バイクのマフラー交換で絶対失敗しない方法と必要な物!CBR125RとWR’Sマフラーで取り付け手順の紹介
今回CBR125R用のマフラーということでWR’S(ダブルアールズ)のラウンドチタンマフラーに交換いたしました。
ダブルアールズのマフラーのレビューの記事はこちらで書いています。
関連記事:CBR125RマフラーおすすめWR’S(ダブルアールズ)レビュー!|mysimasima
マフラー交換手順とCBR125Rのカウルの外し方のコツなど紹介いたします。
CBR125Rマフラー交換(カウル外し~マフラー取り付け)
CBR125RはCBR250R(2013)と外装やパーツなどほとんどの部分が共通しますので250Rオーナーの方にも参考にしてみてください。
【必要な工具】
- ラチェット+12mmディープソケット
- エクステンション
- 12mmメガネレンチ
- 5mm六角レンチ
【交換パーツ】
- ガスケット
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【あると便利なもの】
- 軍手
- 段ボール
- パーツクリーナー
- クロスやウエス
CBR125R/250Rのサイド、アンダーカウル外し方

「右側のアンダーカウルだけ外す」とダブルアールズの説明書にもありますが、マフラー交換を効率よく作業するためにはサイドカウルも外したほうが絶対にいい。
まずサイドカウルから外していきます。
CBR125Rは最近のバイクらしく意外と簡単。
サイドカウルの外し方

5mmの六角レンチでサイドカウルのボルトを3か所外していきます。

下側、ウインカーの内側、外側の3か所。
僕はめんどくさがりなので車載のL型レンチを使いました。
![]()
別名ヘキサゴンレンチとも言いますが、ラチェットで使える六角レンチなら作業効率がめっちゃ早い!
僕もこのタイプのTONE(トネ)を使っています。(安いので)
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上側はクリップで留まっているので思い切り引っ張って外します。
安心してください、クリップは割れません。

“ツメ”ではなくクリップではまっているだけなので「クッ」という感じで瞬間的に、真横に力を入れると簡単に外れます。
※逆にひねったり一点だけに力をかけるとカウルが壊れます。
全体的に広い範囲で力をかけるのがコツです。

ウインカーの配線がありますのでギボシを外します。
カプラーじゃなく超安上がりのギボシかよ…
最初に下から覗いて外せそうなら先に外して、無理そうなら片足でサイドカウルを支えながら配線を外してください。
アンダーカウルの外し方

アンダーカウルは六角ボルト1つと下側にプラスのビスで留まっています。
横着して車載工具のドライバーでOKです。

ここまで外れたらマフラー本体も楽に取り外せます。
カウルは分かりやすいネジ数本で留まっているので割と簡単。
クリップが固いので最初戸惑いますが、躊躇してじんわりやるとかえって良くないのでさくっと外しちゃいましょう。
純正マフラー取り外し方

まず初めにマフラーの取り付けナット(12mm)を外していきます。
新しい場合はすんなりと外れますが、古い車両などは熱によって錆びて固着していることが多いのでCRCを吹いて浸透させておきます。
![]()
袋ナットになっているのでショートタイプだとナットの頭が当たる可能性があります。
そういう場合はディープソケットを使います。
そもそもサポートメンバーが邪魔でメガネレンチを使えないので、必然的にラチェットを使わなければいけません。
これ以外にもディープタイプは使う頻度がとにかく多いので、一つくらいは持っていたほうが良いです。
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ここは奥まっているので、ディープ+エクステンションで伸ばして取り外しします。
※たぶんブレーキペダルが邪魔なので下にさげて作業してください。

三つ目はタンデムステップに固定されているボルトナットを外して完了です。
ここは裏側に12mmのナットで留まっているのでメガネレンチで固定して表からディープ+エクステンションで外します。

全てのボルトナットを外せたら前後にゆすって外します。
実はマフラーガスケットが固着して結構頑丈に引っ付いていますので簡単には外れてくれません。
細かくゆすって慌てず外しましょう。
CBR125Rマフラーの取り付け方

マフラー交換に絶対必要なのがエキゾーストガスケットです。(キタコ XH-12)
柔らかい金属のために潰れて密着するので再利用は…無理そうです。
というか、高い物でないので用意しておいてくださいね。
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新品のマフラーガスケット一つをはめ込んでWR’Sマフラーの“エキパイ部分”を先に取り付けします。

