【バイクのライテクが上達しない理由】スランプの原因はセンスではない
こんにちわ、紫摩(しま)です。
ジムカーナを始めて4年ぐらいたったのですが、どうも成長が止まった感じがするこの頃です。
皆さんもそういう経験があるのではないでしょうか?
まぁバイクジムカーナに限らず、スポーツや趣味などスキルアップを必要とする分野においては成長が止まるとスランプを感じてしまいます。
仕事はまた別だと思いますが、似たような状況と言う方も多いと思います。
僕の愚痴?になりますが勘弁してください。
スキルアップできない、自分が成長しない理由
物事を始めて最初の方は楽しくてどんどん成長するのですが、ある時期をきっかけにパタッと結果が出なくなったりそれ以上目立った成長を感じられなくなったりしませんか?
僕も同じで、ジムカーナを始めて半年~1年でトライジムカーナBクラス(110%未満)に昇格しました。※その日のトップ選手とのタイム比なので公式認定記録ではない。
その他で言えばGP系の計測もまずまずの結果。
- 8の字GP…27.8秒
- 回転GP…21秒
- しそGP…42秒
実は面白いことにこれが自己ベストタイムで、それ以降このタイムを切ることは出来なくなりました。
結果が出なくなった原因とは…
僕個人的な場合での話ではありますが、悩んでいくうちにいくつかの原因が考えられました。
皆さんも多分思い当たるところがあると思います。
結論から言うと、成長できないのはセンスや努力以上に外的要因が大きい場合があるという事です。
例えば怪我の恐怖やお金や時間など。
言い訳するから成長しないという体育会系の考えも分かりますが、それは環境が整っている場合での話。
怪我をすると一気に落ちる
まず僕の場合での話で言えば怪我が一番の理由じゃないかなと思っています。
バイクジムカーナは他のモータースポーツの中では比較的リスクの低い競技だとは言われています。
ただ、速さを求めていくと当然転倒も増えてきます。
そして怪我をするとパフォーマンスが一気に落ちます。
僕が競技を始めてすぐの頃にツーリングシューズで練習していて、転倒した際に足首をねんざしてしまいました。
それが数年たった今でも治らず、むしろひどくなっています。
そのために初めのうちは大げさだなと思っても、ブーツなりプロテクターなりしっかりと装備をして練習しなければいけないのです。
関連ページ:ジムカーナ用のレーシングブーツ選び|Mysimasima
そのあとにも追突事故に遭ってむち打ちになってしばらくは首が回せなかったり頭が痛い、寒気がするなどうまく行かない自分が嫌になっていたりしました。
中には骨折や脱臼という怪我をする方もいるほど。
それをきっかけに恐怖心が出たり自制心が出てしてしまい、思い切って走れなくなってしまう事が往々にしてあります。
もちろん怪我してもすぐ治ってへっちゃらな人もいます。
持病やハンデを抱えている人と健康な人では、メンタル面も含めてやっぱり伸びしろに限界があります。
環境が整っていないと無理
次に環境にも原因が考えられそうです。
この『環境』と一言で言ったのですがその中にはいろいろあると思います。
- お金
- 時間
- 練習場所
- マシン
- 人間関係
まず趣味を続ける上で避けられないのが出費。
タイヤ代やガソリン代を含めたバイクの維持費、交通費など【お金】が無いと何も始まらないです。
トランポ(積載車)もそう。自走で参加するよりも準備物やコンディションも良くなります。ある程度成績を求めるならトランポが必須です。
その次に休みが取れない等の【時間的制約】もかなり重要です。ご家族がいらっしゃる方は特にこの面で家庭と趣味の両立が困難になってきます。
【練習場所】は恵まれている人とそうでない人でやっぱり結果にもつながってきます。
僕の周りではまだましな方ですが、練習会に行くだけで何百キロも遠征するのが当たり前だったり、そもそも地元で8の字練習すらできない(通報など)人も多いです。
センスの有り無しに関係なく、練習できる環境じゃないと物理的に成長できません。
最後に【人間関係】というのもあって、やっぱり人付き合いが多い人とそうでない人では得る物が雲泥の差で違ってきそうです。
