VFR800Fカウルカットのコツ!バンパー取り付け(後編)必要な工具とやり方
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VFR800F(整備・カスタム), DIY
こんにちは、紫摩(しま)です。
前回はVFR800Fにバンパーを付けたブログでしたがもう見ましたか?
そして後編ではカウルをつけるためにバンパーが当たるところを切っていきます。
このカウルカットが嫌でバンパー取り付けを躊躇している方も多いと思いますが、きれいにやると純正みたいでめちゃくちゃ違和感なくできます。
今回でもう3台目になります。
その経験から、やり方やコツ、注意点などを紹介します。
カウルカット手順とうまくいくコツ
今回こんな感じのキレイな無駄のないカットができる裏技?を紹介します。
しかし、カウルカットは僕は超嫌いです。
苦手なのもそうですが、めちゃくちゃ気を遣うので本当はやりたくないです。
でもバンパー取り付けるバイクって決まってカウル車が多いのでこのカウルカットも慣れました。
一番初めにやったのがCBR125Rです。このころはコツも何もわからなくて適当にやっていました。
CBR125RにSSBバンパー取り付け|Mysimasima
こういった軽微なカウルカットで済むならまだラッキーな車両かも?
ZX-25Rはもともとスライダーの取付穴が開いています。
CBR400RRもかなり大変でしたね。
そしてさらに大変だったのが今回のVFR800Fです。
必要な工具
カウルカットで必要な工具を紹介します。
工具なんて腐るほどあるし、技術によって使うものが様々。
ここでは自分が行ったやり方ですが、好きに工夫してもいいと思います。
グラインダーサンダー&砥石
カットや直線の削りが得意な電動工具です。
切断用の砥石は、カーボンタイプを使っています。
薄くてとても楽です。
直線を出したり端を削ったりするのもグラインダーは得意。
400番のペーパーディスクだったり砥石だったり。
この辺りは100円均一で揃います。
インパクトドライバー、ドリルセット
自分は安物を使っています。
はっきり言います、素人がDIYで行う素人整備で使う用途では、安物工具で十分事足ります!
インパクトドライバーは一つあるとカウル脱着がめっちゃ速くなりますね。オススメ。
そしてこのビットタイプのショートドリル。
脱着が速く、細かいアールで使います。
ショートの理由は、ブレないし軽いから。
回転ヤスリ、棒やすり
カウルカットで隠れた秘密兵器が回転ヤスリ。
バンパーがまだ当たるから広げたい、と思った時にこの回転ヤスリでゴリゴリ削っていくんです。
これも安いけど普通に使えます。
最後の仕上げで使います。
半丸タイプが良く使いますかね。
ごきゅごきゅ言って結構うるさいです。
細かいところもこれは便利。
マスキングテープ
そして必ずほしいのがマスキングテープ。
直線のアタリを出したり、転写に使います。
あと少し削りたいという目印などなど。
これがないと適当に進めることになって効率大幅ダウンです。
カウルカット前に型紙や捨ててもいいカウルで練習
今回ヤフオクで激安のカウル(2000円〜4000円)を買いました。
実はノーマルを削るのはどうかなと思ってこれを買って塗装して使おうかなと思っていたのですが、結局ステッカーや塗装代を考えると大赤字。
ノーマルをそのまま削ることにしました。
まずは適当でいいのでガンガン削っていきます。
安いカウルだと躊躇なく探っていけますよね。
平坦なカウル車ならこうやってダンボールを型紙に使うのもアリ。
一発目に本番は絶対NG。
それでも神の一手をお持ちの方であれば下書きなしでもいいですが、僕は無理です。
2回削ることになるのは大変だしめんどくさいけど、下書きをやらないとガタガタのグスグスカウルになります。
実際見てもらうとわかりますが、想像で切っていくためバンパーとの隙間が大きくなりがちです。
このままだと正直ダサい。
けど大丈夫、マスキングテープで補修します。
今黄色く見ているのがマスキングテープ。
もっとこう削りたい、ここは切りたくないというラインを出しています。
マスキングテープをはがし、転写する
そしてそのマスキングテープを今度は本番用カウルに張り直します。
これで大幅には狂わない形でコピーができます。
これをやることによってあのぴったりとしたカットが可能になるわけです。
反対側も同じくやっていきますが、転写したシールを反転させるとそのまま逆のカウルにも当たり線を引けます。
だいぶしっくりくるようになりました。
こんな感じでマスキングテープを使うと好きな形を転写できます。
しかも細かく。
直線も引きやすいのでオススメ。
転写で好きな形に削れました。
でもこれでもまだバンパーと当たる部分が出てきます。
当たる部分があっていいんです。
この後、ちまちま削って微調整します。
回転ヤスリで当たる部分を拡大していく
先ほど上でも紹介した回転ヤスリ+ドリルドライバーを使ってコーナーをガリガリ削っていきます。
あとちょっとの部分は棒やすりでもいいのですが、大幅に狂っている場合は回転ヤスリが速いです。
ここまでで片側で6時間。。。大変。
何度もつけては外しで数時間
この作業は根気がないと続きません。
多分、このブログを見ている人は「めんどくせぇ、やりたくないw」って思っているでしょう。
でもこのちまちました作業が見栄えを作りますし、純正っぽさを出せる努力です。
こちらは初代作品のCBR125Rでのカウルカット。ガタガタです(笑)
アールもあってないし広すぎたり狭すぎたり。
でも最初はこうですよね。
3回目にもなるとだいぶうまくできるようになりましたw
無駄も少なく、バンパーとの隙間も均一。
これを仕事としてやっている人には尊敬のまなざしです。
カッコよく見えるワンポイントアドバイス
これは持論になりますが、カッコいいカットとはやっぱり車体のデザインに合わせることだと思います。
ステッカーの形を見るとわかりやすいかも。
カウル車は大体スポーティーな車両が多いのでそのデザインに合わせてカットのラインを考えていきます。
VFR800Fは見ての通り直線が基調なので、カウルカットの端も直線を生かして残します。(赤線)
一方でバンパーの当たる丸い部分は最小限に、大きくならないように注意します。(青線)
これが初代作品。
カウルのカットの端を丸くしていました。
これだと滑らかなのですが、スポーティーさは激減しますし、「カットした感丸出し」に見えます。
参考にしてみてください。
ちなみに、カウルカットした端をタッチアップペンで同色(もしくは似たような色)で塗ることでもっと純正感が増します。
まとめ
これが完成品。
カットの量を最小限に、かつスポーティーなデザインを損なわないような端の処理を行うことで純正っぽさを出しています。
自分で言うのもなんですが、3台目にしてようやくまともになった気がします。
こうしてみるとバンパー装着バイクも悪くないでしょう?
カウルカットがうまくいくとめっちゃかっこよく見えるのです。
しかしやっぱり下書きをしないとそれも無理。
ぜひこのカウルカットも含めてバンパー装着を検討してみてはいかがでしょうか。
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