新モデルD5500とD5300の違いを比較!”ニコン初”タッチパネル搭載一眼レフの評価と通販価格
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最終更新日:2015/01/19
カメラ、写真をメインの記事 , 比較・検証系(雑学系)
こんにちわ、しまです。
Nikonの一眼レフD5300が発売して1年と3か月。
そしてついにD5000シリーズに新モデルが登場!
その名もD5500!
過去モデルのD5300とどのような変更点があるのか気になるので比較してみました。
新型一眼レフ、Nikon”D5500”の特徴
2015年2月5日発売のNikon『D5500』はどのような一眼レフなのでしょうか。
- ①タッチパネルをNikon一眼レフで初採用したモデル
- ②D5300より一回り小さい軽量ボディ
- ③電池寿命が大幅に改良
①タッチパネルが搭載されたバリアングル
Nikonの一眼レフで初採用となるタッチパネル式モニター。
僕が一眼レフを買うときにもタッチパネルを搭載した“キヤノンのKiss X7i”を候補に挙げていたほど。
そう、D5300はバリアングル液晶でいいのだけどKiss X7のようなタッチパネルじゃないのが惜しい。
今の時代、スマホに限らずタッチ操作が付いた電子機器なんてもう当たり前になりつつある。
そんなNikonファン待望のタッチパネル液晶を搭載した一眼レフカメラがD5500です。
感覚的に操作できるだけでなく、拡大/縮小やメニュー移動の時短にも一役買っています。
バリアングル液晶はとても便利
104万ドット3.2型TFTバリアングル液晶はD5300やkiss X7iと同じ仕様です。
『バリアングル液晶』というのは液晶部分が2WEY稼働するタイプのこと。
D5300でもバリアングル液晶でしたが、それをこのD5500にも受け継いでいます。
やはり、どんなアングルからでもモニターを確認できるというのは撮影の幅が広がってすごく便利でした。
また動画の自撮りもできるという部分ではチルト機構しかないカメラを大きく引き離しそうです。
参考記事:カメラ初心者がニコンD5300を購入!使ってみて分かったいいところ悪いところ|mysimasima
②カーボンモノコックで軽量ボディと高剛性を両立
D5300でも採用されていたカーボンモノコック構造のボディ。
まず『モノコック』というのは外板に強度剛性を持たせて応力を受ける構造部分として利用するボディのこと。
自動車がこのモノコックという構造でできています。
いわゆる箱型に作ってボディ全体で強度を受け持つのです。
D5300/D5500は内部の金属フレームを使わずその分軽量化に貢献しているという事ですね。
カーボンボディがすごい
カーボン繊維はレーシングカーにも採用されている軽量かつ高強度かつ柔軟性がある素材。
D5300のボディでも採用されていますがパッと見はただのプラスチック。
生成の段階でそこまでカーボンを含ませていないのでしょうけど、このボディはこれからのスタンダードになりそうです。
③電池寿命が改善されたのはデカい!
電池寿命ってたぶんスペック上ではあまり気にしてないようで、実際使ってみるとものすごく身近な問題なのですよね。
Nikonでは撮影コマ数で電池寿命を比較しています。
D5300→600コマ
D5500→820コマ
この違いをどうとらえますでしょうか?
電池パックはEN-EL14aでどちらも同じものが付属でついてくるのですが大がかりな省エネ機構を付け加えなくてもこれだけ違うというのはD5300ユーザーからすれば正直悔しいw(電池がすぐ無くなる気がする)
その他のモデルの電池寿命(参考)
ちなみにその他のライバル機種(エントリーモデル/ハイアマチュアモデル)も比較してみました。
キヤノン
入門モデル:Kiss X7(X7i)→380コマ(440コマ)
ハイアマ :70D→920コマ
Nikon
入門モデル:D7100→950コマ
ハイアマ :D750→1230コマ
さすがに高性能モデルは電池容量も大きいので当然撮影コマ数も多いですが、その分重量も増してしまうというデメリットも。
電池パックを小ぶりに軽量化しつつ撮影時間を伸ばすって実はすごいことなのかもしれませんね。
D5500とD5300はどう違うのか比較!
