カメラ初心者がニコンD5300の一眼レフを購入!使ってみてわかった良いところ、悪いところ。写真比較画像あり
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最終更新日:2016/01/19
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こんにちわ、しまです。
2013年のD5300の発売から2年以上が経ちましたが『やっぱりこいつの完成度は高い!』
未だにエントリー一眼レフのトップクラスの性能ではないでしょうか?
そんなニコンD5300の購入のきっかけと良いところ、悪いところを書いていこうと思います。
Nikon(ニコン)D5300デジタル一眼レフ
D5300のイメージを簡単に表現すると『コンパクトで機動力に優れた高性能カメラ』という表現が似合っています。
今回はD5300で撮った写真を添えながら、カメラど素人の初心者が感じた一眼レフの感想や使い勝手、悩み、これからの期待などを紹介したいと思います。
僕が他に購入候補に挙げた一眼レフ
→(楽天)キヤノンkiss x7 商品一覧
CanonのエントリーモデルKiss X7。非常に人気の一眼レフ。
こちらが今回購入したD5300。
「キヤノン KissX7」と「ニコン D5000シリーズ」で迷いましたが、単純に道具としてのスペックの高さとWi-Fi機能搭載という点でD5300を選びました。下で詳しく解説。
きれいな写真を撮る≠デジタル一眼レフ
“きれいな写真”を撮ろうと思ったら別に一眼レフじゃなくても撮れます。
画質の違いなんてパッと見はわからないものが多い。
ただ、一眼レフはセンサーサイズが大きい(APS-C以上)ので、描写力はもとより背景ボケ感や暗所にも強いのは当たり前ですが、もっと他にメリットはないものか?
関連記事:コンデジと一眼レフの違い!ボケ味はセンサーサイズで決まる理由|mysimasima
一眼レフならではの機能
今回ミラーレスやコンデジではなく『デジタル一眼レフ』を選んだ理由を紹介します。
- カメラとしての機能性、スペックを重視
- ボタンが多く、細かい設定の変更が構えた状態で瞬時に操作できること
- ファインダーを覗いて高速AF(オートフォーカス)で撮りたい
一眼レフのスペック
電気屋さんで見る限り入門モデルはどのカメラも似たような性能であまり参考にはならなかったのですが、さすがに高級モデル(10万以上)とは雲泥の差がありました。
AF点数やスピード、追従性能。細かく言えばプリズムだったり画像処理エンジンだったりサブモニターが上面についていたり・・
そういう部分での違いは大きいですね。
オートフォーカスの違い
一眼レフでは位相差検出式AFというオートフォーカスで、コントラスト方式に比べ早いというのはもう常識的になっていますが、オリンパス(PENシリーズ)やソニーのミラーレス(NEXシリーズ)にもタッチでの高速AFを搭載したモデルがあり悩みました。
Nikon1 J5は位相差AFとコントラストAFのハイブリッド型なので一眼レフじゃなくても速いオートフォーカスモデルはたくさんあるのです。
関連記事:Nikon1 J5を購入!J4との画質や使いやすさの違い|mysimasima
一眼レフは感覚的に操作ができる
“感覚的に操作ができる”これが一番のポイントではないでしょうか?
コンパクトを売りにしたミラーレスカメラはボタンの数が極端に少なく設定を変更するためにいちいちメニューを開き画面を変えて、見て、操作しなければいけない。
余計なモーションが必要なので設定変更に時間がかってしまいドン臭い僕は苦痛に感じてしまったのです。
そうなるとファインダーもなくボタンも少ないコンデジやミラーレスはどれだけ高画質でも候補に挙がらない。
今まで使っていたブログ用のカメラ
僕が写真用で使っていたカメラはソニーの「ハンディカムHDR-CX430V」というビデオカメラです。
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これは動画はもちろん、画素数が最大890万画素(よく使っているのは223万画素の最小サイズ)の静止画もボタンひとつで撮れるということで非常に出番が多く、持ち運びも良好。
片手で撮影できる点で言ってもこの上ない機動力を備えているモデルです。
しかし、静止画のみでいうとただ記録するだけの性能しかありません。
それについて一眼レフとどれだけの違いがあるのかというのを説明。
ビデオカメラと一眼レフの画質の違い
下で紹介している写真は横780pixサイズで画素数は同じに設定してあります。
部屋の中で撮ったので光量も弱くカメラには厳しい条件となっております。
※どちらもオートモードでの撮影。
ソニーハンディカム
部屋の環境光が弱くISO感度(光を感じる感度)が自動で高めに設定されたためテーブルの部分に紫や青のノイズが増えているのがお分かりでしょうか?
