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400kmソロツーリングの帰り道ルートの選び方とは。疲労のピークであわや大問題発生!?

公開日: : 最終更新日:2014/09/03 お出かけ(車ドライブ、バイクツーリング), バイク

さて、今回の長距離日帰りソロツーリングもついに最終話でございます。(下部リンク有り)

その3では岩屋寺から帰るつもりだったが、まだ時間があると思いライダーが集まる生地とも言える場所“四国カルスト”に急遽寄って来たわけだが 今回も長かったようで意外に時間はあっという間に過ぎてしまった。

さてあとは帰るだけということなのだが、果たして何時間かかるんだろう。 気になったので帰り道をナビで検索してみた。 すると二通りの行き方がヒットする。

愛媛側から国道11号経由

自宅へ2 今まで来た道を帰るパターン。おーノンストップで5時間かかるのか。

まぁ休憩等1時間くらい余裕見ると6時間くらいだね。いやー予想どおり。
こちらのルートは平坦で山道が少ないので起伏的には安定しているが、国道11号の鬼渋滞が潜んでいる。 (松山、新居浜、川之江)信号も多いのでどうなるか。

高知側から国道32号経由

自宅へ1高知側から32号を経由する方法ではプラス10kmほど長い距離だが時間的にはあまり変わらない?

あ、そうかこのルート検索は単に距離だけで時間を算出しているだけか。
こちらも高知市内は大渋滞が起こる。しかも国道32号は四国山地を縦断する山道。
山に入れば信号は全くといっていいほどない上に道幅も普通の道。

しかしこの長距離を走ったあとの疲労を溜め込んだ身体で大丈夫か?いろいろ悩む。

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やはりツーリングの帰り道は安全を重視

DSC00778 ここまで一人で200kmちょっとを走って来たわけだが、疲労は少なからず溜まっているはず。

なので無理して山道を走って事故してもいけないので来た道を引き返すことにした。
どこの交差点で曲がればいいかどれくらいの時間がかかるかなど大体は把握できるからだ。
むしろ一旦高知まで南下しなければいけない事が妙に遠く感じたため断念。

あと、次のネタをここで消費するわけにはいかないので、高知ルートは高知ツーの時にでもとっておこう。

そう決めて四国カルストを後にし、山を下山していくとたくさんのライダーがまだまだ登ってきているではないか。 驚いたことにスクーター(50ccか?)のグループや下のローソンで出会った3人グループとも出会った。
ピースサインをしてくれたので僕も迷わずハンドサインで挨拶を交わす。

いやー、こういうのっていいね!

帰り道になると疲れが!?

帰りは下りなので小排気量でもパワーを使わなくてもすんなり走れるのだが、すんなりいかないことも。

そう、ここに来てどっと疲れが襲ってきたのだ・・・
車に乗っていると快適なせいでウトウトするのはよくあることだが、それがオートバイに乗っている時にも起こるのだ。非常に怖い。

走り出して早々、一瞬だが意識が飛ぶ時間がある。ほんと一瞬なのだがその後ハッと気づいてまたウトウトしてしまう。
バイクって走っているときはジャイロ効果で安定しているため倒れない。(しかし小石などで簡単に安定性は崩れる) 転倒はしないが溝に落ちたり山にぶつかったりするのでそれはまずい。 DSC00780 「あー、もう無理!!」 走り出してそんなに距離は走っていないが、どこか停れるとこはないか探していると 小さな滝を発見。ちょうどいいのでそこで休憩することにした。

ARAI (アライ) アストロ IQ (Astro-IQ アストロIQ) (アイキュー アイキュウ) ヘルメット (欠品あり 次回入荷予定2014年8月下旬以降)

うーん、空気がひんやりで気持ちいい。「あー帰りたくない」そんな言葉が頭を駆け巡る・・・ あまりゆっくりはできないので少し落ち着いたところで発進。 DSC00782しばらく走ってようやく昼前に通った三坂峠に来た。まだまだ先は長いが、景色もいいので写真タイムということで路肩に駐車。 こういう急遽写真を撮りたくなって停れるのもソロツーリングのいいところ。

好きな時に走って好きな時に休んでどこへでも気楽に行けるDSC00783 標高約700mから眺める景色は最高というに等しい。遠くに松山の街並みが見えるだろうか。

さてここから三坂峠下のローソンまで30分ほどでつくからそこまでとりあえず頑張ろう!
と自分に言い聞かせてムチを打つ。
いやいやムチを打つのはいけない。無理して走ってもいいことはないのだ。 DSC00786 ようやくローソンまでたどり着いた。と、ここでやけに混雑していると思ったらほとんど車!
バイクなんて一台もいなかった。朝とはエライ違いですなぁ。DSC00788ここで走行距離を確認すると、なんと299.9kmを表示していた!

狙ったわけではない。ウトウトしながらなのでそんな余裕なんてなかったのだ。
見事にキリ番ゲットだ!まぁどっちかというと300kmの方が良かったが。。。

気づけばここまで一時間半も走ったのだね!

次の目的地(休憩ポイント)は・・・?

ここのローソンを後にして次の目的地を決めようではないか。
“距離的に30kmくらい走って桜三里あたりで休憩しようか”。
やはり疲れた時は休憩に限る。自動車と違ってフラッと路肩に寄って休憩もできるし小道に停めてもいい。
なんならエンジンを切れば歩道にだって入れる。それがバイクのいいところ。.

