梅雨のバイク保管注意点『サビが出やすい部分』湿気や水分はこまめに飛ばす事
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バイク, 比較・検証系(雑学系)
こんにちわ、紫摩です。
梅雨の時のバイクの保管方法という事で僕の分かる範囲で紹介します。
乗らない時間が長いとバイクは傷みます。
そして錆が一番の大敵。
それを最低限抑えることができれば長持ちしてまた綺麗な状態で乗ることもできます。
梅雨時期の バイクで錆びやすい部分
あります。
鉄の中でもよく稼働する部分、外気にさらされている部分、皮膜処理(メッキ等)されていない部分などが上げられます。
チェーンのサビ
グリスに汚れが溜まって真っ黒になっていませんか?
ここが綺麗だと『あーちゃんとメンテしてるなぁ』って思います。
ということは逆に言えばチェーンは放置するとサビやすい部分でもあります。
油が付いていればすぐ錆びて固着するという事はまず無いですが、梅雨時期の湿気が多い時や雨ざらし駐輪はその限りではないです。
プレートの表面が錆びたり、リンク部分やローラー部分に錆が浮いていることがあります。
注油を全くしないバイクはチェーンがさび付いて最悪切れたりしますので注意。
【対処法】
これは表面だけの問題なので、また晴れた日にチェーン清掃すれば取れるものが多い。
動きが悪くなったり古いものは、新しいチェーンに交換しよう。
ブレーキディスクのサビ
ここは鉄がむき出しと言う理由とブレーキパッドの粉が付着していてそれが錆のもとになるという原因もあります。
【対処法】
ディスクはさびやすいですが何も対策しなくても問題なし。
短期間(数か月程度)で有れば普通にブレーキをかけていれば取れるし制動力も元通りになる。
ブレーキキャリパーのサビ
キャリパーにさびやすい部分と言えばパッドとピストン部分。
特に厄介なのがピストンで、ここが錆びてしまうとブレーキに悪影響を及ぼします。
梅雨に限らずブレーキダストなどの汚れを放置していたりするとどんどん腐食していきますので、こまめな洗車が必要です。
パッドの接触している部分も同じですが、こちらは特に対策しなくていいです。
ただ数年放置すると錆が進行し、ブレーキが引きずるなどの悪影響が出ます。
日ごろから適度なメンテナンスは必要です。
ブレーキフルードが出てくる“ニップル”と言う部分もさびやすいです。
フルードが滲んでいたり付着していると劣化して結晶化して固着してしまいます。
見ての通りニップルが錆び錆びです。外側は問題は無いですが、中が詰まるとブレーキのエア抜きができなくなります。
【対処法】
こまめな洗車と水分をよく拭き取る事。
ニップルのキャップが外れている場合はきちんと取り付ける。
錆びたり腐食したものはバイク屋さんで交換してもらうとよい。
後付けアクセサリーの配線
純正の配線は防水処理がきちんと施されているのでよっぽどのことが無ければ雨がかかっても大丈夫。
ただし後付けでウインカーやUSB電源などの配線加工した車両は注意が必要。
配線に雨や湿気が溜まると劣化したりショートすることがあります。
そして電装系のトラブルは目に見えないので、故障すると厄介です。
【対処法】
きちんと絶縁テープや伸縮チューブを巻くなどの防水処理をする、バイクカバーをかける。
水がかかった場合は拭き取ったりエアブローを心掛ける。
社外ブレーキレバーの各部
自分が着けているゲイルスピードのピボット部分やニップル部分は鉄なので錆びやすいです。
注油やこまめなエアブローなどのメンテナンスが必要です。ピストンの部分や可動部分のグリスアップなども然り。
社外パーツをいい状態で使うにはそれなりに細かい気配りが大切。
これが純正レバーでも同じ。
梅雨じゃなくてもピボット部分やピストンにグリスアップはこまめに行いましょう。
【対処法】
可動部分のこまめな注油。水分を飛ばす。
サスペンション可動部
フロントフォークはメッキ加工してありますのですぐ錆が浮くことは稀です。
しかも動いている部分は錆ません。
リアサスの可動部分も同じ。
さびにくくはなっていますが、ここに砂や汚れが溜まっていくとそのうち傷がついて錆が出たりします。
そしてひどいものはオーバーホールする必要ができてます。
ただ、それに安心して数年放置しているとひどいことになります。
これは梅雨時期の劣化や錆付とは関係ないので飛ばしましょう。
【対処法】
水分はこまめに拭き取ること。
ただ、梅雨時期にすぐ錆びてしまう物ではない。
中古バイクの場合、ひどい車両はオーバーホールに出そう。
まとめ
梅雨時期は湿気が大敵です。
バイクカバーをしていて雨対策はばっちりでも中で湿気が溜まります。
放置車両の場合は『ガソリンは満タン』が基本です。
すぐ水分が溜まるというのは無いらしいですが、下手なリスクは避けたいもの。
- 各部の水分は拭き取ったりエアブローする
- ブレーキ周りは劣化しやすい
- すぐ錆びつくことはない
- たまには乗ってあげる
- こまめなメンテが長持ちの秘訣
梅雨で今すぐ錆びつくということはないのでご安心を。
ただ湿気がバイクの劣化を早めることには変わりないので、メンテや日常点検は確実に。
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