まぁこれでもブログで扱う程度ならいけなくもない気がしますが。(色味や明るさはほぼ忠実に現物を再現)
ニコンD5300
一方こちらはニコンのD5300で撮った写真。
ボケ具合はカテゴリー違いなのでひとまず置いといて、同じ条件でも机の濃い部分でもノイズが少なく(ほぼゼロ)輪郭もくっきりしているのがわかります。
忠実な色表現力が魅力的
これは自作撮影ブースを使ったのできれいなのは当たり前ですが、やはり描写力が高いのは間違いなさそうです。
関連記事:撮影ブースは簡単に自作できる!背景紙やライトを使って売れる商品写真に!|mysimasima
Nikon D5300は「完成しつくされた入門機」というネット評価もあるくらい、エントリーモデルを越えてハイエンドモデルと同等の画質感、描写力が期待できます。
使ってみての感想ですが、若干風景撮影の表現力は弱いかなという印象です。
特に明るい場所での撮影は白飛びが多く、解像感が弱くなる感じ。
逆に暗い撮影はシャープに写ってくれます。
接写(マクロ)モードの性能
接写モード(マクロ)ではどれだけ違いがでるのか比較してみました。
一眼レフはレンズに依存しますので今回はちょっと意外な結果に…
【ハンディカム】
こちらはハンディカムの写真。オートモードでの撮影でピントが合う限界まで近寄った場合がこちら。
およそ1cmくらいでしょうか?意外にものすごく近くまでよれている事が判明。
【ニコンD5300】
今回のレンズが下でも紹介していますが、18-140mmという焦点距離を持つズームレンズを装着していますのでマクロモードにしてもここまでしか寄れませんでした。
これ以上近づけばピントが合わない調整の限界「最短撮影距離」でした。
超近距離から最大光学30倍ズームまで幅広くできる点においてはハンディカムの方が一枚も二枚も上手でした。
苦手な接写(マクロ)を撮れるようにするアイテム
クローズアップレンズというものを装着すれば簡単にマクロ撮影ができるのです。
しかもバカ高いレンズを買い替えなくてもよい!
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このレンズは意外に出番が多いので重宝しています。
参考記事:レンズフィルターだけでマクロ撮影!?ケンコークローズアップレンズで接写ができる!|mysimasima
夜景撮影の画質の違い
カメラのスペックを見るうえで重要のが『夜景撮影』です。
今回はスマホ(SO-04E)、ハンディカム、D5300の三機種を比較で撮ってみました。
【スマホSO-04E】
スマホのオートモードでの撮影。光が弱く全く何を撮ったのかわかりません。
実際の目で見た感じは再現できていますが「写真」という観点から見ればボツ。
【ハンディカム】
さてお次はハンディカムでの撮影。
オートモードで撮影するとピントが合わなかったため低照度モードONでの撮影。
ISO感度が上がったのか、ノイズがたくさん出てしまっています。
光も強くなって全体的にシャープな感じはスマホよりはマシという感じですがボツはボツ。
【D5300】
こちらは一眼レフD5300の写真。看板の文字を見やすくするために露出調整しています。
暗いとシャッターを長く開けないといけないので、少しの手ブレが大きく影響してしまいます。(三脚必須)
いや、正直びっくりしました!ここまでしっかり写るものなのかと。
こちらはISO感度を5000くらいに上げて撮ってみました。
ノイズがぐっと出るんじゃないのと思いましたがほとんどわからないレベル。(左下の木々が若干荒れている感じ)
看板の光が強くなって白とびしていますがスマホやハンディカムよりはマシではないでしょうか?