最後に取り上げる比較としまして、ボタン配置やボディの大きさはどのように変わったのかという事を見ていきましょう。
違いを分かりやすくしたつもりが、逆に分かりにくくなったかもしれません。
コマンドダイヤルとシャッターボタンの位置の変更
左がD5500で右がD5300(それっぽく撮ってみました)
■コマンドダイヤルのシーン別モードがなくなりシンプルになっていること(スポーツモードやポートレートモードetc)
僕も1~2回使っただけでほとんど使用していないのでこれがなくなるのは小型になるシンプルでいいかもしれません。
■D5300に比べシャッターボタンが少し手前に来ています。
ボタンの移動とコマンドダイヤルボタンの小型化で前後の奥行を薄くできたのでしょう。
※右画像のinfoボタンのあたりにシャッターボタンが来る感じ。
背面ボタン配置
左のD5500では親指が当たる部分に画像確認ボタンとiボタンが縦に二つ並んでいます。
TOP側のボタンをこちらに移動したのでしょうね。
僕はここに親指を置いてグリップさせているのでボタンの増加は少し邪魔なような気がします。
しかしこのiボタン(簡易設定変更ボタン)ってホントよく使うのです。
親指の近くにあれば、移動距離が少なく素早く操作できてよいのかもしれません。
ボディサイズの違い
前モデルD5300から一回り小さくなったD5500。
その分軽量になり、手軽さがより高まりました。
D5500とD5300のボディサイズ(mm)の比較
- 124(125)高さ×97(98)横幅×70(76)奥行
- 重さ 420g(480g)
※( )内はD5300のサイズ。
まず大きさからふれていきたいと思います。
注目すべきところは、D5300に比べて横幅と高さがそれぞれ1mm小さくなっている事と、前後幅が6mmも短縮されている点。
さすがに”コンパクト&軽量”を売りにしていたキヤノンのKiss X7にはかないません。(モニターは固定)
逆にD5500と同じバリアングル&タッチパネルを採用しているKiss X7iは133.1(横)×99.8(高さ)×79.8(奥行)
というスペック。そういわれるとメーカーも謳っているようにD5500はバリアングル仕様の一眼レフでは世界最小・最軽量というのも過大広告ではないのですね。
写真引用&記事参考:Nikonホーム
D5500がD5300と大きく違うところは3点
ISO感度が100~12800→100~25600になった。
設定なしで常時ISO感度を25600まであげられるようになったみたいです。
(D5300は、Hi0.3~1で25600相当まで上げられる)
位置情報機能(ビルトインGPS)の廃止
D5300に付いているGPS機能。
写真に”位置情報”を貼り付けて地図上に表示できたり道順ログを取得可能な機能。
D5500は別売GPSキットにて対応。
あまり使わない機能ですがあると思い出をいろいろ残せてすごく楽しい。
セットの一部を廃止(アクセサリーシューカバー・アイピースカバー・View NX2 CD-ROM)
オプションの一部とアップロードソフトの付属がなくなりました。(Nikonホームからダウンロード可)
絶対必要ではないけどカバー類が付いてこないのはちょっと惜しい気がします。
D5500のまとめと通販価格
如何でしたか?
Nikon新モデルD5500の特徴を書いてみたわけなのですが、やはり使ってみないとはっきりとはわからないのも事実。
一眼レフでいうエントリーモデルといえばターゲットはファミリー向けだったり初心者向けだったり。
そのため一眼レフカメラ自体に慣れていないビギナーでも撮りやすさ、持ち運びやすさを売りにして女性にも気軽に楽しんでもらおうという感じなのでしょう。
確かにハイエンドモデルやプロ仕様機は1kgを超える大がかりな機材でスペック的にはものすごいが、「こんなものでランチを撮ろうとは思えない…」
D5000シリーズはコンパクト路線で手軽にいい写真を撮りたくなる、そんな一眼レフではないでしょうか。
D5300と結局何が違うのか/買いなのか?
僕の個人的な意見としまして、タッチパネルの採用は大きいと思います。
『タッチ撮影』ってのはどうせ使わないでしょうが細かい操作はボタンで行い、感覚的なメニューの移動だったり決定だったりを素早くタッチを使って表示させることで仕事の効率化が図れそうではありますね。
その他はD5300と同じ
詳しいスペックはリンク先でお願いします。→スペック比較表|Nikonホーム
センサーサイズ、画像処理エンジン、有効画素数、装備、などその他の性能や画質面ではD5300とほとんど変わりません。
モードなど細かい違いはあるものの『D5300にタッチパネル液晶が追加になった』ぐらいの認識だと僕は個人的にそう感じています。
→(楽天)Nikon D5500 商品一覧
→(Amazon)ニコン D5500 商品一覧
通販参考価格
- 価格がボディ単体で¥89,000前後
- 標準レンズキットが¥100,000前後
- 18-140レンズキットが¥130,000前後
市場予想ではこのくらいになるのではないかといわれています。
急いでD5500を買うべきか、型落ち価格のD5300を選ぶかはあなた次第です。
今回はNikonの新モデルD5500の紹介とD5300との比較でした。
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