マフラーの角度の調整をするために、この時点では増し締めはしないでください。
純正とは違う、ピカピカしたステンレスの輝きがとてもカッコいい!
増し締めの注意点

この時点では増し締めはまだしませんが、最後にエキパイの増し締めをする際は、必ず左右均等に締めこんでいくこと。
片方ばかり締めると曲がって取り付けたりボルトに負荷がかかるので注意してください。
規定トルクで締めますが、わからなければ『固くなったら無理に締めすぎない』と覚えておきましょう。

次にセンターパイプの取り付け。
センターパイプはボルトなどで留まるわけではなくただ筒を合わせるのみ。
状況によっては液体パッキンを塗ります。(下記にて記載)

僕は汚くなるのが嫌で液体パッキンは塗らなかったのですが、最終排気漏れチェック時での排気漏れは起こりませんでした。
新品時のパーツではそこまで液状ガスケットの使用はマストでは無いものの、塗っていると後々の排気漏れを防げるのでオススメです。

チタンサイレンサーの取り付けはさっそく手垢を付けたくないので手袋を着用します。
サイレンサーの取り付け時はスプリングでガッチリ取り付けるので液体パッキンを塗らなくてもよさそうです。

先にマフラーバンドと付属のボルト、カラー、ナットを取り付けておき全体の調整です。
ここの六角ボルトのサイズは6mmと後ろ12mmのナットで取り付けします。
※ちなみにこの段階ではどのボルトナットも増し締めはしないでくださいね。
マフラーのスプリング取り付け方

最後にマフラースプリングを取り付けます。
一見「どーやって付けんだ!?」って思いますが意外と簡単。
細い金具(僕はめんどくさがりなのでL字六角レンチ)を掛けて引っ張ります。

取り付け部分にひっかけられたら後はこの細い金具を引き抜くだけです。
マフラースプリングツールなるものがありますので、不安な方はそちらで対処してください。
スプリングが外れてサイレンサーに傷が入っても自己責任でお願いします。
※よっぽどヘマしない限りは失敗することはまずないでしょうけど。
マフラー全体の取り付け角度調整

一旦全部取り付けできたら取り回しや干渉部分などを見て全体の調整をします。
この時接合部分に液体パッキン(液状ガスケット)を塗ることをオススメします。
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これはゼリー状のガスケット。
一般的には経年劣化の為に排気漏れなどに使用しますが社外マフラーの取り付け時にも推奨しているメーカーは多い。
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取り付けが終わればマフラーに付いた指紋や手垢、汚れ等を拭いて綺麗にしておきます。
濡れタオルでもいいし、アルコール除菌のウェットティッシュでも何でもいいです。
そのあと空拭きで仕上げます。
次の排気漏れチェックで熱を加えたときに変に焼き付いても嫌ですしね。
マフラー排気漏れチェック

マフラーの角度を調整して各ボルトの増し締めが終われば最後に排気漏れチェックを行います。
新品パーツを普通に取り付けさえすれば排気漏れは起こりません。
マフラーエンドに布を当てて排気をふさぎ、アクセルを少し煽った時にジョイント部分から排気が漏れていないかを確認します。
漏れていると風が出てくるのでよくわかります。
※アイドルが下がる、もしくはストールするというのが正常な現象。
排気漏れしていたらボルトの締め忘れ、ジョイント部分の液体ガスケット塗り忘れ、マフラーガスケットの入れ忘れなどが考えられます。
まとめ

取り付け、排気漏れチェックが終われば後はカウルを元通りにして終了です。
バイクのマフラー交換、手順はお分かりでしょうか?
自動車用と違って全長が短く軽い上に、もぐったりしなくていいのでやり方を覚えてしまえばとにかく簡単。
マフラー交換の注意点
特に注意点というものもないのですが、失敗を防ぐにもいろいろと気を遣う部分は多いです。
- 走行後のエンジンが熱い状態で作業しないこと
- 汚れた手でチタンサイレンサーを不必要に触らない
- 増し締めはやりすぎない(サービスマニュアルの締め付けトルク推奨)
- 適正な工具を使うこと
特に最後の工具選びっていうのは作業効率や仕上がりに大きく影響してきますので、自分でカスタムするなら最低限の道具は確保したいものです。

WR’Sのマフラーに交換するとフレームに留めてあったこの部分は使用しません。
タンデムステップのボルトナットが余ると思うので、外したボルトを入れてナットで落ちないようにしておくといいかもしれません。
以上、CBR125Rのマフラー交換手順でした!
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