デジカメに勝てる!スマホカメラで綺麗な写真が撮れる4つのコツ!一眼レフユーザーがオススメする撮り方
公開日:
:
最終更新日:2015/06/26
カメラ、写真をメインの記事 , 撮影テクニック, 比較・検証系(雑学系) スマホ, デジカメ
皆さんは写真はスマホ派ですか?デジカメ派ですか?
『スマホでデジカメに負けないような綺麗な写真を撮りたい!』
ありきたりな設定の説明よりも手っ取り早く綺麗に撮れるようなポイントを紹介したいと思います。
- 構図を考える
- ピクチャーエフェクトを使ってごまかす
- 近距離撮影に特化させる
- 画像編集を覚える
※SNSにアップするだけのそこそこのクオリティしか求めていない人は読まなくても大丈夫です。
スマホ撮影の弱点とデメリット
綺麗に撮りたければスマホカメラの苦手な部分を知っておく必要があります。
- 撮影しにくい
- 描写力に劣る
- 光の弱い時に弱い
- ズームが使えない
- 起動が遅い
- 動きものの撮影が苦手
スマホカメラのデメリットは、センサーサイズが小さい事による画質の低さと操作性が悪いこと。
動きものにも弱いので静物撮影に偏る傾向があります。
スマホは撮影がしにくいカメラ
やっぱりボタンが少ないスマホはデジカメの機能性には到底及ばないかもしれません。
それを言えばどんな機種にも当てはまりますが、撮影しやすい、操作しやすいっていうのは仕事効率にすごく関係してきます。
僕がカメラを選ぶ基準は超絶描写よりも操作性を重視するほど。
使えないズーム機能
スマホはズームに置いてもデジタルズーム一本のみ。(台湾にはZenFone Zoomという光学3倍ズームができるアンドロイドがあるらしいが)
デジタルズームとは“画像を切り取って大きく見せる機能”で、ノイズや画素も拡大され、画質も粗くなります。
光学ズームとはその逆でレンズの位置(長さ)を変えて物理的に物を大きく写すというもの。
画
Nikon1 J5での撮影
スマホは薄さとの兼ね合いもあるのでレンズ枚数をそこまで増やせないのでしょう。
ズーム機能自体はあまり重要ではないにしろ、無いととても不便で画作りが単調化してしまいます。
光学ズームが搭載されたスマホもこの先出てくることに期待。
風景写真はどうしてもデジカメの圧勝と言わざるを得ませんね…
センサーサイズが小さいため暗所に弱い
スマホのイメージセンサーサイズはコンデジの1/2.3型より小さい1/3型というものを使用していることが多く、描写力や画質の限界値が低いことが言えます。
※誤解を恐れずに言うと“センサーサイズは大きいほど高画質”なのです。
当然、光の弱い場所でどれだけ認識できるかという部分にも関係してくるわけ。
ISOという『感度』を上げて光を増幅すればいいのですが、その分ノイズも増幅されるので荒れた画像、輪郭が不鮮明な画像になってしまうのです。
Nikon1 J5での撮影
花火撮影や夜景などを撮影したい時に「うまく撮れない!」ってことないですか?
イメージセンサーサイズの大きさってカメラにとっては結構大事なのです。
スマホが夜間に弱いという理由がお分かりいただけましたでしょうか。
関連記事:コンデジと一眼レフの違い!背景ボケはセンサーサイズで決まる2つの理由!|mysimasima
スマホカメラのいいところとメリット
さて、デメリットばかりでデジカメの足元にも及ばない感じがプンプンのスマホカメラにももちろんいいところがあります。
- すぐにSNSに投稿、共有できる
- 軽くて持ち運びが便利
- 撮りたい時にすぐ取り出せる
僕が思うスマホカメラのメリットは上記の3点。
特に“SNSにすぐアップできる”というのが一番の強みかなと思います。
アンドロイド付きのデジカメ
デジカメはWi-Fiが付いたとはいえスマホのようにネット上と連携できる機種が少ないのが現状。
クールピクスS800cのようにアンドロイドを搭載したデジカメも出ていますがまだまだ発展途上です。
意外にきれいに撮れるスマホ
「スマホがきれいに撮れるからデジカメは必要ない」というのは僕も全否定はしません。
確かにスマホカメラの解像感や描写力など、一昔前のコンデジと同等レベルに高くなってきているのは事実。
ただ、昼間の近距離撮影のみに限定されるという条件付きですが十分きれいなレベルかなと思います。
Nikon1 J5での撮影
- WB:曇天
- 絞り:F/4.5
- SS:1/250
ミラーレスですが一応コンデジという事で比較画像とします。
J5のセンサーサイズは1型。
キットレンズとはいえさすがの描写力です。
曇天モードで撮ると黄色い花の色味がうまく出てくれます。
スマホでの撮影
- WB:曇天
- 絞り:F/2.4
- SS:1/125
お!?“色み”こそ違うものの、画質という点でいえば十分という感じ。
デジカメと比べてもほとんど分からないレベルではないでしょうか。
被写体との距離が近い近距離撮影なら背景ボケもでき、画質の低下も抑えられるのでオススメです。
ソニーのイメージセンサーってすごいの?
