直線スラロームがめっちゃうまくなるコツ!加減速と体重移動のタイミングがポイント
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ライテク系
こんにちは!しまです。
今回はライテクブログです。
あまり文字で説明するのが苦手なので伝わればいいのですが・・・。
直線スラロームは教習所の課題でもおなじみですよね。
4〜5mぐらいの等間隔に置かれたパイロンが5個程度連なったセクションです。
これのクリアの方法と、速く走るために、またどういったトレーニングになるのか僕なりに解説していきます。
直線スラロームをクリアするコツ
何を隠そう、僕は直線スラロームが大の苦手なセクションでした。
曲がらないしだらだら走ってしまうし、一度ミスると一切曲がれないんです。
そのできない原因とできるコツはいくつかあります。
- 入り方
- 頭の位置
- 下半身のステップ荷重
- 加減速のタイミング
です。
ライン取りは一本目が重要
「直スラのライン取りはこうだ」という人もいるでしょう。
でも僕はあまり気にしていません。
というより、ライン取りを考えながら走る余裕などないからです。
ある程度はありますが、重要なのは一本目のパイロンをどうクリアするかです。
- 入り方
- つなげ方
そのあとは加減速と切り返しでパイロンを避けていけば大丈夫(笑)
一つ目のパイロンは、斜めに突っ込んで入る感じです。
※その前のアプローチのやり方によって多少違うが。
曲げるためにはバンクも必要なので、パイロンをひっかけない程度に離れて通過しています。
フロントタイヤがパイロンの横にくるあたりでリアブレーキを一瞬踏みます。(この時アクセルは完全オフにしません。)
すると前荷重になるのでフォークがぐっと縮み、同時にハンドルも切れます。
でも入るだけじゃだめで、次の工程につなげるまでが一本目のお仕事です。
②につなげるためにもまず、ここでしっかり車体を寝かせて向きを変えておきます。
※直立状態でいくら前荷重を作っても曲がりません。
加速しながら切り返す
ハンドルが切れて向きが変わると、次の動作に移ります。
フロントタイヤがパイロンを通過したらすぐ加速体制に入ります。簡単です。
アクセルは開けっ放しで踏んでいたリアブレーキを離すだけ。
このタイミングが遅いと直スラはリズムが刻めなくなってきます。
アクセルはオフにせず(厳密にいえばアクセル開度は調整しますが)リアブレーキを一回踏んですぐ離すとまた加速していきます。
加速すると車体は起き、反対側への切り返しの勢いにもなります。
曲げるときはフロントタイヤがパイロンの横に来た時に
②で早めの切り返しができていればまた次のパイロンの横で曲げる姿勢が作れます。
フロントタイヤがパイロンの横に来た時た時にまたリアブレーキをぐっと踏みます。(踏みすぎると滑ります)
「車体がここのラインを〜」とか「起こすのはここのあたりで」とか言われても見る余裕などないからわかりません。
でもフロントタイヤの位置は目で見て分かりますよね。
フロントタイヤで避けていけば自然と内輪差できれいなラインになります。
パイロンの上に頭が来るように一定に保ち、車体だけを左右に振っていきます。
結果的に左右で寝かしこむときはリーンアウトになるわけですね。
加速しながら体重移動って意味が分からないと思うのですが、
うーーーーーん、、、、言葉じゃ説明しにくいから、動画を見て(笑)
【スラロームの走り方】
基本的な走り方と失敗例を紹介しています。
次は失敗例とどうすればいいのかを簡単に紹介。
直線スラロームの失敗例と解決法
直スラが苦手という人もいろいろパターンがあります。
- 腕で曲げようとしてしまう
- 荷重移動のタイミングが遅い
- パイロンから頭が離れている
- 姿勢が高い&後ろになっている
- 加減速のメリハリがない
- アクセルだけで曲がろうとする
- リーンアウトでバンクさせることが苦手
やっぱりこれらの原因が結果となって出てくるのは『動作のタイミングが遅くなる』という事。
加速+切り返しのタイミングが遅れるといつまでたっても向きが変わらず次のパイロンがやってきます。(白ライン)
パイロンを超えて車体が動いてから次の動作をするのではなく、フロントタイヤが通過する前にもう次の動作に移るぐらい先行動作が必要です。(赤ライン)
うまくいくと頭の高さが一定、フォークが伸びて(加速.直立)縮んで(減速.旋回)を繰り返します。
【スラロームグランプリ2017】
こちらではへたくそな僕(左のVTR)のスラロームシーンが映っています。
一番の原因は荷重移動ができていないこと。バイク任せ。
これが遅い人の良い見本です(笑)
ハンドルを左右に切らせるためにはどうするか
直スラで重要になってくるのがフロントタイヤの向き変えです。
でも決してダラダラとした蛇行運転ではないので注意です。
ハンドルを握って曲げようとしてみたり、アクセルだけでオンオフしても結局曲がりません。
それよりも、体重移動をしたうえでリアブレーキをぐっと踏む方が楽で効果が大きいです。
赤:フロントタイヤ
青:リアタイヤ
実際こういうラインではないのでイメージ図ですが、タイヤの軌跡が前後で違うと思いませんか?
