【花火撮影のコツ】デジカメ設定と三脚で初心者でも綺麗に撮れる!人とは違う面白い写真の撮り方
公開日:
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最終更新日:2015/08/10
カメラ、写真をメインの記事 , 撮影テクニック デジカメ撮影, 一眼レフ
夏の風物詩、そう夏祭りの花火イベントです。
綺麗な花火を写真に残したいのになかなかパッとする写真が撮れない・・・
そんな理由と花火を綺麗に撮る方法をご紹介したいと思います。
綺麗に花火を撮るための準備物
- 三脚
- フォーカスロックが使えるカメラ
最低限必要な物は上記の二点。
特に三脚がないと手ブレがひどすぎて始まりませんし、Mモードが付いていないカメラだと設定を任意に変更できません。
どんなものでもいいので三脚は必ず揃えてください。
カメラ設定
- 撮影モード:Mモード
- シャッタースピード:バルブ、タイム
- 絞り値:F4~8(撮影の構図にもよる)
- ISO感度:最低値
- AFモード:AF-Sで親指AF、もしくはマニュアルフォーカス
撮影の設定は基本的に前回紹介した『ホタル撮影』とすごく似ています。
ということは、夜景撮影の中でも比較的難易度が高い撮影という事になります。
関連記事:デジカメ初心者必見!ホタル撮影がうまくいかない理由と撮影のコツ|mysimasima
スマホやコンデジで撮る場合
スマホやコンデジではマニュアルモードやAFロックなどが付いていません。
そのため仕上がりが単調になってしまう傾向にありますが撮影できない事はありません。
- 三脚は必須
(ない場合は腕を物に当てて固定) - 撮影モードはフルオート
- ISOは手ブレしない範囲で低い値に
(3200ほど必要かもしれない)
カメラの設定を細かく変えられないので、花火の光跡などは生かせず、写し止める撮り方しかできません。
そのうえ、とにかく手ブレが最大の敵になりますので手持ちの場合はISO感度で調整してください。
花火撮影手順
花火の撮影の手順を見ていきます。
一眼レフとコンデジではやり方が違いますのでそれぞれ紹介したいと思います。
一眼レフ
- 三脚に据えて構図を考える
- 花火が打ち上がったらピント調整
(合わない場合はMFを使う) - レリーズは「Bulb」で撮影
スマホ、コンデジ
- 三脚に据えて構図を考える
- 打ちあがったら花火でピントを合わせて撮影
スマホとコンデジの撮影手順が少ないのは、設定変更ができず普通に撮る程度しかできないため。
花火撮影ではピント合わせが重要
花火撮影の一番難しいところは『ピントが合いづらい』という事。
オートフォーカスでピントが合わない場合はマニュアルフォーカス(MF)を使わなければいけません。
事前にある程度の場所で置きピンして、最終的にマニュアルフォーカスで追い込みます。
絞り値をある程度絞ると綺麗に撮れる
暗いので開放絞りを使いたいのですが、基本的に少し絞った方が背景も含めてきれいに撮れます。
シャープに撮れるF4くらい、構図によってF8~11まで使ってもいいかもしれません。
その分、光を取り込みにくくなるので長時間露光、ISO感度を少し上げるなどの調整が必要になってきます。
光跡を活かすならレリーズモードは『Bulb』
シャッタースピードは基本的に5秒~10秒、それ以上で光跡を残した撮影ができます。
Bulb(バルブ)やTime(タイム)はシャッタースピードの設定で変更できます。
それぞれシャッタースピードを任意で決められる設定です。
- Bulb:シャッターボタンを押している間、シャッターを開けておく
- Time:一度シャッターボタンを押して再度押すまで、開けておく
ボタル撮影ではTime(タイム)の方を使いましたが、花火の撮影ではBulbで撮ります。
逆に写し止める場合は1/250秒など、高速シャッターで撮ると面白いかもしれません。
シャッタースピードを長く取ると露出オーバーに
ここで気を付けなければいけないのが、シャッタースピードと絞りの関係。
シャッターを長く開けていると当然ながら光が大量に入ってきます。
明るすぎる写真、すなわち露出オーバーという仕上がりになってしまいますが、そんな時は絞り値を上げてF8~11程度(状況に合わせてそれ以上)に絞るといいかもしれません。
花火がきれいに撮れない理由
※なんかこれはこれで面白い写真にはなりましたが・・・(Nikon1 J5で撮影)
スマホ片手に花火を撮るのも当たり前のようになってきていますが、実際スマホで綺麗に撮れた試しがありません。
その理由はいくつかあります。
- スマホカメラのイメージセンサーサイズ
- 手ブレ
- ピントが合わない
- ノイズ過多
パッと思いつくだけで上記のような原因が考えられます。
センサーサイズが小さいと綺麗に撮れない
スマホをはじめ、一般的なコンデジではイメージセンサー(像を映す部分:受光面)の大きさが小さい為、暗い場所での撮影が非常に困難になります。
フルオートが『夜景』と判断すると、手ブレしないようなシャッタースピードになるまでISO感度(光の感度)を上げるので非常にノイジーな写真に仕上がります。
暗所でのピントが合わない
スマホやコンデジの場合はフォーカスロックというピント位置を固定しておく機能が付いていないので、シャッターを切るタイミングで常にピントを合わすことになります。
暗所でオートフォーカスが合いにくいので、小さく暗い花火は撮るのが難しいです。
まとめ
スマホやコンデジでは難易度が上がりますが、設定や撮り方を駆使すれば綺麗に撮れますので頑張ってみてください。
一眼レフや撮影モードを変更できるカメラなら花火撮影の幅が広がります。
特にMモードなら明るすぎたり暗すぎても、簡単に調整ができるのでオススメ。(オートモードでは設定変更ができない事が多い)
- 三脚を使う
- Mモードを使う
- F値をある程度絞って撮る
- シャッタースピードで光跡の調節
- ISOはできるだけ低くする
綺麗に撮るならやっぱり何と言っても三脚は絶対必要。
安いものでいいので、三脚を持って行くだけで見違えるように綺麗に撮れます。(手ブレしないのはデカい)
失敗写真も実は貴重なお宝写真
中どころで説明した『露出オーバー』をはじめ手ブレや失敗かと思われる写真も、うまく撮れば味になるのでどんどん撮って下さい。
「ここの花火はしょぼい…」なんて言って、自分が撮った迫力がない写真の言い訳にするのはよくない。
綺麗に開いた花火を撮るのはもう“ありきたり”ですしみんな撮影しています。
もっと面白く撮るならあえて失敗するくらいの勢いでもいいかもしれませんね。
撮影での注意点
花火の撮影では混雑が予想されます。
それだけトラブルなどのリスクが増えますので、周りの迷惑にならないように撮影しましょう。
- 三脚で広々取らない
- 路駐の注意
- フラッシュを焚かない
- 撮影の邪魔をしない
他の撮影者を邪魔しないというのは当たり前ですが、近隣の住宅街に迷惑がかかる行為はご法度。
こういう場所では警察の巡回もありますので注意して撮影を楽しんでくださいね。
綺麗に撮れる花火の撮影のコツでした!
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