ISOを上げることによってシャッタースピードを長くとらなくても光が取り込めるようになるので動きにも強くなる上、手ぶれもしにくくなるのです。
ちなみに三脚があればホタル撮影も余裕でできちゃいます。
さすがは一眼レフといった感じ。いろんな撮影ができるのには正直びっくりしました。
セットで買った18-140mmレンズ
ちなみに、今回セットで買ったレンズは表示にも書いてあるとおり焦点距離が18mm~140mmまでの高倍率ズームレンズ。
コンパクトデジカメでいう最大約7倍ズームくらいですね。
このレンズの良い点
- 一本で広角から約7倍ズームまで撮れるのでいろんな構図で遊べるところ
- 手ぶれ補正&オートフォーカス機能付きなのに割と軽量
- 持ち運びに何本も持っていかなくてもよい
一番のポイントは広角から望遠までそつなくこなせるところでしょう。
2本レンズを持ち運ばなくても一つで賄(まかな)えるというのはデカい!
このレンズの悪い点
- レンズの明るさ(F値)が3.5-5.6なので夜景には弱い
- 近距離撮影ができない(最短45cm)
- ボケ感を活かした撮影が苦手
デメリットはほとんどありませんがズームレンズの弱点といえばレンズが明るくできない事。
やはり単焦点レンズや高級な明るいレンズに比べ暗いシーンやボケ感では若干不利に働きます。
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D5300の総評、まとめ
シャッターボタンがメッキだったりアルミパーツやカーボンボディなど、他のエントリー一眼に比べて高級感があるのも選ぶ決め手になりました。
もちろん少しの知識しかなくても十分にきれいな写真が撮れそうです。
操作や表示がわかりやすくスペックに余裕があるので、初心者でも“撮りたい写真を撮りたいように撮れる”という印象を持ちました。
僕は動物や風景撮影が好きなので出先でよく撮るのですが、あまり芸術的な写真が撮れない気がしました。
ポートレートでもなんか劇的に美しいという写真が撮れない…
というのもNikonカメラの特徴を簡単に言うと『忠実な色表現』です。
ポートレートなど美しく補正して写るキヤノンや富士フィルム、風景がきれいに見えるソニーなど他メーカーはいろいろと補正がかかっています。
一方ニコンはこういう“物の本来の色味や存在感”を忠実に切り取って写すというスタイルから、パッとしない写真で当然なのでしょう。
それが好きかどうかは好みの問題ですが、描写力としては入門機レベルを軽く超えているという感じ。
※色味なんてピクチャーコントロールでどうにでも変更できます。
結局D5300は買いなのかどうなのか?
ちょっと長々書いてきましたが、初心者がカメラに10万近く出すのはアリなの?
その答えはYES。
F値やシャッタースピードの意味すら知らなかった僕が一眼レフに勉強させられたという感じ。
「ブログ用にそこまで超絶描写は必要ないし、コンパクトデジカメで十分だ」という意見もあるでしょう。
ただ、それでも89,000円分の元は“満足度”として十分取れた気がしました。
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※D5500が出たことによって標準レンズ付きのモデルが60,000円台まで安くなっています。
コンデジでは味わえない優越感
コンデジで撮れる限界をはるかに超えた性能のおかげで、初心者でも思い通りの写真が撮れるのが一番のメリット!
