ジムカーナが下手なのは言い訳しているから?競技の悩みと辞める理由
こんにちわ、紫摩(しま)です。
僕自身モトジムカーナをやっていてめちゃくちゃはまって数年がたったころから少しずつ熱が冷めてきて、今では活動休止状態(復帰未定)です。
そこで僕がそう思った経緯などを簡単に紹介します。
そしてしくじり先生的に、反面教師にしてください。
バイク競技にハマって辞めるまで
バイクのジムカーナを知ったのは知り合いから「広場でパイロンを並べて教習所みたいなことをやっているらしい」と聞いたところから始まります。
公道では危ないし、飛ばすと怒られる。
誰にもとがめられず思いっきりスポーツ走行を楽しめるという事でやってみました。
やっぱりやるからにはライテクを極めたいと思うようになりました。
切磋琢磨できるライバルとクラス分け
ジムカーナという競技はタイムを競うもので、レベルが近い人同士で何秒出た?っていうのが楽しい部分です。
バイクの種類も違う、体格も技術も違う中で自分はこうするというところで、いろんな考え方があるわけなのです。
「この人には絶対負けたくない」というのが出てきて、ライバルができると相乗効果でお互いにスキルアップできます。
ジムカーナはクラスが分かれているので、一つ上のクラスに行きたくて必死にコソ練したり仕事終わりにちょっと走ってみたり。
クラスが違う速い人と直接ぶつからないのもやりやすい競技だったかなと思います。
自分の愛車で頑張る
CBR125Rはトルクもパワーもなく、セパハンでやりにくい、遅い。でもそれで頑張るからこそ意味があると思って、自分にハンデをかけてやっていました。
トップから20秒も遅く、タイム比も150%ぐらいだったので、あきらめがついてとにかく楽しかったです。
趣味なので、好きな相棒と人馬一体を楽しむのが理想です。
パーツやセッティングに依存してしまう
その中で8の字練習など“GP”と言われるミニコースでタイムを競うようになりました。
ノーマルのままでは競技に全く向いてなさすぎて、周りにいろいろカスタムするように言われました。
ハンドルやらセッティングなどに手を付けて行って、ちょっとでも乗りやすく、タイムが出やすくなったのは事実です。
でも逆にそれがのちのちアダとなってしまいました。
タイムが出ないことをセッティングのせいにして、パーツを探して取り付けてまた試してタイムが伸びず。
そしていろんな無駄なお金をかけてしまいました。
僕はそれを3年やってきて、その間、基礎練習は全く目を向けることもなかったです。
楽しければいいけど楽しくない
当初はライテクを磨きたかったけどいつしかタイムを追うようになって、パーツやセッティング沼に陥ってしまって、うまくいかないと周りにいろいろ言われ、どうすればいいのかわからなくなってきました。
同期のライバルはどんどん辞めて行って、セッティング知識が無い僕は叩かれ、タイヤなど買えないから練習にならないと罵声を浴びせられ、転倒すると路面がかわいそうだ、傷をつけるなといわれ、、、競技の厳しい世界を知りましたね。
人がやっていない新しいことをやってみようと思ったらいろいろ罵られました。
結局、趣味なのか仕事なのか何なのかわからなくなったのです。
練習会スタッフをやっていくうちに…
そのあと地元のバイク練習会のスタッフをやるようになりました。
完全ボランティアです。
そこでスタッフ仕事のほかに初心者や初参加の方にいろいろ教えたり声かけたり、撮影したり、妻の面倒を見たり。
自分の走行をする余裕がなくなったので、その分動き回ってどうすればもっと盛り上がるだろうなんてひとりよがりになってしまいました。
“スタッフがお喋りしたり走行で楽しむのはご法度”とさえ思ってしまいました。
一方で、各地域の熱の違いがぶつかって、ちょっとヘマするともう悪者扱い。集団でよってたかって「アイツは」なんて言われます。
目立たず意見しない方が平和です。
何のためにジムカーナを始めたのか、ますます疑問になりました。
理想と現実の違い。まさにそれ。
お金、時間、やる気、どれが欠けてもダメ
競技を続けていくうえで欠かせないのがお金、時間、やる気、です。
僕はその中のどれか一つでもかけても上達や継続が難しくなると思っています。
お金
家庭を持っている人はかなり苦労されているのではないでしょうか。
一番はやっぱりタイヤですよね。
練習しているとタイヤの端ばかり無くなって、それ以上使っていると転倒が増えてきます。
