バイクのニーグリップパッドを自作!【グロム】滑り止めシートでの作り方
こんにちわ、紫摩(しま)です。
後期グロム(JC75)は前期型に比べるとボディも普通のロードバイクっぽくなっているのですが、いかんせん形状が悪いです。
ドラム缶というか、跨ると太ももは密着するも膝が浮いてしまいます。
ジムカーナではニーグリップが大事なのですが、結構ずれたり安定しないので、滑り止めを貼り付けることにしました。
既製品を買おうと思ったら在庫切れで時間がかかるっぽかったので、とりあえず自作で自分の体に合わせて作ります。
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ニーグリップパッド作成手順
用意するのもはホームセンターのゴム切り売りコーナーに売っている滑り止めパッドと硬質スポンジです。
これの良いところは安い、すぐ手に入る、必要十分のグリップ力と3拍子揃った(?)もので、僕もジムカーナ用のVTRに着けててバッチグーでした。
関連ページ:VTRニーグリップパッドを自作|Mysimasima
今回はVTRの時よりもクオリティアップを目指して本気で頑張りました。
A4コピー用紙を使って型を取る
まずは形をとっていきたいので車体に紙を押し当てて適当に目印等を書いていきます。
人によって体格が違うので、自分に合わせて大きさなどを自由に作れるのが自作の良いところ。
既製品だと膝や太ももに当たらない無駄な部分が出てきます。特にシート加工している方はなおさら。
今回はタンクの後端と下側にも少し貼ろうと思います。
ただ切っただけでははみ出しや角度などはバラバラなので、マスキングテープで細かい部分の形を出していきます。
ここで妥協しないことが仕上がりをきれいにするコツです。
何度でも微調整してください。
ここで重要になってくるのがデザインも考えて形を決めること。がなかなかセンスが必要になります。
ネットで「ニーグリップパッド 自作」と画像検索すればたくさん出てきますので参考にしてみてください。
ニーグリップパッドの切り出し
こんな感じでPhotoshopで作成してみました。
僕の自作のデザインが欲しい方は一声かけてもらえればデータ差し上げます(笑)
リンク:自作ニーグリップパッド(後期グロム用)
今ではプロッター(カッティングステッカーマシン)でも切れる時代になったのでこういうのもデータがあれば量産出来て作業が早いかな?
でも僕は機械持ってないので、アナログで手切り。
そこでいいものを見つけたのですが、“チタンコートカッター”なるものを使うとめちゃくちゃ奇麗に切れます。やはり適当なカッターでは滑りや切れ味が悪く、仕上がりが汚くなります。
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色々作ってみた結果、素材は柔らかくなければ何でも問題なしです。
ストンプグリップでもスポンジでも、極論ゴムマットや車のダッシュボードに置くタイプのノンスリップマットでもよさそうです。誰か試してみてください。
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ニーグリップパッドの貼り付け
貼り付けは屋外用の両面テープでオッケーです。
スポンジの場合は粘着が悪いことがあるので、ポリエチレン用の物を使うとベストです。
たぶんこの先剥がすことはまずないと思うのでガッチリ貼りつけて大丈夫です。
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お?意外とかっこよくできた気がしませんか?
ニーグリップパッドの高さを変える
画像を見てもらうとわかるのですが、太もも部分はぴったりフィットしてるのですが、膝は若干浮いてます。
これはボディの形状が丸いので仕方ないのですが、最近のバイクだとここが逆アールになってたりしてフィットしやすくなってたりします。
やはりここでもまたデザインセンスが問われます。
後期グロム/MSX(2016~)は直線主体の外装なので、今回は直線を生かしたデザインで作ります。
妥協せずマスキングテープで細かな型取りをしていきます。
厚めの硬質スポンジを使う
硬質スポンジにはいろいろ厚みがあって自作系では定番の代物です。
僕は10㎜と15㎜を買いましたが、一応10㎜を使います。
雨や洗車時に水を吸い込みますが、すぐ乾きます。
コピーしたパッドをずれないように貼り付けて、チタンコートカッターでス――――っと切って終わり。
もちろん直線は定規を使うのですが、曲線はフリーハンドです。
ここでボロボロのカッターを使うと切れ味が悪く、引っかかって仕上がりが汚くなります。
滑り止めがあるのと無い時の違い
こんな感じで作りました。
下側は若干張り出させて膝に当たる面積を確保しています。あまり分厚すぎると今度は股が広がってしまってステップに足を乗せる角度に違和感が出るのでほどほどに。
こればっかりは人の好みと体格でかなり違ってきます。
滑り止めがあったほうがニーグリップの力が抜けます。
通常走行で力が抜けるという事は、さらにそこから寝かし込む時に力を入れることもできるという事になります。
一番感じやすいのはジムカーナで言う回転などの低速ターンで挟み込む時です。
革パンツをはいていればなおのことグリップするので、外側の太ももで押し込む意味というのがよくわかるようになります。
特に重量系のバイクだと顕著にわかります。
気になった方はぜひ自作で自分の体に合ったニーグリップパッドを作ってみませんか?
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