*

ZX25Rでスポーツ走行するならこのカスタム3選!+おまけ

公開日: : 最終更新日:2021/09/08 ZX-25R(整備・カスタム), バイク

ZX-25R
こんにちは、紫摩(しま)です。

最近ZX-25Rネタばっかりアップしてます。興味のない方はごめんなさい。

そしてもうカスタムこれをやれみたいなブログや動画はもう出尽くした感があるので、今更ですが、ちょっと違う方面でお答えできればなと思います。

やっぱりスポーツバイクの醍醐味は走りを楽しんでナンボ、です。

SPONSORED LINK

ZX-25Rカスタムの方向性

2020年冬に発売してからいろんな人がいろんなインプレしてますよね。

最初はモータージャーナリストがキラキラ評価で持ち上げて、次は一般ライダーが加速でヒャッハー、暫くするとカスタムパーツも多く出てきていわゆる盆栽を楽しむ方向性に変わってきている気がします。

盆栽というのは昔なら“走らないのに形だけ”っていう見下した言い方をしてましたが、今はそれも一つのカテゴリーとなりつつありますね。

走りなのかカスタムなのか

カスタムの楽しみは二つ。
走行の変化を楽しむ方向性とドレスアップ方面と。

  • マフラー
  • 調整式レバー
  • スクリーン
  • バーエンド
  • バックステップ
  • サブコン
  • エアフィルター
  • LEDイルミネーション
  • カーボンパーツ

代表的なものはこの辺り?

走りに重きを置く人と、カスタムで目立ちたいと思う人ではカスタム内容も若干変わってきそうです。

ZX-25Rカスタムしたい部分とその注意点

調整式 セパレートハンドル ZX-25R
実はZX-25Rは走行を楽しむと同時にカスタムしてナンボなバイクでもあったりします。

加速を伸ばすか、乗りやすさを重視するか、運動性能を向上させるか

ノーマルはいろんな部分がコスト削減で抑えられていたり、安全向けに制御されていたりと、本来のポテンシャルを隠された状態だから

これを話すと乗っていない人からは「250ccだったら当たり前」なんて揚げ足をとってきますが、まさにその通り。課金していくと徐々に解放されていく感じでゲームみたいで面白いです

ただ、バイクカスタムにも注意点もあったりします。

①タイヤ

アストロプロダクツ ビードブレーカー
まず交換したいところはタイヤです。
純正ではOEMタイヤDUNLOP GPR300というもので、カタログを見ると「軽快なハンドリングのハイグリップタイヤ」みたいなことを書かれています。

某インプレでも「グリップが違う」「寝かしこみがスムーズ」みたいなことを言ってますが、実際GPR300(OEM版)はスポーツ走行をしようと思ったら簡単に滑ります。
市販品はそうでもないかもしれませんが、標準装着タイヤは所詮街乗りタイヤ

安全や楽しみを考えるならまずはタイヤ交換をお勧めします。
GPR300は街乗り向け。
センターはなかなか減らないみたいだからそれ用途には向いてそう。サイドはゴリゴリになくなりますが。

バイク練習やサーキットやジムカーナ系のスポーツ走行をするならハイグリップタイヤ以上は必須。

これはタイヤ考察の記事で紹介していますので参考にどうぞ。

関連ページ:ZX-25Rのハイグリップタイヤ考察|Mysimasima

交換するデメリット

タイヤは自分の使用環境に合わせた選び方が重要になってくるので、一概にハイグリップタイヤが正解、ツーリングタイヤがダメというものではないということは頭に入れておきましょう。

  • レース向けタイヤのグリップ力は、タイヤウォーマーがあっての話。
  • ツーリングタイヤは長寿命だがドライグリップは期待できない。
  • スポーツハイグリップはいいとこ取りだが、寿命と値段は諦めて。

といった感じ。
タイヤ選びはしょっちゅう交換できるものじゃないので、いちばん頭を悩ませるところでもあります。

②リアサスペンション

ZX-25R リアサス ZX-10R
次にZX-25Rカスタムしたいところはリアサスペンションです。
ノーマルリアサスは簡易的なプリロード調整以外は非調整のものになります。

