*

バイクが立ちゴケしやすい理由と3つの原因!VFR800Fで転倒させないための取り回しのコツ

公開日: : バイク, ライテク系

VFR800F バンパー  転倒
こんにちわ、紫摩です。

vfr800fでGoogle検索するとその後の候補に挙がってくるのが、『不人気、生産終了、新型、最高速、パニアケース』・・・などです。

その中に立ちゴケという項目まで出てきます。

そんなに立ちゴケする?って思いながら開いてみると意外や意外、かなりの多くのVFR乗りが立ちゴケ経験があるそうです

そこでなんでそんなにこけるのかいろいろ仮説を立てて、原因と対策を考えてみました。

※足つきが悪いっていう話は割愛します。

SPONSORED LINK

バイクが立ちゴケする原因

TNT125 リアブレーキ 転倒
まずそもそも、なんで立ちゴケが起こると思いますか?
足が届かなくてふらっと倒してしまう以外に何か原因があるとしたら気になりませんか?

答えは

バイクが推進力を失ったから

です。

・・・は!?

と言いたくなる気持ちはわかります。
説明しますのでちょっと待ってください。

じゃぁ逆にこけない原因は何だと言われたら、“バイクが自らバランスをとっているから”という答えになります。

この原理原則を知っておくだけでかなり対策できます。

バイクが推進力を失うとどうなる?

ここで言いたいのはライダーの技量は立ちゴケにあまり関係してないことです。

バイクが推進力を失うと倒れる、ただそれだけです。

  • 推進力があるとバイクは起き上がる
  • 重力に負けると倒れる

このどっちかです。
推進力とはアクセルを開け続けたりトルクをかけたりして前に進んでいく力のこと。
重力に負けると倒れるのは言わずもがななので割愛します。

立ちゴケ対策として挙げられるのは以下の通り。

  • 立ちごけしない方法
  • バンクさせない事
  • エンストさせない事
  • 止まらない事

です。
こけない走りをしたいなら止まらずバイクを立てて走っていきましょう。

推進力を失って立ちごけする3つの要因

バイク 転倒

  1. クラッチを切りすぎる
  2. アクセル不足でエンスト
  3. フロントブレーキをかける

今回は低速走行時のお話をします。

こちらで転倒する瞬間を撮っていますので参考までにどうぞ。

クラッチを切りすぎる

まず低速走行で一番のコケる原因がこれ。

クラッチを切りすぎることです。

確かに低速になるとエンジン回転数が低くなりすぎてガクガクして最悪エンスト(エンジンストール:止まってしまう事)します。
このエンストを恐れて半クラッチするのは当たり前ですが、その調節具合を間違えるとあっという間にこけます。

半クラッチ位置で調整します。
その時に指をかけて1㎜引くだけで十分です。

逆にそれ以上クラッチを切ってしまうと、今度はエンジンの力(トルク)が適切にタイヤに届けられません。

そして、バイクを押す力がなくなって、グワァァァァン!!と轟音をとどろかせてガシャーンと倒すのが目に見えてます。

アクセル不足でエンスト

エンストが怖いのは先ほども言いましたが、エンストする原因もあります。

それはアクセル開度不足です。

なぜアクセルを開けられないか。

  • 前に進んで曲がらないから

ではないですか?
前に進んでしまうと壁にぶつかったり大回りになったり道から外れてしまったり。

そこで重要になってくるのがリアブレーキです。(下記記載)

