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ZX-25RのABSキャンセルのやり方!解除した後の不具合、デメリットはあるのか?

公開日: : ZX-25R(整備・カスタム), バイク

ZX-25R ジムカーナ しま
こんにちわ、紫摩です。

ZX-25Rでジムカーナと言うスラローム的な走行を楽しんでいます。

その中で8の字やらいろいろやっていくうちに一つの壁に当たりました。

それがABSの存在です

低速トルクのなさはアクセルワークでどうにかなります。
しかし、このABSの挙動は技術じゃどうにもならなさそうなところまで来ていそうです。

ZX-25Rに限っていえば、介入が早すぎます。
スポーツ走行に厄介なABSキャンセルの方法を紹介します。

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旋回中にリアブレーキが踏めない(ABSが効きすぎる)


低速トルクが2サイクル車と似ている、という事は進入速度を上げてやれば低速トルクをカバーできることになります。

ただ、そこでネックになってくるのがABSの存在。
アンチロック・ブレーキシステムの略ですよね。

一般的な解釈としては

  • 急ブレーキ時にタイヤのロックを防ぐもの
  • 直立時に作動、コーナー(バンク中)では意味がない

前後輪のタイヤの回転差が大きくなった時(一般的にはどちらかがブレーキロック)にブレーキを解除、また作動させてタイヤをロックさせない仕組み。

パニックブレーキ時に出来るだけ転倒させないようにするのが目的。
ABSが作動すればいいと思いがちですが、その逆で、制動距離が伸びる、コントロールができなくなるなど、作動するとスポーツ走行性能以外にもデメリットが多いのです。

そしてZX-25Rは特にリア側がよく介入してきます。
フロントは急停止の時以外はあまり気になりませんが、リアブレーキのABSの介入は致命的。

その理由は小旋回中にリアABSが作動してしまうからなのです。

ABSのメリットとは?「止まらない」「曲がれない」「事故が起きる可能性」

ZX-25R タイヤ
取扱説明書によると、、、

ABSは直線走行中に急ブレーキをかけた時、車輪がロックしないように設計されています。

ABSはブレーキ力を自動的に制御します。グリップ力とブレーキ力を断続的に得ることによって車輪がロックすることを防ぎ、車が停止するまで運転者が安定したハンドル操作をできるようにします。車速が5km/h以下ではABSは作動しません。

  • ABSは悪い路面、誤った判断、間違ったブレーキのかけ方をいい方向に補う事は出来ません。
  • ABSは停止距離を縮めるようには設計されていません。滑りやすい、凹凸が多い、下りの道路などではABS非搭載車よりも停止距離が長くなる場合があります。
  • コーナーリング中にブレーキをかけた時に起こる横滑りをコントロールすることはできません。
    もしかける場合は前後輪を軽くかけるだけにします。
  • ABSに組み込まれているコンピュータは車の走行速度と車輪の回転速度を比べています。
    指定サイズ以外のタイヤは車輪の回転速度を変えコンピュータを誤作動させ停止距離が長くなって事故につながる可能性があります。

引用:kawasaki ZX-25R取扱説明書

なにこれ…。直進中の車輪ロック対策以外ほぼデメリット。
むしろABS非搭載車よりも不意の事故の危険がある気がするのは僕だけだろうか。

ジムカーナ的に小旋回でバンクさせた走行をすると、前後輪の内輪差によってタイヤの回転数に差が出たと判断し、リアブレーキのABSを作動させているのではないかと推測します。

そうならないためには極端な話、フルロックターン中は①バンク角を浅くする、②リアブレーキをあまり踏まない、③そもそも小旋回しない、の3つ。
僕の得意分野を真っ先に封じられた感じ。

前後輪の回転差で判断しているらしい?