『プリロード調整』とは、取扱説明書にも書いていますが、座った時の初期の沈み込み量を適正にするための調整機構です。

自分はシャフトにグリスを塗って1/3ぐらいを目安に合わせています。これを“サグ出し”と言います。

ただ、サグ出しをやってもノーマルショックではいい仕事はしてくれません。
減衰力が非常に高く、沈むスピードも伸びるスピードも遅いです。

動きとしては一瞬の段差では硬く感じ、切り返しが重ったるく、逆にスピードが出るコーナーでふらつかず安定します

純正ショックは劣化の具合やタンデムのことを考えてオーバー気味に固くしている車種が多いです。

交換するデメリット

社外品の高級サスペンションにすれば正解かというと、必ずしもそうではないです。

以下の内容を理解しているか否かで大きく左右されるため。

  1. 走りの方向性
  2. 自分の癖
  3. リアサスの役割
  4. 前後バランスの関係性
  5. セッティング

まぁ大体こういうところでしょう。
これらを理解していないと沼にはまります。

しっくりこないからと言って、調整ばっかり触ってても意味がないです。

その間、技術も上がらない、変な癖がつくなどデメリットの方が多くなります。
そして時間を費やしても、根本を理解していないとほとんど改善しません。

(はい、今の自分がまさにそこにいます・・・。)

関連ページ:ZX-25RにZX-10R純正サスペンション取り付け|Mysimasima

③マフラー

ZX-25R マフラー
社外品に交換すると音に迫力が出る、加速もよくなる、見た目もいかにもカスタム車両っていうぐらいのインパクトが出る。

ZX-25Rは音がすべて(笑)なのでF1サウンドを楽しめる一番のカスタムではないでしょうか。

そして、アクラポビッチフルエキ車両に乗せてもらう機会がありました。
確かに中速の加速がよくなっている気がしました。

さらにアクセルの開け始めのレスポンスもよくなっていました。
燃調が変わっているのかそれとも排気効率の理由なのかはわかりませんが、結構変わるんですね。

純正マフラーのサイレンサー部分ってかなり抵抗になっているのはありそうです。

デメリット

社外マフラーにしたときの一番のデメリットが音量です。

若いころは爆音命で、うるさければ正義、抜けがいいマフラーが最優先とさえ考えていたころもありました。

ただ、もうそんな時代は終わって、周りへの騒音や迷惑のことを考えなければいけません。それが大人。

純正マフラーの音量の基準は50cc以下の原付一種が「79dB」、125cc以下の原付二種は「85dB」、250cc以上は「89dB」を超えない事とされています。
社外マフラーの車検を通る音量は 近接 94dB(A) 加速 82dB(A)

実際この数値でもアイドリングだけでも気になる人は気になります。
乗ってる人が〜じゃなくて、周りの人が。

社外マフラーを付けたツーリンググループが通るときはもう暴走族の集団。うるさすぎ。

あとセッティングがあってない場合は、ギクシャクして乗りにくくなる可能性もあります。
レスポンスがよすぎて微妙な開け具合が難しくなって、ドンツキが目立つことにもなります。

ZX-25Rで言えば極低速トルクもさらに弱くなるし、アクセルのドンツキが増すので低速走行が非常に難しくなります。

番外編:バンパー、スライダー

ZX-25R バンパー ガード
スポーツ走行と言ってもサーキットから低速練習まで幅広くて何をどう目的とするかで大きく変わってきます。

サーキットならスライダーが定番ですね。
カウルや体は守れませんが、クランクケースなどが割れるリスクを軽減できそうです。

あとよく転倒する低速練習では、バンパーと言われる小ぶりなガードを付ける人が多いです。

人によってはこのバンパーが何よりも大事という人もいるでしょう。僕もその一人。
バンパーを付けることによって、カウルはもちろん、怪我もしにくく、ステップやハンドル回りの損傷をかなり減らせます。