フロントブレーキをかける

立ちごけ バイク 転倒 VTR
低速旋回でフロントブレーキをかけるのはご法度です。

ジムカーナのような高スピードからの急旋回をするならフロントブレーキで強い減速が必要ですが、街乗りのようなシーンでは使うとダメです。

その理由は減速が強すぎて、バイクが止まってしまうから。です。

冒頭にもお話した『推進力を失う』につながります。
バイクが倒れる原因は推進力よりも重力が勝った時です。

かけるならリアブレーキです。

立ちゴケせずUターンや小旋回をする方法

今回は長くなるのでざっと話します。

  1. リアブレーキを踏みながらアクセルを開ける
  2. 半クラッチは1㎜だけ引く。

難しいことは考えず、簡単にやるならこの二つでしょうか。
これだけで驚くほど上手に回れます。

詳しくはこちらの動画で説明しています。
リーンアウトとか体を捻るとかプッシングリーンなど、テクニックはたくさんありますが、簡単にできる方法を紹介しました。

SPONSORED LINK

関連記事

TNT125 フロントブレーキ キャリパー

ベネリTNT125のリアブレーキ(CBS)が最悪!安全補助装置だけど危険な理由

こんにちわ、紫摩です。 イタリアバイク、Benelli(ベネリ)TNT125というミニバイ

記事を読む

VTR250 バンパー SSB 転倒 ジムカーナ

VTR250転倒対策にSSBバンパーをオススメする理由とジムカーナでの効果

こんにちわ、紫摩(しま)です。 ジムカーナの必需品としてバンパー(エンジンガード)があります。

記事を読む

カラーコーン パイロン

バイクのジムカーナは難しい?初心者向け入門練習会を始めました!『しまトレ』競技じゃない体験コース

こんにちは、紫摩です。 初心者向けのバイク練習会と言うことで『しまトレ』というイベントを月

記事を読む

CBR400RR 車検 ユーザー車検 自分で車検

初めてのユーザー車検(バイク)初心者でも大丈夫?手順、金額、自分で陸運局へ持ち込む際に必要な書類と注意点

251cc以上のバイクを所有したいが車検がネックだ、維持費が…なんて気になって結局小型バイクで妥

記事を読む

フロントブレーキ

【大型自動二輪免許】急制動できない!失敗せずクリアする方法

こんにちわ、紫摩です。 この度、大型自動二輪免許取得にチャレンジしています。 その中で一

記事を読む

VFR800F ニーグリップパッド 自作

VFR800Fのニーグリップパッドを自作してみよう!(線画データ無料)作り方を紹介。滑り止めゴムシートを取り付け

こんにちは、紫摩です。 ニーグリップパッドってご存じですか?このページに来られたあなたは走

記事を読む

Uターン 目線 バイク

【バイクUターンのやり方と3つのコツ】 

こんにちわ、紫摩です。 僕のYouTubeチャンネルで好評だったUターン動画を記事にして書いて

記事を読む

ジムカーナ VTR MSGC

ジムカーナでうまくいかない『分かっているけどできない』考えて練習することの意味

こんにちわ、紫摩(しま)です。 ジムカーナ練習をしていてうまく行かないなと思った時、先輩ラ

記事を読む

CBR125R 突き出し量 フォーク

【フロントフォーク突き出し量調整】Uターンがやりやすく切れ込みも速いがメリットとデメリットがある

こんにちわしまです。 今回のCBR125R整備は『フロントフォークの突き出し量調整』です。ここ

記事を読む

バイク 排気量 違い 速い 遅い

Mjバイク主催!サンリゾート仁尾にて“うつらん会”という撮影イベントに参加して来た!

こんにちわ、しまです。 今回のLINEツーリングオフは、香川県の仁尾町にある“サンリゾート仁尾

記事を読む

スポンサードリンク

コメントを残す

スポンサードリンク

教習 ブレーキ ウィンカー
【道路交通法の真実】「ブレーキ踏む前にウィンカー出せ」は危険?教習指導員が徹底解説

SNSで定期的に話題になるフレーズがあります。 「ブレーキ踏

右折 危険
右折の「止まり方」で下手がバレる!?教習指導員が解説、実は違反だった待ち方と右折方法の3つのポイント

「右折って、なんか怖い…」その不安、実は“正解”です。 実は

845c1ba9-c9e7-44ff-81a5-f45a0680c90f
【左折で右車線は違反?】右折がイライラする交差点の優先ルールと本当に譲るべき場面とは

Threadsの投稿でこういうのを見ました。 『片側2車線の道路

教習所 二輪
怪我をしたくないなら絶対覚えて!バイク教習の落とし穴と対策ポイント【現役指導員が解説】

こんにちは、教習指導員の紫摩です。 このブログを見ている方は

コペン ETC
ETC車載器の取り付け場所はどこ?コペン(LA400)で検証!センターコンソール?グローブボックス?

こんにちは紫摩です。 コペンのETC車載器設置場所で悩んだ方

コペン GRスポーツ 車
コペンGRスポーツ納車!ATとMTで迷うなら絶対こっち!CVTの方がおすすめな理由5選

コペンの最上級グレード『コペンGR SPORTS』買いました。

花咲かG
花咲かGでボルトナットやフォークの錆は落とせる?検証してみた結果がすごかった!

こんにちは、紫摩です。 バイク整備で厄介なのが錆(さび)だと

VFR800F
VFR800Fクランクケースカバー交換やり方!転倒した際に絶対ここが割れるので注意しよう!

こんにちは、紫摩です。 クランクケースカバーの交換ブログです

コミネブーツ バイク 靴
誰でもなれる?二輪指導員の資格取得の裏話 某白バイコスプレYouTuberが二輪車安全運転推進委員会の指導員になったそうです

こんにちは紫摩です。 バイク乗りの方が人に対して運転技術を伝授し

コミネブーツ バイク 靴
【教習指導員も使ってる】KOMINE(コミネ)バイクブーツレビュー バックジッパーブーツK202

こんにちは紫摩です。 ある程度安全運転に興味が出てきた人が注

→もっと見る

  • 最新記事をメールで通知。

PAGE TOP ↑