排気量マウントする気持ちがわかる!250cc→大型バイクVFR800に乗り替えたら○○だった!
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バイク, 比較・検証系(雑学系)
こんにちわ、紫摩です。
大型バイク、VFR800Fを買って約半年。(正確には5か月)
以前から125ccや250ccを所有していて、一時期はCBR400RRにも乗っていました。
大型バイクなんていらないとさえ思っていました。
そんな僕が大型バイクを買って思ったことを少しまとめてみます。
やっぱり万能な小型がいいのか、それとも排気量マウントできるだけの魅力はあるのか。
小排気量に比べて大型バイクの良い所
所有がVFR800Fなので、それを基準に話す形になることだけご了承ください。
あとはCB1300SFやSV650、GSX-S1000/R750、ZX-10Rなどなど試乗レベルですが参考にしています。
排気量は大は小を兼ねる
画像引用元:HONDA
初めに排気量だけで言えば、小さいより大きい方がいいことが多いです。
まずはトルク。
巡航速度へ早い段階で持っていけるので、交通の流れを読みやすくなります。
坂道はもちろん、発進時でも余裕があるので、速度が落ちても再加速のストレスがありません。
これは小型バイクと大型バイクをどっちも乗ってるからこそ、いいなと感じる部分です。
一方で小型バイクは60㎞/h巡行に達するまでにかなり距離を必要とします。
そのため心の余裕がない時ほどストレスに感じます。
※巡行時はどちらも変わりません。
排気量が大きいと低速トルクがあるので、右左折で傾けた車体をアクセルオンで容易に起こせます。
これは遅い速度でも切り替えしやアクションのメリハリを付けやすいという事です。
それが大排気量の醍醐味ではないでしょうか。
250cc以下の小さい排気量でも回せばそれなりに元気に走りますが、いざ速度が落ちるとかなり疲れます。
排気音、エンジン音がやっぱり大迫力
600cc以上の排気量の大型バイクの特徴と言えば、図太い排気音が特徴です。
特にVFR800Fはその名の通り800ccのV型4気筒バイクという事で、爆発音が凄いです。
そしてエンジンの回転の落ちも速いVFRはほんとレーシングバイクみたいです。ヴォゥ、ヴオゥ!
しかし250cc4気筒バイクも負けてません。
ZX-25Rの超高回転エンジンの方が空ぶかしの回りは軽いですね。排気音は、フワーン、フワーン。
250ccのツインだと、バラララ。
1000cc〜1300ccのバイクであれば4気筒の吹け上がりの音が怖いぐらい。ギュオオン、ギュオオン。
この辺りは好みによりますが、大型バイクの大迫力で図太い音はマジで所有感をくすぐられます。
マウントを取りたくなる人の気持ちもわかる気がしました(笑)
大型バイクは取り回しは普通、慣れたら同じ
よく「大型バイクは取り回しが大変」なんて言う話を聞きますが、僕はそうは思いません。
確かに重くて押し引きは大変ですが、慣れてしまえばなんてことないです。
VFR800Fの243kgでもなんとか引き起こしもできるので、200kgちょいの600ccクラス、リッタースポーツなんかは全然苦痛じゃないと思います。
確かに軽量な小型バイクは何でもできるしどこでも行けるのが魅力。オフ車だと悪路にでも入っていけます。
それはビッグバイクには辛い分野かなとは思いますね。
しかし、車庫から出すのが億劫になるという言い訳とこの押し引きの辛さとは関係ないんですよね。
続きます。
大型バイクは極低速の扱いが難しい
先ほどの悪路走行の例えでも言えますが、大型バイクは小型バイクに比べて低速旋回が難しいです。
トルクがあるから車体のコントロールする自由度は高いのですが、アクセルを開けた時の押し出し感やその重さ故に、コントロールが非常にシビアです。
狭い道や住宅街の右左折もこれに当たります。
軽量なバイクだと適当にリーンアウトしていればUターンも楽勝ですし、ちょっとふらっと来ても足をつけば転倒を回避できることも多いです。
しかし、大型バイクの車種によってはオーバーランしたり半クラッチをミスってそのまま立ちごけしてしまう確率が高いです。
重いから内側に倒れる力が強いんです。
逆を言えば、この低速の扱いが未熟だと立ちごけが怖いし、「車庫から出す頻度が減ったんだよね」という事にもなります。
車庫から出すのが嫌なのじゃなく、乗った先での扱い自体に不安があるのでは?
公道では大型バイクの方が楽
排気量が大きいとトルクが強いので発進がすごく楽なんです。
これは1速ギアのギア比も関係しているのですが、小排気量だとすぐ吹け切ってしまいます。
安全のため、街乗りではすぐ2速に上げるシーンがあります。
こちらは参考までにZX-25Rの速度を調べてみました。
このバイクは高回転型エンジンなので常用回転数が高いです。
通常の慣らし運転では3000回転なのですが、それをちゃんとやとうとすると15㎞/hも出ません。
ZX-25R専用の慣らし運転では6000回転までに抑えないといけないので、実質20㎞/hですね。
いずれにせよ、信号スタートは軽自動車に煽られてました。
もっとひどいのがCBR125Rです。
発進で1速で5000回転ぐらい回してもやっと17㎞/h。
8000回転までバオーーーって回しても30㎞/h出ません。
小排気量のバイクでは、音や加速感に疲れます。
これが大型バイクVFR800Fであれば、大体3000回転ぐらいで十分流れに乗れます。
バイクが全然違うのでフィーリングでしか話せませんが、1速で引っ張れるし遅くも走れるので巡行が楽です。
これは一度体験すると「大型ってこんなにもツーリングが楽なんだ」と感じますね。
参考:speedrpm
再加速も超、楽!
道を走っていると坂になることもあるでしょう。
追い越しをすることもあるでしょう。
特に写真のような上り坂のカーブ。
その時にZX-25RやCBR125Rで再加速するにはギアを一つ、二つ下げなければいけません。
それがVFR800Fだとギアを下げる必要なく再加速できます。
低速トルクは3000回転ぐらいから。
※CB1300SFだと5速(トップギア)1500回転からでも坂道で加速します(笑)
大型バイクが高速道路しかメリットがないとか街乗りはパワーを持て余すとか、どこでそんな馬力が必要なのかとか言いますよね。
小型バイクに乗っていると十分事足りるので、大型バイクの必要性を感じないですよね。僕もそうでした。
ミニバイクの方が街乗りは便利なんだ~って。
しかし、実際乗ってみるとギ6ア比の関係で小型バイクよりも街乗りが楽だという事に気付きます。
まとめ
今回は小型バイク乗りが大型バイクに乗った感想を喋ってきましたがいかがでしたか?
比べる部分がかけ離れているので結構難しかったです。
しかも車種によってもかなりフィーリングが違うんですよね。ほんとバイクって面白い。
ただ一つ言えるのが、【大型バイクが街乗り不向き】って言うのは僕はもう消えましたね。
小型バイク最強伝説は続きますが、、、。
250ccで十分とかミニバイクで十分って思ってる人も、ぜひぜひ大型いいぞーおじさんになってみませんか。
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