【脱初心者!】ジムカーナで簡単に結果が出る3つのコツと練習法
こんにちわ、紫摩(しま)です。
【ここがダメだ】みたいな過激なタイトルにすればまた叩かれるので、オブラートに包んで話をして行きたいと思います。(笑)
ジムカーナを始めて、頑張っても結果がでず、注目もされないままいろいろ悩みすぎて嫌になった人もいるでしょう。僕がそうでした。
しかしその代償に『タイムが出やすいコツ』なんかを見出していたような気がします。
今はジムカーナを休んでいますが、僕なりにやっていたことを今さらながら書き綴っていきたいと思います。
ジムカーナでタイムが出る3つのコツ
ここでは初心者向けという事で、初シードを狙っている人へ、うまくいかない時に考えてほしいことをいくつか紹介します。
速くても115%ぐらいまでのお話で、それから上の人は見なくて大丈夫なのでご察しください。
- 練習会ではうまくいくのに大会で結果が出ない。
- なぜかある一定のところから伸びない。
- マシンはいいはずなのになんかしっくりこない。
- マシンがチグハグでもっとセッティングが必要だと感じている。
- 練習をしているのにあまり変わり映えしない。
こう感じている人はたぶん沼にハマっていると思われます。
脱出したいけど、そういう時って周りが見れないのでどんどん変な方向へ行っています。
結果が出ない人は初心に戻ってみよう
ジムカーナをやっていて目標ってありますか?
- ●●クラスに行きたい。
- あの人に勝ちたい。
- 8の字30秒切りたい。
- このバイクでうまくなりたい。
そういう所が多いかと思います。
でもこういう目標では確実に停滞します。
目標設定があやふやだから。
ジムカーナで大事なことはスタートを切っていかに早くゴールするかという事。
当たり前ですが飛ばして速くじゃなく『早く』です。
必要な技術は沢山ありますが、いきなりいろんなことをやっても結果は出にくいし、練習会から帰る頃に悪い収穫しか残らなかったりします。
そしてカスタムに走ってしまうと何が良くて何が足かせになっているのか、もう訳が分かりません。
そうなる前に今回は無理せず早く走れるコツを紹介します。
①まずはコースを完璧に覚える
練習会の後半は走り続けているおかげで、コースはもう無意識に走っているでしょう?
それを朝の一発目で覚えきります。
実際コースを回っている時に「この回転が終わった、ら次は…?オーバル、次はどこだっけ…」と思い出しながら走っていませんか?
それでは操作もライン取りも後手後手になってしまって結果的にタイムが出にくい一番の要因でもあります。
- 一気に覚えない。
- セクションで覚える。
- セクションを繋いでいく。
- コース図を見ずに頭で走る。
コースウォークを何回も繰り返すのも有りだし、疲れたら紙面上で赤ボールペンでライン取りをなぞっていったりしていました。
ミスコースなんてもってのほか。
僕はこう言うルート的な暗記は好きだったので、ミスコースしたことはほとんど無かったです。(真夏の大会では意識がもうろうとしてミスコースの3回転倒という過去も)。
でもやっぱりコース暗記が苦手な人は多いはず。
逆にこのコースを完璧に覚えると、その後の差がどんどん開いて行きます。
- “ライン取り“に重きを置ける
- 走りに集中できる
- 速度が出せる、テンポも速められる
コースを丸暗記するだけで、そこそこ暗記な人よりも早くもこれだけ差がつけられます。
ちなみに慣れた人はコース図を見たらある程度頭に入って、一回コースを歩いたらほぼ脳裏に焼き付くぐらいになります。
そして次のコツ、“ライン取り”に集中できるのです。
②ライン取りを疲れるほど考える
コースを覚えたら次はライン取りを考えていきます。
ライン取りで重要なのはアクセルを開けるポイント(クリッピングポイント)です。
どこでアクセルを開けると最適なのかを考えます。
実はコースを覚えなくても、このクリッピングポイントを繋いでいけばコースが完成するのです。
ベストなラインを見つけてそれを最速でトレースできるのは恐らく一握りですが、でもそれに近づけようと勉強することで今までよりもタイムは確実に上がります。
- “大きく入って小さく出る”が全てじゃない。
- セクションは全てが繋がっている。
- 次曲がるためにはどうすればいいか。
- 早く切り返すべきか否か。
- ここはどういうラインが最適解か。
※コースウォーク中、分からなければ上級者に答え合わせをしてもらいましょう。
ライン取りバリエーションを知るために、自宅に帰ってからも自分でコースを作って研究するとか過去のコースで復習するとかいろいろ勉強方法はあります。
それをジムカーナB級 津賀選手が詳しく解説してくれているので、2つ動画を載せておきます。参考にしてください。
【YouTube動画、ライン取りのコツ】
同一方向へのターンの繋ぎや回転で小回りすべきか否か、加速ポイントはどこか、フリーセクションはどう通れば最適か、考えるとキリがないです。
そしてライン取りを研究していくとコースの流れのパターンが見えてくるため、次回コースを覚えるのが簡単になるというメリットもあります。
③アクセルを開けなきゃ進まない
コースとライン取りを覚えたら、次はアクセルを開けていきます。
いくらセオリー通りのラインを通ったって、ゆっくり走ったり車体の向きが変わるのを待っているのでは意味がありませんよね。
アクセルを開けて早く前に進まなければ、ゴールにはたどり付けません。
でもアクセルを開けるって怖いんですよ。
- 転倒が怖いからアクセルを躊躇してしまう。
- 曲がらないからアクセルを開けられない。
- 腕が突っ張ってアクセルが開けられない。
それでいいんです。
自分のできる範囲でいいので、いつもよりちょっとでも多く長くアクセルを開ける努力をします。
- 膨らんで曲がれないならどうする?
- 滑るならどうする?
- つま先が擦ってしまうならどうする?
- 肘がタンクに当たる。
- 右と左で開けるタイミングが違う。
先ほど紹介した『アクセルを開けられるようなライン』を②で見つけられないと、ここ③には繋がって来ないのです。
オーバースピードで曲がれない、切り返しのテンポが遅れたり、いつもなら出来ていたことがスピードが上がる事によってできなくなるため。
ならどうすればそのベストなラインに乗せて走れるのか?
閉じる位置を考えたり、フォームや旋回技術を向上させたり、曲がれないならどこでカバーするか。等々…。
なので話は戻って、コース暗記も中途半端、ライン取りもいつもどおり、いつも通りの加速ではそこから先、成長しないのは当たり前。
沢山走っても結果が出ないのは、考えて試していないからだと僕は思います。
センスとかそういうのじゃないと思っています。
せっかく貴重な休日に練習しているのにもったいないです。
この3つは僕自身が感じていたことなので、そうじゃないと思う人は全く無視して大丈夫です。
まとめ
なんか、努力努力って言って楽しさのかけらも無さそうですが、やっぱり基礎って大事なんです。
- コースを完璧に覚える
- ライン取りを研究する
- アクセルを開ける努力
この3つをしっかり考えながら練習すると、気づいた時には115%を切るぐらいにはなっていると思います。
やっぱりがむしゃらに走っていても結果は出にくい。
逆を言うと、無理をしなくても早く走れるのです。
マシンカスタムはそのあと。
あなたの今乗っているバイクで今出来ることはまだまだあります。
練習回数増やせばバイクには乗り慣れますが、目的が無かったり研究しないとすぐ成長の限界が来てしまいます。
時間は有限です。
ノービスからシード選手へ。
近いライバルと大会で差を付けたいと思ったら、まずは基本に立ち返る事をお勧めします。
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