つけなくても問題ないですが、こういうガードもあると心に余裕が持てますね。

関連ページ:ZX-25Rにバンパー取り付け|Mysimasima

まとめ

ZX-25R
20年ぶりの250cc四気筒、まだまだ駆け出しでもっとポテンシャルは高いと思う。

でも自分はそれを引き出すことはできなさそう。

だから、自分の運転技術を高めたくて色々練習を頑張っています。

このバイクに乗っている方、写真を撮って飾って楽しむのもいいけど、やっぱりこいつは乗ってガンガン攻めたほうが絶対楽しいです。

それは公道で飛ばしてというのではなく、安全にスポーツ走行に興味を持ってもらえたらなと思います。

SPONSORED LINK

関連記事

タイヤ RX01R 比較 RX03R

バイアスタイヤ【RX-01SpecRと03Rの違い】どっちがおすすめ?グリップや性能比較インプレ

こんにちわ、紫摩(しま)です。 IRCのスポーツハイグリップタイヤのRXシリーズ。昔はRX

記事を読む

DSC00741

400km日帰りソロツーリング!ライダーが集まるローソンとは?三坂峠の新道路が開通していたのに走れない理由

長距離日帰りソロツーリングのその2ということで、 西条から岩屋時へのツーリングを書いていくぞ♪(下

記事を読む

ハイパープロ VFR800F リアサス

バイクのリアサスのセッティングやり方!…VFR800Fレシピ(S字&小旋回)結果は前後バランス

こんにちわ、紫摩です。 今回はハイパープロのリアサスのセッティングについていろいろ寝る間を

記事を読む

VTR250 バンパー SSB 転倒 ジムカーナ

VTR250転倒対策にSSBバンパーをオススメする理由とジムカーナでの効果

こんにちわ、紫摩(しま)です。 ジムカーナの必需品としてバンパー(エンジンガード)があります。

記事を読む

BTマルチインターフォン内容

安いバイク用インカムって使える?中国製バイク用Bluetooth

こんにちわ、CBR125Rに乗ってます紫摩(しま)です。 バイクツーリングは楽しいですよね

記事を読む

キャブ VTR250 エンジンコンディショナー

【VTR250キャブ清掃、分解】古いバイク、吹け上りが悪い時はメインジェットの詰まりかもしれない。プラグで焼け色チェック!

こんにちわ、紫摩(しま)です。 ジムカーナ用のバイクVTR250の素人整備という事で、いろいろ

記事を読む

CBR125R リアサス YSS リアショック 取り付け

【YSSリアサス交換】CBR125Rジムカーナ、サスセッティング!タイヤグリップの限界が上がって転倒回数が減る

こんにちわ、紫摩(しま)です。 いつも皆さまブログとYouTubeを見て(観て)くださって

記事を読む

VFR800F 練習

【リアサス考察】ハイパープロはほんとにメリットのあるスプリングなのか?

バイクのフロントフォーク、リアサスにはスプリングがついており、この形状により走行性能がガラッと変

記事を読む

LS2 チャレンジャー

LS2のカーボンヘルメットの評価は?安全性は大丈夫?チャレンジャーFとECE規格

こんにちわ、紫摩です。 ヘルメット、、、ショウエイ?アライ?OGKカブト? いえ、今

記事を読む

ZX-25R ABS キャンセル

ZX-25RのABSキャンセルのやり方!解除した後の不具合、デメリットはあるのか?

こんにちわ、紫摩です。 ZX-25Rでジムカーナと言うスラローム的な走行を楽しんでいます。

記事を読む

スポンサードリンク

コメントを残す

スポンサードリンク

コミネブーツ バイク 靴
【教習指導員も使ってる】KOMINE(コミネ)バイクブーツレビュー バックジッパーブーツK202

こんにちは紫摩です。 ある程度安全運転に興味が出てきた人が注

警音器使用
【クラクションを鳴らされた時は?】教習者にイライラ!警音器の正しい使い方を指導員が解説

教習所で先生をすることになった紫摩です。いつもありがとうございます

ぱくたそ
【右直事故】悪いのはどっち?バイク乗りの○○が原因だった…教習指導員になって思う事

こんにちは、紫摩です。 転職して自動車学校で安全運転を教えている

バイク 安全競技 練習
最後の安全競技大会!ついに3位表彰台だったので各セクションのコツなどを紹介

こんにちは、紫摩です。 かくかくしかじかで、最後の安全競技大

中負荷時 ハイパープロ
【HYPERPRO】フォークスプリングのおすすめセッティングと失敗例 VFR800Fで検証

ハイパープロのサスペンションの考察、次はフロント側、フォークスプリ

VFR800F
【朗報】体格に合わないバイクの正しい乗車姿勢を解決する方法!ポジション調整で乗りやすくなる

こんにちは、紫摩です。VFR800Fのカスタムブログを書いている者

VFR800F ブレーキ ホース交換
【ABSバイクのステンメッシュホース交換方法】必要な道具と作業の注意点…VFR800Fアップハン化に伴う延長加工

こんにちは、紫摩です。 今回はVFR800Fのアップハンドル化に

VFR800F クラッチホース
VFR800Fのステンメッシュクラッチホース!交換後➜半クラのタッチがめっちゃ良い!ステンレスメッシュの注意点

こんにちは、紫摩です。 VFR800Fのカスタム記事を書いて

ぱくたそ
Xで炎上!?【自動車の幅寄せvsチャリのすり抜け】の是非!車が交差点で左折時にブロックするのは正しいのか?自転車との事故防止やマナーを考える

こんにちは、しまです。 某Xで話題になっていました『自動車の

VTR250
【また故障バイクを手に入れた!】VTR250の状態とバイクのレストアについて

こんにちは、紫摩です。 以前にもVTR250を格安で購入してレス

→もっと見る

  • 最新記事をメールで通知。

PAGE TOP ↑