そしてコーナーでABSが効いてしまうとどうなるかと言うと、まず止まりません。
減速できないのでオーバーランしてしまいます。

車体が起きてハンドルが戻り、アウト側へ一直線。怖いですね・・・。
狙っているならいいけど、いつも通りで走って不意に出てしまうと最悪事故ります。

旋回中にも介入してきます。
バンクしてフルロックターン中(パーシャル)にリアブレーキが解除されたようになり、アウト側に加速して吹っ飛んでいきます。

旋回中はリアブレーキを引きずりながらアクセルを開けて安定させることで、膨らむことなくフルロックターンができるのに、ABSが作動してしまうと全く話になりません。

ターン中の半クラッチを使おうものならすぐABSが効いてギクシャクして暴走しかねませんでした(笑)
もう”ABS効くな”の運ゲーム。

ここまで書いた中でABSの恩恵は直進時のタイヤロック回避のみ。あとはほぼデメリットでしかない。
特にスポーツ走行をする際は、ABSが効いてしまう事によって危険でさえあります。

ABSキャンセルのやり方

前置きが長くなりましたが、ZX-25Rでは足かせにしかならないABSをキャンセル(無効化)することができるのです。

それは、ヒューズを抜くだけです。(クローズドのみ)

競技者はアクチュエーターごとごっそり外してキャリパーに直付けが定石らしいのですが、僕は公道も乗りたいので復帰前提で加工しません。

20A ABS VALというヒューズを抜く

ZX-25R ABS キャンセル
シートを開けるとヒューズボックスが見えます。

その右側の上から2番目。
『20A ABS VAL』と言う部分になります。

ZX-25R ABS キャンセル
これはアクチュエーターのバルブを制御している所のヒューズになります。

間違えても30Aの方は抜かないように。

ZX-25R ABS キャンセル
ヒューズクリップが無い場合はプライヤーなどで引き抜きます。

これだけ。
これは超ありがたい。

もしかしてZX-25Rのシートがワイヤー引くだけで外れたり、ヒューズを抜くだけでABSキャンセルができるあたり、最初からわざと競技走行を視野に入れての整備性なのでしょうか。

ここが簡単に外れるようになっているだけでも救いか。Kawasakiは元々そういうものなのかな?

長くなるのでインプレは割愛しますが、ABSが無いだけでがっつりブレーキかけられるし半クラッチでの小旋回もできるし、それに慣れていたのもあってタイム短縮にもつながりました。

ABSキャンセルした弊害、不具合

ZX-25R ABS キャンセル
このABS VALヒューズを抜くとABSが作動しなくなります。

いわゆる“ABSキャンセル”ができるわけですが、弊害と言う弊害は見られず。

  • ABSランプがつきっぱなし
  • タッチに違和感あり

ABSランプが付いていると一目でABSが作動していないですよと言うのが分かりますね。
それはそうと、ただABSが作動しないというだけなのでタッチはふわふわのまま。

リニアじゃないというか一瞬遅れて力が伝わる感じ?コントロール幅が短いのは変わらず

アクチュエーターがあるせいなのか、ホースの距離が長いためなのかは不明。これは仕方ないのかなと思いますね。

キャリパーにホースを直付けする意味が分かった気がしました。
まぁほぼ気にするレベルではないですけど・・・。

それでも競技的な走行時のABS無しの恩恵はでかいですね。メリットばっかり。
ノーマルタイヤは滑りやすいですが、若干滑ってもコントロールしながら走れます。

ヒューズを元に戻せば元の仕様に戻る

当然ながらヒューズを抜いたからと言って故障が出るとかブレーキの効きが悪くなるとか不具合が起きるとかそういうものはない。

なので競技走行時にのみ外して、終わったら付けるという作業になると思います。
※そのまま公道は乗らないように。

まとめ

ZX-25R
いかがだったでしょうか。

ヒューズを抜くだけでうっとおしいABSから解放されます。
車輪ロックには注意しなければいけませんが、今までそれで来たから自分にとっては普通なんですけどね。

今はABSの独特な挙動に慣れないといけない時代になりました。
今後、日本で売られる新車にはABSが義務化になっている事もあって、避けては通れない道でしょう。

ただ、ABSに頼った乗り方をしてしまうと事故を起こす危険があるので、そこはABS非搭載車と同じように乗らないといけないのかなと思います。

今回はとりあえずインプレは抜きにして、ヒューズを抜くだけでABSキャンセルしましたよと言うブログで終わらせたいと思います。

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