【CBR400RR(NC29)レストア】其3:エンジン不調?キャブの同調と組付け、ブレーキのエア抜きの注意点など
CBR400RRのレストア?修理記事を小分けにして書いていってます。初見からキャブのオーバーホール、スプロケやハンドルを交換して今ここです。
ハンドルやスプロケは適当に付けても間違いようがないですが、やはりブレーキ周りが今回もてこずりました。
今回は仕上げ編という事で組み立てから行ってみたいと思います。
関連ページ:その1 キャブのオーバーホール編
関連ページ:その2 アップハン化、チェーンコンバート編
消耗品の交換
色々組み立てたが、肝心のエンジンの調子を見るためにしなければいけない事がまだたくさんある。
- エンジンオイル交換
- バッテリー交換
- 冷却水交換
- プラグ交換
- タイヤ交換

バッテリーも上がっていたので当然の如く交換。
しかもめちゃくちゃ安いチャンコラ製の物だが特に不具合は起こっていない。
正規品よりも耐久性は悪いだろう。5年以上もつバッテリーではないが十分。
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プラグ交換

中古車で点検したい部分の一つでもあるプラグ。
もちろん今回も新品に交換した。
キャブ車にはイリジウムプラグは御法度(というか適さないだけ?)らしい。
その後のキャブセッティングなどで交換頻度も多いので、価格の安いプラグに越したことはない。
そこで普通のよくあるプラグがセオリーということになる。
※VTRと同じなので買いだめしておいてちょうど間に合いました。
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プラグコードがパワーケーブル(社外品)に換わっているのだが、プラグのターミナル部分に専用のアダプター(ターミナルナット)を取付を忘れてしまい、後々大変なことになったのだ。
CBR400RRエンジンをかける!

プラグも換えた。エンジンオイルと冷却水も交換して、一通り組みあがったのでエンジンをかけることに。
セルを回す。「キュキュキュキュキュ・・・…ボボッ!・・」
火が入ったと思ったら今度はアイドル回転数がめちゃくちゃ高い!これはまずいという事ですぐエンジンを切り原因を探ってみる。
僕は二次エアを吸っているんじゃないかと疑ったがそうじゃなかった。(下で動画載せてます)
キャブの同調調整

知り合いのアドバイスで「もしかしたら同調スクリュー、狂ってない?」ということで思い返してみる。
そういえばバラす時に同調スクリュー(+ネジ)を外して、適当に元に戻した記憶が・・・

念のためインマニにバキュームゲージ(負圧計)を繋いでみる。
すると4番の負圧(写真一番下)が特に狂っていた。まぁ全体的にむちゃくちゃ狂っているのだが、、、
要はスロットルのバタフライが開きすぎていたのだ。
これではまともにアイドリングしないのもうなずける。

同調調整は1-2、3-4、2-3という順番で調整していく。
ちょっとでもずれていたら最初に戻る、という感じで繰り返す。(写真では合ってないな)
【同調調整|YouTube】
ひととおり組み立てて同調を取っているところの動画。
途中バタフライが異常に開いたりしていたのを全て合わすと普通にアイドルするようになった。
さて、あとは走れるようにくみ上げるだけ。
走行前の最終組み立て

エンジンがちゃんと吹けることが分かったので、試走するために最終仕上げをやっていく。
組付けという事でブレーキは当然エア抜きが必要になる。
エア抜きを確実にやっておかないと最悪大事故につながるので慎重に。
本来はバイク屋さんに修理依頼をしましょう。(ノウハウがあり慣れているならその限りではないが。)
僕もバイク屋さんに診てもらいながら作業を進めた。

最初はブレーキフルード自体出てこないので『真空引きポンプ』で強制的にブレーキフルードを引っ張ってくる必要がある。
これはエアツールですが手動式もあるのかな?
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以前、注射器でやってたこともあったが、オーバーホール以外でもブレーキ(クラッチ)マスターを変える時の必須アイテムだろう。
フルード漏れにも気を配る

前回の記事でも言ったが、無名メーカーのブレーキラインにしたところ、締め付けが甘かったせいか、バンジョーとジョイント部分の間からブレーキフルードが漏れてきていた。くみ上げてしばらくしてもやっぱり滲んできている。。
隙間からエアを噛んでしまってもダメなのでブレーキ周りはケチらず、ACTIVE製や大手メーカーの物を選ぶ方がいい。
ちなみに、アルミバンジョー取り付けにはアルミワッシャーを使わなければいけないことを後で知った。(銅ワッシャーで行けると思ったが若干密着性が悪くてアルミを買いなおしたという。)
エアクリーナーボックスの取り付け

写真のサブエアクリーナというキャブにつながる部分のフィルターが腐ってボロボロだったので、汎用のフィルターを切って代用した。

汚いがエアクリーナーボックスの中は虫の卵と蜘蛛の巣でひどいことになっていた・・・
これでどれだけ放置していたかがよくわかるであろう。

エアクリボックスにもインシュレーターみたいなゴム製ジョイントがついているのだが、ここの間も腐食か劣化で見るも無残な状態。
ネジも錆びてはいるが動くのでとりあえずそのまま取り付けした。

エアクリーナーボックスを取り付けてその上からタンクを載せてしまえば、ほぼほぼ完成。
ホコリで汚かったのでとりあえず水拭きしてみたら、とりあえずはマシにはなったが・・・つやがない。
これは前オーナーがラインを引いてのオリジナル自家塗装らしい。
オークションで塗装済み古エアロが売っているのでそれを付けるのもありかな?
まとめ

いかがだったでしょうか。その3、組付け編は完結です。
そんなこんなで走れるようにはなったので試乗~ジムカーナ走行です。
この記事を書いている時はもうバリバリと走れるようにはなったのですが、まだまだやることはたくさん残っています。
後にフロントフォークのオーバーホールやギア比の調整、バンパー取り付けなどをやりました。
次回は、走行動画やその他まとめ的に記事を書いていけたらなと思います。
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