動物の素早い動きにもAFが追従してくれる『ダイナミックAF』で面白い写真を量産しています。
参考記事:動物撮影でピントが合わない原因はAFかもしれない?|mysimasima
できることが多いので考えながら撮っているうちにユーザーが育てられるという点で、一眼レフの最初の一台にはものすごくオススメかもしれません。
ハイエンド機には負ける部分
購入の際の参考にデメリットも挙げておきます。
- ファンクションボタンが1つしかないので機能振り分けに制限がある
- よく使うホワイトバランス専用のボタンがないので、いちいち『iメニュー』でWBを変えなければいけない
- ファインダー視野率が小さく、見た目とは違うので過信は禁物(ただ、視認性はとてもいい)
- 動画モードはAF追従が遅い、長時間撮れない等、正直使えない
- ステータス画面(上面のモニター)が付いていない
さすがに上位グレードの機種と比べると操作性などはどうしても『入門機』という位置づけから出られない感じは否めません。
ただ、コンパクトで軽いボディの機動性も相まってエントリーモデルの一眼レフの中では画質や使い勝手は間違いなくトップクラスの性能ではないかと思います。
難しいこと抜きにしても、軽くて持ち運びしやすい一眼レフを探しているならニコンD5300がオススメできるのではないかなと僕は思います。
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以上、NikonD5300のレビューでした!
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Comment
こんにちは。以前ブログにコメントいただいた吉田と申します。
こちらの記事のほうがよっぽどためになりましたし、同じワードプレステーマを使っておられるようで思わずコメントさせていただきました。色々と参考になりました。ありがとうございます。
こんにちわ。
いえいえ、とんでもです。ガチ初心者なので間違いはどんどんご指摘ください。
そうなんですよね。僕も、あれ?このデザインどこかで見たことあると思っておりました。
またお邪魔させていただきますね♪
[…] カメラ初心者がニコンD5300の一眼レフを購入!使ってみてわかった良いところ、悪いところ。写真比較画像あり […]
実際のユーザーの意見は購入に際して、たいへん参考になりました。まだ、何が撮りたいのか?どうやって遊ぶのか?が未知数なので、ボチボチやっていきたいですね。これからもいろいろと勉強させて頂きます。
メーカーのホームページではわからない個人的な感想、それがブログの魅力でもありますね。僕もD5300ファンなのでこれからも皆さんに負けないようにいい写真を撮れるように頑張っていきます。
また写真を楽しみにしておりますので、お邪魔させてくださいね。
通りすがりですが、D5100、D7000、D800ときて、今はD4と使っている者です。
「風景では明るく撮れる」とありますが、ニコンはデフォルトでは露出オーバー気味になるので、-0.7から-1.0くらい露出を下げるとイイ感じになる、というのがよく言われます。
自分は-1.0を標準設定にしています。
コメントありがとうございます。
なるほどです、参考になります。
僕も-0.5~-1.0ほど下げるといい感じに撮れる場合もありますが、明暗差の強い場面ではうまく描写してくれない(特に暗い影の部分)のでそういう部分で上位モデルと差がついてしまった気がします。
はじめまして。
私は普段はフルサイズを使っていますが、ちょっと出かけたりする時にはD5300とX7をカバンに入れて持ちます。
プロでもなければ、やはり何だかんだいって小さく軽いことは正義ですよ。
よっぽど変な撮り方や無節操な被写体選びをしない限り、なんの不自由もありません。
しかし最近はX7ばかり使っています。なぜならD5300は妻に取られたからです。
妻曰く「こっちのが画質が良いから」だそうですw
女子ならX7を選びそうなもんじゃ・・・とか思ったんですけどねw
感覚的にですが、X7に純正単焦点付けた画質とD5300にズームのキットレンズ付けた画質がだいたい同じくらいな感じですね。
コメントありがとうございます。
最近になってD5300でもかさばるのが気になりだしてきたこの頃・・・w
特に持ち運び。
やはり小さいカメラってなんだかんだ言ってものすごい強みを持っていますね。
しかしX7よりD5300の方が画質?描写力?などが良いと気づいた奥様にも脱帽です。
夫婦でカメラ、うらやましい限りです^0^
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