ボロボロタイヤでやっても面白くないと思います。安全運転の練習にはなるけどジムカーナでタイムを上げることはできません。
あとは練習費用、遠征費用も然り。
いろいろケチってやっていては限界が先に来ます。
ジムカーナは敷居が低いとはいえ、続けているとかなりお金がかかります。
僕はそれもあってやむなく断念。
時間
時間も有り余っている人には勝てません。練習時間ですよね。
月一の練習会に参加できればまだいいほう。半年に一回程度しか練習できないと、成長スピードもそりゃ遅いのは当たり前。
よく、量より質だといいますが、時間が無い人は普通に練習している人の3倍も4倍もそれ以上に考えて毎日考えて、いろいろ試行錯誤して、大会でも練習会でも集中して実践して持ち帰る。
タイムばっかり気にしていてはダメ。
走りながら情報収集できる繊細なスキルが無いと無理。
スタッフやおしゃべりする暇があるなら研究する。それ以外に時間を割くのはもったいない。
たぶん、そこまでやらないと成長しません。
ちょっとやそっとの質ではダメだと感じました。
たくさん乗って練習して実践している人には敵いません。
やる気
やる気とはモチベーションの事。
ライバルがいなかったり結果が出なかったりするのは当然の事ながら、怪我をしても同じことが言えます。
練習時間が削られ、恐怖心が芽生え、最悪後遺症が出ます。
あとは一回の問題行動やいけない事を起こしてしまったとして、周りの人からはぶられて村八分になって辛くなって練習会にも通えなくなってしまう。
いくらお金や時間があっても、精神的に続けられなくなったら競技は終わりです。
僕はそういうギスギス、ドロドロしたのが嫌いなので、見たらやめたくなりますね。
上記3点は言い訳ですか?
これを「早くなれない事の言い訳だ」と上級者は決まってそう言います。
単なるひがみですが、現実的に継続できない人もいるという事を知ってください。無責任すぎます。
まとめ
簡単にあれしろこれしろ、あれがいい、これがいいなんてみんなに当てはまることはなく、むしろ大変な思いをしている人も少なくはないです。
義務的になったら楽しくないです。
趣味なので楽しくなくなったら終わりです。やっている意味が無いです。
「競技はそういうものです。」そう言われて終わります。
辛い思いをしないために、僕を反面教師にしてもらえたら幸いです。
関連記事
-
素人がVFR800Fでチャレンジした結果!二輪車安全運転競技大会(2023兵庫)クラス5位になった理由✨
こんにちは、紫摩です。 今回は兵庫県で行われた二輪車安全運転競技会(第51回)のレポートを
-
【30代後半で転職はアリかナシか】異業種でうまくいく人、失敗する人の7つの特徴!やはりオススメはできない理由がこれ
こんにちは、紫摩です。 30代後半(現37歳)で郵便局を退職いたしまして、次は自動車学校へ
-
フリー画像デザイン作成サイト『Canva』レビュー!
こんにちわ、紫摩(しま)です。 今回はレビュー依頼を受けまして「Canva」というサイトの
-
【ご意見募集】バイク初心者が何を求めているか分からない!練習不要論を考える
こんにちは、紫摩です。 イキナリ質問ですが、バイクに乗るために練習って必要ですか?
-
価値観を押し通す『正義中毒』は治るのか?怒りのコントロール、ストレスを溜めない方法
こんにちわ紫摩(しま)です。 今回はちょっと暗い内容です。 「正義を押し通す」という
-
VTRホイールベース短縮のメリットは?スイングアーム削り加工でチェーンのコマを詰める
こんにちわ、紫摩(しま)です。 VTRカスタムで流行っている?スイングアーム短縮加工を僕もやっ
-
秋祭りといえば獅子舞!牡丹くずしと平獅子の違いとは!?三木町天野神社の獅子舞の詳細!
こんにちわ、しまです。 秋といえば食の秋、読書の秋、芸術の秋といろいろありますが、祭りの季節でもあ
-
ZX-25Rを選んだキッカケ、所有して感じた事
こんにちわ、紫摩です。 ZX-25Rのブログをちょこちょこ上げていますが、いかんせん後出し
-
風疹・麻しん(はしか)の症状と対策!2018年に流行?大人も2回目の予防接種を(ワクチンが無いと言われる前に)
こんにちわ紫摩(しま)です。 2018年のニュースで沖縄・名古屋で風疹・麻しん(はしか)を
-
ホイールベアリングのグリスアップのやり方!おすすめ万能グリスと使い方
こんにちわ紫摩(しま)です。 今回はホイールベアリングのグリスアップについてです。 経年