【マスツーのペース配分】初心者は遅い?速い人が偉い?着いて行けない理由
こんにちわ、紫摩(しま)です。
バイクを買ってソロツーの楽しさを知ってずっとやっている人でも、ことマスツーリングの経験がほとんどないという方も多いのではないでしょうか。
僕自身も3~4人程度の少人数なら何度かありますが、大勢のグループに混ざって走ることはめったにないです。
そんなツーリング初心者さんはマスツーに参加することはとてもワクワクする反面、迷惑をかけないかな…と不安でもあるのです。
今回、たまたまマスツーに参加する機会がありましたので、僕の考えなどを忘れないうちにまとめておきます。
マスツーリングのルール
マスツー=マスツーリング。
だいたい6人以上?のメンバーが集まって観光地に行ったりおいしいものを求めて移動したり、撮影したりという目的でバイクを走らせます。
楽しみというのは人それぞれなので一概には言えませんが、バイクを並べてワイワイ話す事だったり、山道などのワインディングロードを走る事が楽しみだったり、食事で交流する楽しみなど。
でも楽しいだけじゃなく、集団行動なので結構気を遣わなければいけない状況も多いと思います。
千鳥走行とは
画僧引用元:ツーリング千鳥走行について
千鳥走行とはマスツーリングにおいてメジャーな走行隊形です。
ベテランと初心者を交互に配置してペースを均等化して寸断されても目的地まで行くことができるというスタイル。
これで、安全快適に走れる順番と言われています。
ここでいくつか注意点もあるような気がしています。(勝手な意見)
初心者のペースに合わすというルール
よく言われているのが“ペースを初心者や不慣れな人に合わす”というもの。
しかし現実はそうじゃないこともあります。
パワーがあるバイクは速いし、ローパワーなバイクは遅い。
ツーリングでは山道を飛ばすことが目的と言う人も少なくないです。
実際問題、ペース配分にも限界があります。
初心者じゃなくても安全運転を重視する人も当然ながらペースが遅めなので間隔は広がり続けます。
全ての人に速度やペースを合わすなんて不可能に近いと思いました。
マイペースでいいよという暗黙の了解
「みんな遅い人にペースを合わすから大丈夫」「のんびり走れば大丈夫」「マイペースで…」なんて言葉を聞いたことはないでしょうか。
ここで初心者は勘違いしちゃうのですが、基本的にはペースが速いことが前提です。着いて来られるならそれでOKという流れが多いように感じました。
僕が参加したグループでゆっくり安全運転をモットーとしている所は無かったです。
速く飛ばす人が偉くて、遅い人は相手にされないというのは強く感じました。
初心者が着いて行けない理由
僕自身がそうなのですが、ツーリング初心者は正しい走行ペースが分かりません。
経験者やベテランに着いて行くことすら困難なことが多いです。
よく「ツーリング楽しいよ、おいでよ」「まったりゆっくり走るから大丈夫」なんて耳にした経験はないでしょうか。
でも結局ふたを開けてみればペースに差が出てしまって、待って~って思うシーンばっかりです。
そんな理由をいくつか考えてみました。
交通法規を守るか否か
上級者が言う『ゆっくり』と初心者の思っている『ゆっくり』ではちょっと感覚が違う気がしました。
走行スピードと言うよりも交通法規をどこまで守るかという所に差が出てきます。
正直なところ、どのグループを見ても交通法規やマナーを守ってツーリングしてる人はほとんどいないと感じました。
- 一旦停止や黄色信号で止まらない
- 赤信号でも突っ込む
- 山道では当然飛ばす
- 見通し悪くても飛ばす
- すり抜け、ベタ付け
などなど。
真面目に交通法規を守って安全運転すれば当然ながら走行ペースは遅くなりがちです。
逆にすり抜けて飛ばして一気に行く人に着いて行けるはずもありません。
それで「初心者はペースが遅い…」とか言うのはちょっと違うのではないでしょうか。
単純にバイクの違いで差が開く
ワインディングロードの上り坂で差が開くことが多いです。
ハイパワーバイクに乗っている上級者は山道などを流して走りたいので、スピードを上げる傾向にあります。(それでものんびりペース?)
逆に攻めている感覚になるのは小排気量側(初心者)の方ではないでしょうか。
必死にアクセルを開けて突っ込んで離れないように必死です。なので事故をしちゃいます。
そして遅い人にペースを合わせるときに左手を降ろして「ダルい」アピールするのもどうかと思いました。
走るのが遅いと遅いと迷惑がかかる
結局のところ、“走るのが遅いと、周りに迷惑をかけてしまう”という事を感じました。
それは先導側にも迷惑をかけますし後続側にも同じく迷惑をかけてしまいます。
例えば見通しが悪く、多段階停止をしないとちょっと危険そうなところでは、2回目の停止時に後続車に追突されそうになりました。
そりゃうまい人は停まらずにパパっと確認して走れますが、そうじゃない人もいるし安全第一主義の人もいる。
そして路肩で待ってもらっているのを見た瞬間「あー自分のせいで待たせてしまった…」と罪悪感を感じるのは当然。
だからもう他の人はさっさと目的地に行ってもらって、後からのんびり行く方がいくらか気が楽です。
経験者の皆さんが思うよりも、初心者は何倍も気を遣っています。そして楽しめてないです。
まとめ
2、3人程度の少人数ツーリングならまだいいですが、大勢になるとどうしてもペースが合わないことはしょうがないです。
今回、遅い人や慣れていない人を先頭付近に走らせて、速い人は後ろから着いて行くパターンと言うのものがありました。
なるほどなと思いました。
それだと後ろはもう遅いのはわかっているのか、意外と気を遣う事もなくすんなり走れた気がします。
千鳥走行が必ずしも完璧に機能するとは限りませんし、事故が起こる可能性も無きにしも非ず。
速い人が悪いのでもないし、遅い人が悪いのでもない。
なので、峠道を飛ばしたい人は先に行ってもらって、現地で待ち合わせと言う方がいくらか合理的かもしれません。
予め3、4人程度の少人数グループに分けるというのも手。
僕も遅いのであまり好んでマスツーリングには行かないです。これからもそれは変わらないと思います。
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記事を拝見させていただき気持ちが楽になりました。私は50歳男性で、30歳くらいからバイクに乗り始め一向に速く走れず、いくつものツーリングクラブから距離(←ツーロングだけにウマイ)をおかれてきました。1週間ほどまえに一念発起で14台の125cc限定の中に250CCで仲間にいれてもらいみごと撃沈されました。彼等にしてみれば125ccで250ccをみんなで撃沈したみたいな気持ちになったのでしょう。私は遅いことにかんして謝らず、殺伐とした空気の中、ツーリングを終えました。事故らなかった事が勝利だと思ってます。