VTRハンドルポジション②【アクティブアルミハンドル ファナティック】取り付けレビュー
ジムカーナでVTR250を使い始めて約3年。
タイトルにもあるようにハンドル位置にかなり頭を悩ませてくれました。
以前ハンドルのレビューとしていくつか例を挙げて記事を書きました。
関連ページ:VTRはハンドルが遠くてポジションが悪い|Mysimasima
ハンドルをもっと手前に持ってこようと思い、セットバックスペーサーの2連携やBMコンチ3型のハンドルに交換しました。
ただ、やっぱりメリットもあればデメリットも出てきたのでまたポジション考察でACTIVEのファナティックというハンドルに交換しました。
ACTIVE ファナティック(ロータイプ)取り付け
ジムカーナに限らず、バイクの乗車姿勢やポジションというのはかなり重要で、これが決まらないと足回りのセッティングや走らせ方も変わってくるぐらいなのでハンドル交換も無視できません。
ツーリングでまっすぐ走るだけなら疲れないアップハンがいいのですが、競技となると話は別。
力を抜くだけじゃなく、フルロックで押さえ込んだり、低速の切り返しで積極的にハンドルを切るシーンも多いです。
自分の腕のリーチに合わせて角度や幅、プルバックのサイズなどを選定する必要があります。
前回のアップハン計画でかなり裏目に出たので、今度はいっそのことハンドル自体をロータイプに変えてみようという事で、ACTIVEのアルミハンドルを取り付けました。
(楽天)アクティブ ファナティック ROAD アルミハンドルバー ロータイプ
(Amazon)ACTIVE ファナティック LOWタイプ
- 幅…700㎜
- センター幅・・・125㎜
- プルバック(引き寸)…119㎜
- 前高・・・32.5㎜
- ハンドル角・・・24度
セットバックスペーサーをダブルで付けた状態(up:45㎜ back:35mm)でのおおよその位置は以下の通り。
- ハンドル幅・・・700㎜【660】
- 全高・・・約32.5+45=70.5㎜【115】
- プルバック…約119+35=154㎜【150】
- 絞り角…24度【26度】
※VTR純正ハンドル(3型以降)位置は【 】表示。
アルミのため超軽い
一番の違いはアルミハンドルのため、強度はたぶん柔らかいと思うのですが、その分めちゃくちゃ軽いです。
やはり競技なのでハンドル周りは軽いほうが動きが速いのは当然です。
アルミハンドルのメリットです。でも転倒時に衝撃が加わると曲がりやすい。
ハンドル位置を低くしたときの特徴は?
初期型の高さは75㎜、3型以降は115㎜という事で、今回計測したのが約70㎜なので結構低めのセッティングです。
※僕の車両はシートをかなり削っているので、ハンドルポジション的にはちょうどいい位置になりました。
加速の時に伏せる癖があるので、その時に肘が下がりすぎないフォームの事を考えたり、リーンインした時にもモタードのような近くてフラットなハンドルがイメージです。
小旋回の時にフロントタイヤ(フォーク)に体重を乗せやすい感じがしました。
低速時のフォークのバタつきが減る感じ。
こればっかりはもっと時間をかけてリサーチする必要があります。
ハンドルの絞り角度が浅いことによるメリット、デメリット
純正の絞り角が26度で今回が24度。
BMコンチ3型が28度でそれぞれに良いところ悪いところがあります。
開き気味のハンドルの良いところはフルロック時にもアクセルを捻りやすい点。
あと自然と肘が開くのでスポーツ走行において力を入れたり抜いたり容易にできるように感じました。
デメリットはフルロック時に逆の手が遠くなること。
左回転ではアクセルが遠くなって姿勢が悪くなります。
ハンドル幅が広いことのメリット、デメリット
ハンドル幅を広くするとテコの関係でハンドルを切る時の力が軽くて済みます。
微調整もしやすいというのと、ブレーキングで突っ込んだ時のハンドルのブレも抑えやすいです。(ビッグネイキッドなんかはハンドル幅が広い車種が多い)
その分、切り返しの移動量も多いのでスラロームやフルロックからフルロックの切り返し(ガッツセクション)などは苦手です。
身体をピーンと伸ばしてリーンインする癖の自分は、高速セクションも少しやりにくく感じました。けっこうスリップダウンが多いんですよね。荷重が載せられてないんです。
トップライダーはリーンウィズでももっと上体を伏せて腕にゆとりを持たせたフォームが多いです。
外側の肩を入れる(胸を向けるイメージ)の走りは少ない感じです。
どちらかというと内側の肩を下げるイメージ?
そっちの方がもっとバンク角付けたとしてもグリップ力が出るんでしょう。(想像)
フォームの話はまた次回。
まとめ
一応ハンドル考察としては今のところこれが一番しっくり来ています。
セットバックスペーサー+アップスペーサーもそのままダブルで取り付けています。
以前の写真を見ると上半身がかなりリラックスしたフォームでしたが、フロントフォークへの荷重をかけにくく感じていました。
回転とかでかなり転倒してました。
フォーム自体はあまり変わらないかな(笑)
ちょっとこれから意識的に荷重をかけやすいフォームの研究ですね。
今回はハンドルを下げたことによる効果などを書いてみました。
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