取り回しで言えば自動車を圧倒する便利さがいいところだね。
懸念していた渋滞が砥部の方で起っていた。
しかし時間がまだラッシュのタイミングではないのか渋滞はすぐに解消。

疲れのピークは去った。どこかお土産屋さんはないかずっと探しながら走行する余裕まで出てきたぞ。

「あれ?おかしいなぁ、ここらへんに一六タルトがあったはずなのだが?もう少し先か?」
そう独り言をつぶやきながら休憩ポイントの桜三里まで来てしまった。
しかし山道を気持ちよく下っていたためこのペースを乱したくないと停まらずに先へ進む。

時間は16:00をまわりようやくここから帰宅ラッシュの時間に差し掛かる

。西条にまで戻って来たが、めぼしい休憩ポイントもないのでこのまま走行を続けよう。
その時はどんな軽食を食べようか、そっちで頭がいっぱいだったので意外と疲れを忘れていた。

なので晩御飯を兼用しようと思えばもう少しあとのほうがいいなぁ、と。

身体の各所に痛みが発生

停る時は信号待ちぐらいしかないので写真は全く取れていない。

郊外といえど国道11号は信号が多いので結構しんどい。
加速の時は後方へ落ちないように腹筋と背筋で体を支えて安定させる。
ブレーキング時には前方へ投げ出されないように太ももでもバイクを挟みつつ腕にも体重が乗るので力が入る。

いけない事なのだが、走行中、腹筋がしんどいので腕を伸ばした状態で楽しようとするので手首や関節が悲鳴を上げていた。
クラッチレバーを握る左手はまだマシなのだが、アクセルスロットルを捻る右手はさらに激痛が襲う。
スポーティーなシートにずっと触れているケツなんてさぞかし・・・ ケツ?あれ、痛くない?

そう、その1で紹介したツーリングパンツのクッションのおかげで全く痛くないのだ。ケツのみ快適w 腰は地獄だがね。 すき家へ新居浜まで走れば“すき家”があることを知っていた僕はお腹が減っていて食べたい一心で走った。
いや、今思えば少し遠いが高知の山道をマイペースで走って帰ったほうが楽だったのかもしれない。
渋滞ってやっぱきついねぇ。

60kmを休憩なしで一気に走った。(一気といっても大量の信号機で足止めをくらったが)

DSC00789 そしてお目当ての“すき家”に到着ー!
「あー!お腹すいたー休憩だ!」と駐車しようとした瞬間・・・

・・・グラッ・・・!!!!

急に車体が動きだす。倒すまいと必死に耐える。

あぶねー(0▽0;)立ちゴケしそうになった;

車体が動いたのではない、気が抜けたせいでバイクを支える力が咄嗟に出なかったのだ。
やはり意識は疲れていなくても体は疲れているのだね。

DSC00790 さて、飯も食べてパワー回復したので、最大の難所(?)川之江の渋滞ポイントに向けて発進だ。

17:10。ここまで約3時間。あと3時間くらいだから折り返し地点だ、頑張ろう。
やはりこの時間は帰宅ラッシュともあって新居浜を越えて土居のあたりから強烈な渋滞が起っていた。

全然進まない。30km/hが最高か? しかしそんな僕を尻目に原付スクーターが左からスイスイと抜いていく。

も僕は渋滞していてもすり抜けはしない。
ポリシーというかなんというか、危ないしそもそも違反行為だから。

体のいたるところに鈍痛が走る。肩が凝ったという感じか。
シートに座る位置を前にずらしたり後ろにしてみたり腰を曲げたり伸ばしたり、いろんな方法を試してみる。
でもあまり変わらないので気休め程度にしかならない。

挙げ句の果てに停車するときにサイドスタンドを出してバイクと自分自身をフリーにして立つと意外に楽なことがわかった。 車体の重さがかからないぶんね。

川之江のバイパスがあるのだがそこに行くまでに1時間、いや1時間半くらいかかった気がする。 国道11号の渋滞はもう懲り懲りなので裏道を通って帰ることに。 切山   県道9号を走る。こっちのほうがクネクネだが車は一台も通らない。

香川県側の最後の方に民家もあるがその民家の人もわざわざこの山道を通らなくても国道使って帰るだろう。 渋滞に疲れたのでこのマイペースで走れる道がすごく楽しかった。 DSC00791 切山からの夕焼けが拝めた。なんとも綺麗な夕焼け・・・そうでもない。

雲に隠れて肝心の太陽が見えない。海に反射した光だけ。雲がなければダルマが見れたのにー畜生!DSC00793香川に入ればものすごくスムーズに走れた。国道32号~県道13号へ。

予定どおり、休憩入れて約6時間で帰宅できた。
総走行距離、462km ガソリンは8Lほど消費しただけなのですごく燃費がいい。52km/Lくらいは伸びてそう。 その後、体に変化が見られた。

二~三日後に腰と肩、背中、太ももに筋肉痛が出てきた。ww
これがカブやツアラーに乗っていたらまた変わっていたかもしれない。

スーパースポーツはやはり長距離になると負担が大きいのだ。 しかし体は疲れてもCBR125Rは乗って楽しい、走って楽しい、どんな時でもワクワクが止まらない。 そんなバイクであることを再認識したツーリングであった。

次回の予定は一泊二日で足摺岬+巡礼ツーリングを計画しているところだ。乞うご期待♪

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