低身長の女性でもバイク免許は取れるのか?小型二輪がおすすめ
バイクに乗りたいと思った時に一番ネックなのが“免許取得”だと思います。
いくら乗りたい車種を検索しても免許が無くては公道を走れません。
バイク練習や競技は出来るのでそっち方面で楽しむというのであればその限りではないですが。
ただ、公道を走る事で得られる技術も結構あります。
今回のテーマは『女性』と『低身長』という事で、そういうハンデがある人でも免許を簡単に取れるのか?という事でブログを書いていきます。
女性でも二輪免許を取れるのか?教習所のバイクは?足つきは?
ただし、小柄な女性であればあるほど二輪免許取得のハードルは高くなります。
と言うのもバイクを操る体力や筋力も当然必要だし、そもそも現実的な問題で乗れるバイクやウェア類に制約が出てしまいます。
足つきが悪いとどうしても怖いし、足で支えることが困難。
バイクを起こすこともままならないようでは免許取得すら危ういです。
そういうハンデもあるよ、という事をあらかじめ知っておくと何かと安心です。
安全運転は楽じゃない
バイクに跨るだけだったら、極論慣れればどうにでもなりますが、公道はそうはいかないでしょう。
脅すわけではないですが、二輪は身体がむき出し状態で乗る乗り物です。事故の危険が伴います。
公道はいろんな車や歩行者などが行き交うため、楽しむだけではとっても危険。
プロテクターの装着は当たり前として、まずは危険予知をおろそかにしない事が重要。
いろんな所へ注意を向けて道路交通法を守りつつ、危険を予知しながらバイクを操作していかなければなりません。
もちろん真面目に運転していても予期せぬ貰い事故も当然ありますよね。
楽しいだけじゃない、それ以上の危険を知ったうえでバイクに乗るという覚悟を決めておれば何もそれ以上言うことはないです。
(四輪しか乗らない人は交通の危険性を軽視しがちです。)
教習所の車両は?
小型二輪免許 |
|
〃 (AT限定) |
|
普通二輪免許 |
|
〃 (AT限定) |
|
大型二輪免許 |
|
ここに挙げているのはメジャーな例で、教習所によっては使用車両が違うという事もよくあるので問い合わせてみてください。
バイク免許取得にかかる教習時間
所有免許 | 学科 | 技能 | |
小型二輪( )はAT限定 | なし | 26時間 | 12時間 (9時間) |
〃 | 有り | 1時間 | 10時間 (8時間) |
普通二輪( )はAT限定 | なし | 26時間 | 19時間 (15時間) |
〃 | 有り | 1時間 | 17時間 (13時間) |
小型二輪と普通二輪で違うのは教習難易度です。
小型二輪免許はスラロームが省かれていたり急制動の速度も30km/h(普通二輪は40km/h)だったりするので、比較的教習レベルは低く設定されています。
自動車の免許を持っていれば学科も1時間で済みますし、技能も10時間で終了です。
バイク自体も軽くて取り回しも簡単なので、体力に自信が無かったり小柄な女性はまずは小型二輪免許からチャレンジする事は僕は大賛成です。
中には「250cc以上の大きいバイクが乗りたい!」と言う方もおられると思いますが、そういう時は教習所も相談に乗ってくれるそうです。
最悪無理なら小型へチェンジしたり(書類を作り直す手間があるが…)CB400の足つき確認をさせてもらえたりします。
足つきの不安は一番大きい
バイクに乗りたいと思った時にまず一番に確認しなければいけない事があります。
それは“自分の体格に見合ったバイクかどうか”です。特に足つき。
無理して重くて足のつかないバイクにチャレンジするのは、ただただ危険でしかないのです。
妻(身長146㎝、股下41㎝)もかなりの低身長なので、足つきが一番の難所でした。
CB400は重いし幅広シートのためまず無理。サイドスタンドから垂直に立てるだけでも大仕事。
まぁそれは無理だと始めから分かっていたので、小型二輪ならばと思ったけど、よくある教習車のCB125Fもシート高が775㎜で両足が宙ぶらりん。
CB125Tも770㎜なのであまり変わらず。
諦めかけていた時に某教習所から「うちはエリミネーター125が一台置いてありますよ。」という事で跨らせてもらったらちゃんとつま先が着いた(シート高680㎜)のでそれしかもう道が無かったのです。
市販車であればシートの低いバイクは結構ありますが、教習車はあらかた決まっているので、その点で仕方なく諦める人も多いかと思われます。
免許を取得した後は
ここからはバイクに本当に興味がある人はぜひ読んでもらいたい内容です。
「免許を取ったらこっちのもんじゃないの?」と考えている方、全然違います。
よくSNSで叩かれているパターンで言えば、技術が未熟なのに峠で飛ばしたり、体格でカバーできる以上の重さのバイクに乗って起こすことさえままならない等。
周りに助けてもらえるから大丈夫、じゃなくて事故を起こさない、怪我をしないためには教習所ではできなかったいろんなトレーニングが必要なのです。
- バイクに慣れる
- 愛車の事を知る
- バイクの知識を高める
- 危険予知トレーニング
簡単に挙げるだけでもこれだけ出てきます。
足つきの不安は?
免許を取得すればある程度分かると思いますが、体格に見合わない車両に乗る事と言うのは公道ではとても危険を伴います。
エンストして立ちごけ、一旦停止で立ちごけ、駐車場で倒して隣の高級車に激突。。。。など。
重い車両ならなおさらその不安が大きくなります。
そこでシート高の低い車両(740㎜以下)や重量の軽いミニバイクを選ぶというのも全然あり。
更にローシートに交換したりシートを削ったりすることで更に足つきの不安を解消できます。
こればっかりは体格が違うのでネットで検索して選んでも意味がないです。
実際に跨らせてもらえるバイクショップや知人にお願いするのも一つの手です。
バイク練習を推奨
二輪免許を取ったらオシマイ・・・・というわけではなく、四輪と違って慣れが必要な乗り物です。
安全運転にもかかわってきます。
なので、免許を取得した後でもバイク練習を僕は推奨します。
メジャーなところで言えば教習所が主催するライディングスクールや警察が主催するバイクフェスや白バイイベントなどを見学、参加する事から始めるといいかと思います。
『ライスク、〇〇(県名)』などと検索すると沢山出てくるので、この記事を見ている方が安全運転への興味を持たれましたら、そういうバイク練習をやっていくのも楽しいかと思います。
若者は特に形から入ることが多いので、練習しましょうとアドバイスしてくれた人にも「こかすのが嫌だから遠慮します✋」みたいな感じで平気でよく噛みつきます(笑)
飾って楽しむ、ツーリングで写真を撮ってSNSでイイネをもらう事を楽しむという楽しみ方も人それぞれなので何も言いませんが、そういう人に限って峠で飛ばして「散った」とか言うんですよね。(事故るのはやめてね。)
どうせ一度はこけるんだから、安全運転をしたいのであれば結局練習は必要です。
義務的、と言うよりはこれも“バイクの楽しみ方の一つ”と捉えてほしいです。
バイクの免許は取れます!ただそれなりの努力と覚悟、取得後の安全運転などを理解したうえで臨めば意外と余裕だったりします。
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