撮影ブースは簡単に自作できる!背景紙やライトを使って売れる商品写真に!
公開日:
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最終更新日:2016/04/26
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こんにちわ紫摩(しま)です!
フィギュアやネット商品の写真を撮るときにもっときれいに見せられたらいいのになと思うことも多いでしょう。
そんなときに試してほしいのがオリジナル撮影ブースを作って写真を撮ってみる事。
ちょっと敷居が高そうな撮影キットを、しかもお安くDIYしてみようということで紹介です。
撮影ブースを自作してみよう!
何事にもチャレンジということでまず準備物をそろえていきましょうか。
背景紙
まず兎にも角にも必要になってくるのが背景紙。
商品撮影やメインの被写体を生かすためには余計なものを極力フレームに入れない工夫をするだけで写真は見違えるように変わるものです。
そこで背景紙を使用することでフラットな、主人公だけの世界を作れます。
文具店で売っている紙でOK
これは文具生活(文具店)で買った“雪白色上質紙”という紙で真っ白な紙。
白を越えて青白いかもしれません。
商品(物)がはみ出ないようにするためには最低でも四つ切サイズ以上が好ましいです。
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背景紙の種類
主にケント紙や上質紙といった白ベースの紙や特殊な撮影用にシルクや木綿などの布があります。
その他、アクリル板や石膏ボードなど多種多様に使ってみても面白いかもしれません。
要は、ごちゃごちゃした室内を隠して商品を引き立たせる背景に使う紙といいましょうかね。
背景紙の使用と、そうでないものの違い
季節は終わりましたが、ハロウィーングッズ撮影。
こちらは背景紙無しで普通にテーブルの上で撮った写真。
こちらが背景紙を使って撮った写真。
もちろん照明を使ってのライトアップも含めています。
並べてみると一目瞭然ですね。僕は何も難しいことはやっていません。
ただ背景紙の上に乗せて写真を撮っただけなのにこれほどまでに被写体が引き立つなんて知りませんでした。(まぁホワイトバランスが悪いですが…)
背景紙のセッティング
僕はホームセンターに激安で売っている室内用選択物干しスタンドがちょうどいい具合にあったのでそれに洗濯バサミとS字フックを使って吊るしています。
しかし、準備が大変なのです。いちいち持ってきてセットしてデカイ紙を吊るして・・・
背景紙ミニスタンド
小物撮影は基本的にこういう専用ミニスタンドでやるのがメジャーかと思われます。
別に大掛かりな物干しスタンドを買わなくてもフィギュアとかならこれ十分。
幅と高さも結構あるので中程度の物まで撮影できます。
箱型ボックス
箱型の撮影キット。これはかなり小さく簡易的なものです。
折りたためて場所もとらないのですが、これのデメリットは大きなものも撮りたい場合の汎用性がないのが正直キツイので、小物撮影専用と割り切ったほうがいいかもしれません。
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S字フックと洗濯バサミの使用の理由
さて、話を元に戻します。
背景紙を洗濯ばさみで固定するのですが、これを使うのには安いというのと手に入りやすいという理由があります。
洗濯バサミでも普通のクリップでも挟めれば何でもいいのですがプラスチック製の“押さえる面積が広い”ものが紙を傷めず安定しておすすめです。
照明(ライト)のセッティング
さて、次は撮影には欠かせない照明器具のセッティングです。
僕の場合はギター用スタンド¥780を無理やり使っての取り付け。
※手前からと横方向に便利ですが上面からはちょっとキツイ
代用できるものといえば扇風機とか何でもいいので工夫してみましょう。
先ほどのオリジナルスタンド(洗濯物干し)の上側のバーにクリップで挟んでセッティング。
こちらは上方向からの照明の場合に使用できます。用途に応じて使い分けましょう。
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僕はアイリスオーヤマのクリップ式ワークライトを使っています。
ここまで用意できれば後は撮るだけです。
ホワイトバランスに注意!
ホワイトバランスとは色調の補正のことで“白色をきちんと白色に見せる”という場合に設定を変えます。
その他にもあえてカラーフィルター代わりに使うという応用もできます。
WB(ホワイトバランス)設定
下はニコンD5300で室内(蛍光灯下)で撮った撮影を比べてみました。
WBモード設定の違いです。
オート
オートはホワイトバランスの原理が分からない方、めんどくさい方、天気が微妙な時など結構オールマイティですが、写真のように設定が狂って出てくる場合があります。
電球
白熱球みたいなオレンジっぽい電球使用時に使います。全体が青っぽく補正されるのでイメージが変わります。
蛍光灯
蛍光灯使用時に使うモード。室内で撮るなら今回はこれが適正補正になります。
小物撮影では結構重要。
太陽光
屋外での使用時に適正補正になるようなモード。
室内ではちょっと黄色っぽくなります。
フラッシュ
フラッシュを使った際に適正WBになるように補正されます。
通常はあまり使いません。
曇天
天気が悪い日は彩度が落ちて青っぽく見えるので曇天モードでアンバーな色みに補正します。
これは温かいイメージ作りにとても便利で、僕もよく使います。
晴天日陰
晴天日陰はさらに赤みをプラスして補正してくれます。
光源以外のモードを使うとカラーフィルター代わりに使えます。
ホワイトバランスで仕上がりを変える
WB設定だけで結構違いがでます。
オートがベストっぽいですが、部屋の照明とライトアップの関係でどうしても若干ずれている場合もあります。
そういう場合にはマニュアル+グリッド調整で設定します。
蛍光灯モードでの撮影
蛍光灯下で撮る場合に使用します。アルミのクールな感じで撮れていますね。
しかし白色というよりはグレーになっております。
昼白色モードで補正
蛍光灯の中でも昼白色モードというモードもあり今回はこれが実際の色味に近い感じに仕上がりました。
白っぽい画像はオートで暗く補正されるので撮影前に明るさを上げてから撮るといい具合になります。
料理撮影
ホワイトバランスは結構重要でありながら実は決まりやルールが無いのも事実。
昼白色で撮影
こちらは見た目に近い色味で撮れた写真。リアル感がある反面あまりおいしそうには見えない気もしなくはない?どちらかというと暖色系・・あったかい感じでほっこりします。これはこれでアリかな。
料理モード(シーン別オート)での撮影
こちらはもうオートにお任せしての撮影。
やはり専用モードだけあって白くピュアな感じで撮れました。
同じ写真でも(構図は違うが)おいしそうに見えます。
まとめ
商品撮影、小物撮影を今まで適当に取っていたのですが、少しのセットでここまで仕上がりに違いが出るなんて思ってもいませんでした。
これはデジタル一眼レフだからきれいとかいう問題ではなく、「どういう構図にするか」「どこにピントを合わすか」「明るさは」「ホワイトバランスは」などといったカメラ性能では語れないようなものも結構重要だと感じました。
というわけで、今回は自作で撮影ブースを作る紹介記事でした!
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>簡単3ステップのカメラ上達講座
>撮るだけフォトブック
>【いい旅日記】
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Comment
撮影スタンドの応用参考になりました。
コメントありがとうございます。
ちょっと乱雑に書いていますが参考になりましたでしょうか^^;
大物と小物、僕もいろいろとブースは使い分けて撮っています。
勉強します。
コメントありがとうございます。
僕もいろいろと勉強しないといけません^^;
日々成長です。
[…] 撮影ブースは簡単に自作できる!背景紙やライトを使って売れる商品写真に! | mysimasima […]
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