始めた地域で速い先輩がいたり面倒見のいい先輩にあたることができればラッキーでしょう。
あとチーム間や選手同士の意見の食い違い、トラブルなども無きにしも非ずです。
聞いた話では結果を出している上級選手の多くは社長クラス、役職クラスの人が多いもよう。そういう面でも差が出てきます。
ジムカーナはマシンの違いでも差が出てくる
バイクジムカーナは『いかにコースを早く走り終えるか』という単純明快な競技です。
西日本ではグロムやKSRの“ミニバイク”が人気ですが、軽いけどノーマルではパワーが無さ過ぎて話にならないし、逆に大排気量のクルーザーバイクはパワーがあっても重くてバンク角も少ないのでタイムが出ない。
白バイや安全競技では有名なCB1300SBも、ことジムカーナではマイナー車種。ライダーの技術があってもタイムに出ないことも多いです。
一方でジムカーナトップ勢はNSR250RやGSX-R1000が主流。軽くてハイパワー、かつ旋回性能が高いマシン。
扱えるとかなり戦闘力の高いマシンです。
VTR250もバランスが良くて苦労せずある程度のレベルまでは行けます。逆にそれ以上を目指すにはかなり厳しいマシンでもあります。
という事で、言い訳をするのではないですが自分の体格や技量に合うマシンでやっていかなければいけません。
モチベーションも大事
メンタルが強い人は何事にもチャレンジ精神がすごいです。
負けても失敗しても、経験と捉えることができれば成長が早いです。
その一方で僕のようなメンタルの弱い方も当然いらっしゃると思います。
「結果が出ないとストレスになってしまう」、「負け続けて嫌になる」、「速い人が羨ましい」など。
大会前には自分を奮い立たせて「よしいける!」って思っても、蓋を開けてみれば散々な結果だったり…
いろんな言い訳を持ち出して、自分の成長できないことから目を逸らしてしまいます。
それは仕方の無い事なので急に性格を変えろと言っても無理な話。
自分のモチベーション次第で良くも悪くも結果に繋がると言っても過言ではないです。
まとめ
今回僕の思う所をつらつらと書き綴ってみましたが、これを踏まえて自分自身の結果が出ない理由が少しわかってきたような気がしました。
まずは考え方、性格が一因しているように思います。
僕は“何事にも真面目に”がモットーなのですが、それ故にストレスになることも多いです。
飽き性でもあるので継続して努力したり、また常識を超えたアイデアなんて生まれてこないです。
うまく行かなければどうするか、プライドを捨てるか否か。
怪我の件でもそう。
僕はこれ以上の怪我してしまうと仕事に支障が出てしまい、職を失いかねません。
なので転倒を恐れずアクセルを開けていく勇気やバンクさせて突っ込む勇気がどうしても出てこないです。
あと環境の制約もあります。
妻の成長をメインに視る時間、MSGCバイク練習会(イベント)のスタッフ、ジムカーナを動画やネットで広げていく広報活動、地元の初心者さんに教えていく活動など。。。
自分がガッツリ練習できる時間なんてほぼ無いです。
それどころか時間が無さ過ぎて車両整備もままなりません。大会が近づいても8の字走行でトラブルが無いか日常点検するぐらい。
お金もないので新品タイヤも買えない。
ただ、VTR250のノントラブルに助かっていたり子供ができないので家庭の時間はまだマシ。
日曜日も休めているので練習会にも参加できているのでまだ運がいい方ではあります。
(いろんな言い訳を積み重ねて自分を正当化しているようではだめなんですけどね。)
僕の性格も含めて、ジムカーナを始めて1年~2年目がピークだったように思います。
なので今後の成長も、無理したり何かしら変化を付けないとこれ以上、劇的な変化の見込みはないような気がします。
これらのハンディキャップでかなり結果に差が出てしまうと感じています。
「ジムカーナは速いが偉い、遅い人はショボい」という暗黙の了解的な上下関係もありますが、その裏にはいろいろな努力や制約の中で頑張っている人の事を少し考えてみるのも必要なのかもしれません。
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