そうなんです。
内輪差もありますが、フォークを縮めることによって強く曲げることができるのです。
これが間隔が長くて速度が乗る時でもリアブレーキを踏むことで向きを変えられます。
アクセルオフのエンジンブレーキだけではここまで曲がりません。
教習コースのスラローム課題でも同じです。
バイクを立てた状態では直スラは走れない
直スラが苦手で遅くて曲がり切れない人のイメージがバイクを立て気味にしてグレーのラインで曲がろうとします。
これではハンドルが切れにくいし速度も落ちて余計に曲がれなくなります。
一方で僕のやり方はパイロンの横(正確にはちょっと手前)でバンクさせて一気に向きを変える感じです。
※色が黒いところは減速中、反対に明るいところは加速中です。
フォークを沈めると言っても車種によってまちまちですが、アクセルオフはせずリアブレーキを踏んで調整します。
その理由は、『次に加速するときに吹っ飛びにくい』からというのがあります。
直スラでアクセルのオンオフは危ない
直スラって意外とスピードが出ます。そんな時にアクセルを完全に閉じて開けるとどうなるか。
ハンドルが巻き込んだ状態でフォークが伸びます。
一気に伸びたフォークは車体を反対側に起こそうとしてバイクが暴れ、すっぽ抜けたフロントタイヤで最悪路面にたたきつけられます。
トルクのない2速、またスピードの遅い状態、オフセットスラロームではアクセルオンオフでの暴走の危険性は少ないです。
頭は低く、極力センター維持
うまくいくコツはやっぱりこれ。
頭(視線)は極力パイロンから離れない方がスムーズです。
実際には若干左右に動きますが、頭がパイロンの上にくるようなイメージで走ります。
よって、リーンアウトでバイクだけを寝かすことになります。
ステップを踏んで荷重するといいでしょう。
そして左右に傾けるときも頭の高さは一定にしたいので、加速時(切り返し/直立時)にはかなり頭がタンクに近くなります。
これが常に腕が伸びた状態、背筋が伸びた状態だとスムーズに車体が曲がってくれません。
体重移動を意識的に行う
やっぱり直スラも体重移動のタイミングがカギになってきます。
ステップを踏むのか、ハンドルを押し込むのか、体を入れていくのか。
片方におもりが残っていると反対側に切り返しにくくなり、後手後手になってこれでも曲がれない原因になります。
リアブレーキで曲げたらすぐリアブレーキを離すといいました。
その離して加速した瞬間にもう逆方向へ荷重を移します。
僕の場合はステップを踏ん張っておしり(腰)を左右にずらしながらまたすぐ逆にずらして〜を繰り返します。
なので、極端に言えばシートには座っていません。
足腰がかなり疲れます。
うーーーん、またまた口で言うのは難しい。
【スラローム練習動画】
こちらではZX-25Rでの直スラ練習のもようになります。
重いバイクだし、フロントフォークが沈みにくいのか、切り返しがかなり鈍くて難しいです。
まとめ
今回は直スラの走り方のコツでした。
やっぱり一本目のパイロンの通り方とつなぎ方をミスるとあとはうまく走れません。
直スラが機敏にできるようになると、速めの切り返し、先行動作が上達します。
上半身は脱力して高さ一定を保ちながら、下半身のリーンアウトで曲げていく動きも大事。
だらだら広くコーススラロームは出来てもこういうタイミングの短いところが苦手な方も多いと思います。
是非、一度、直線スラロームに取り組んでみるのもいかがでしょうか。
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