ソニーのイメージセンサーは「エクスモアRS」という名の裏面照射CMOSを搭載している事で、高感度で高解像の写真が撮れるらしい。
スマホの画質を馬鹿にする風潮がありますが、それは一昔前の携帯カメラの話であって、今は全然違う。
ブログで使用する写真ではもうデジカメと大差ないほどまでにセンサーも進化しているということなのでしょう。
参考:SONY
スマホでうまく撮る方法
デジカメに負けたくない!スマホでもきれいに撮れる方法やコツはいくつかあります。
当たり前のようなコツじゃなく、スマホユーザーならではの面白い画作りを生かせるテクの一部を紹介していきますね。
- 構図を考える
- ピクチャーエフェクトを使ってごまかす
- 近距離撮影に特化させる
- 画像編集を覚える
画質でデジカメに勝てないのなら、撮り方を変えて攻めるしかないのです。
うまく見せるには構図にこだわれ
迫力ある構図や面白みが出る構図など、画質では語れない部分勝負すればいいんです。
カメラの種類は関係ないのですが、構図にはいろいろと法則があります。
3分割構図に代表される『被写体を中央から外す』という事から始めてみましょう。
関連記事:日の丸構図からの卒業!一瞬でプロっぽく撮れるコツ|mysimasima
森に出かけたときに下ばかりうつむいてばかりいないで、上を見上げてみると面白い画が撮れます。
あえて白っぽく輝く日差しを撮るのもいいかもしれませんね。
ピクチャーエフェクトやおまけ機能で撮る
カメラアプリによっても異なりますが、ピクチャーエフェクトとはモノクロカラーに代表される仕上がり具合を変える機能の事。
普通にコンデジにもエフェクトオプションはありますが、たまにはこういう撮り方もいいかもしれません。
腕とかいう以前に完全にカメラ任せです。
なんだかおもしろいので、たまにはスマホのピクチャーエフェクトで遊んでみてください。
スマホならこんなパノラマ撮影も簡単に出来ちゃう!
でもエフェクトばかり使って撮っていると「素人だね」とすぐ見破られてしまうので程々に。
近距離撮影なら画質劣化が少ない
「スマホがきれいに撮れる」というイメージを付けたのも近距離撮影での画質の良さではないでしょうか?
このくらいの近距離~マクロ撮影では遠景と違い、綺麗に見えたりもするのです。
スマホやコンデジは近距離まで寄れるレンズを搭載しているのでマクロ撮影も十分にきれいに撮れます。
ドアップで撮ると背景ボケなども作りやすいので、こういった近距離をメインに撮っていくのがいいかもしれません。
画像編集でスマホで撮ったと思わせない
プロカメラマンの多くは撮った写真をそのまま出すことはほとんどありません。
というのも、実際の見た目に撮れていいこともあれば物足りなく感じることも多いはず。
写真なんて綺麗に見せてナンボ。
じゃなければホワイトバランスやピクチャーコントロールなんて必要ないはず。
もみじや夕焼けのイメージって『紅』ですよね?
普通にカメラで撮ると勝手に補正されてくすんだり色味が弱くなったりしてしまうのです。
※特に曇りや雨の日なんかそのままで撮ると鮮やかさが死にます。
そこで赤を持ち上げると見た目以上に綺麗になるのです。
ニコンの写真編集ソフトが使いやすい
明るくも暗くもできる、シャドーの部分だけ明るくする、などニコンの写真加工用ソフト『ViewNX2』は旧製品ですがとても使いやすい。
RAW現像ならCapture NX-Dを使っています。
“写真をよりよく見せる”という意味でも画像編集/加工はどんどんやっていっていいと思います。
「どうせ編集したんだろ?」と言われたら、「写メじゃなく作品に仕上げているんだ」と言ってやりましょう。
スマホでもデジカメ並に撮れる
まとめでございます。
デジカメ並みに綺麗に撮れるスマホカメラ。
- 構図
- 設定を駆使する
- 近距離撮影
- 画像編集
スマホできれいに撮りたい方にコツとして紹介しました。
さすがに風景写真や暗い場所での撮影、ポートレートなどは苦手で、そういう撮影はコンデジや一眼レフに分があります。
スマホはイメージセンサーのサイズが小さいので画質の上限が低いのですが、カメラマンがうまく見せることはいくらでも可能です。
以上、スマホカメラで綺麗に見せる写真の撮り方のコツでした!
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