて減点が多いのが一本橋(17秒以上)。
やっぱり低速系は普段から練習していないと厳しいかもしれない。
特にジムカーナライダーは半クラッチを使った極低速バランスが苦手な人が多い印象だ。
しまの成績
私もこの安全競技にはまったのはごく最近。
と言うことで、見よう見まねで、ジムカーナライダーがどこまでできるかチャレンジをすることに決めた。
2022年
この時は初参加で8位であった。
法規走行がー10点。
ブロックスネークやスラローム、一本橋など、基準タイムでの減点が目立った。
法規走行はー10点。
何の減点なんだ…。交差点?確認?右左折方法違反?さっぱり。
コンビスラロームはさすがジムカーナ経験と言うこともあり、減点なしで上位に食い込むタイム。
しかし、これではアカンと思い、練習を繰り返した。
2023年
翌年は5位という結果。まずまずだ。
減点が多かった千鳥練習や一本橋の練習をしたり、スラロームを鍛えた。
その結果!技能走行が減点なし!!
さらにコンビスラロームのタイムが19.621秒でトップ勢に食い込む勢い。すげー!
しかし、法規走行がダメダメ。-20点減点。
初回と同じく、どこで減点したのかが、やっぱりさっぱりポンである。
20点減点の、考えられる原因は二つ。
悪質な違反か、小さな減点が積み重なったのか。
良く分からずモヤモヤする。
2024年
昨年の法規走行でやらかした、“謎のー20点”を克服すべく、徹底的に分析、勉強を重ねた。
更に教習所の先生に走り方を聞いたりした。
その結果!法規走行減点なし、技能走行減点なしの満点でクリアを達成。
スラロームは基準が32秒のところ、31.5秒だったのでひやひや物だった。
コンビスラロームのタイムも去年に比べて1秒ぐらい遅くなったのだ…(笑)
タイヤ?タイヤだろうね。
パイロン進入時に思い切りリアタイヤがツルッと滑っていたので、かなりセーブしたところはあった。
何はともあれ、結果3位になりました。
VFR800Fは競技に向かないバイクと言われ続けて
VFR800Fは確かに競技系走行に向いていない。特に低速系。
負荷をかけると簡単にエンストするし、アクセルオンのドンツキはひどいし、ハンドルは切れないしで、そこら辺のバイク以上の難易度はある。
重いわりにリッタークラスよりトルクは薄いのも要因の一つだろう。
教習NC750の方が楽に旋回できる。
千鳥走行は最悪。
CB1300が簡単にクリアするところを、思い切りリーンアウトで寝かさないと無理。
半クラッチがバオオオオ~ンと響く。
ただ、そんなやりにくいバイクで参加してこそ、安全運転の向上につながってると思っている。
いろんな特性を知って、どう扱ったらいいかまだまだ場数が足らないから伝えられることに限界がある。
そう思って頑張ってるところはある。
安全競技で減点にならないコツ
というわけで、最後は軽く各セクションのコツなどを紹介する。
千鳥走行
Uターンの連続。
シートの角に座るぐらいのリーンアウトで、フルロックターンする必要がある。
目線は、次の入り口を見る。
パイロンを越える時は直立状態。越えたらすぐ寝かしていく。
スラローム
ストレートを見つけてアクセルをガッツり開ける。
姿勢も見られるので、滑らないように白バイのようなリーンインをすること。
VFR800Fでも基準タイムはクリアできる。
31.5秒だった。
ブロックスネーク
これは腕に余裕を持たせるために低めの中腰で行った方がいい。
膝を曲げてタンクを挟む。粘るところはスタート直後とゴール直前がおすすめ。
逆にブロックを越える前後は粘らない。
14.5秒である。
コンビスラローム
練習あるのみ。
70cmパイロンなので、当たりそう。
オフセットスラロームは寝かせたまま滑らかにアクセルを開ける方が速い。
ただ、滑ったりリスクを避けたいなら白バイのように起こしてガッツリ開ける。
実際に、速いけど突っ込んで滑って最大減点した方もいた。
私のVFR800Fでのベストは19.6秒だ。
一本橋
一本橋はリアブレーキとハンドル操作が肝心。
ハンドルは常にどっちかに少し切っておき、3点でバランスをとる事。
ハンドルがまっすぐではだれもバランス取れない。
これは筋力が必要。
法規走行
これが一番気になりますよね。
私がこれで減点を無くしたよという方法を紹介する。
- 右左折する際、交差点30m手前“まで”に寄せておく
- 丁字路でも交差点中心すぐ内側を小回り徐行
- 右左折時の横断歩道確認
- ミラー➜合図➜後方目視➜進路変更
- 進路変更と右左折の合図は分ける
- 優先道路に入る時は徐行
- 交差道路は全て左右確認
特に減点になりやすいのが安全不確認。
交差道路、横断歩道の安全確認は必須である。
あと気を付けたのが交差点30m手前での寄せ。
場内だと狭いので、かなり手前から寄せ始めるぐらいでちょうどいい。
また、合図を出す前の後方目視確認は必要ない。
まとめ
私は来年は安全競技大会に参加できませんが、これから安全運転者の育成の方で頑張りますし、もっとバイクの安全な乗り方を広めていきたいです。
最後の大会参加で、銅メダル入賞を果たせてよかったです。
仕事が忙しすぎて行進も少ないですが、今後もしまブロは活動していきますのでよろしくお願いします。
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