ジムカーナでZX-25RノーマルタイヤGPR-300使った結果はこうだった!グリップ力は?空気圧は?
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ZX-25R(整備・カスタム), バイク

こんにちわ、紫摩(しま)です。
なかなか自分はZX-25Rを乗るだけに必至で、カスタムもインプレも皆様の後出しじゃんけんになっています。
今回はノーマルタイヤのインプレをしたいと思います。
このZX-25RにはダンロップのGPR-300というタイヤがついています。
グリップ力はどうなのか?アマリングは消せるのか?寝かしこみはどうなのか?僕なりに体験談を踏まえて紹介します。
あ、多分ジムカーナガチ勢には参考にならないと思うのでご理解ください。
ZX-25RとGPR-300の相性とグリップ性能は?

画像引用元:Kawasaki
恐らくインプレ系も出尽くしたんじゃないかと言うぐらいみんな喋っていますが、このタイヤの事は誰も語っていません。
まぁそのくらいの物なんでしょうけど、今更ながら参考になれば幸いです。
その前にカタログに書かれている文章を引用しておきます。
【ハンドリングと乗り心地を両立するハイグリップラジアルタイヤ】
ダンロップ社製ハイグリップラジアルタイヤのSPORTSMAX GPR-300は、シチュエーションを問わないハイレベルなグリップ性能によって俊敏なハンドリングと乗り心地の良さを両立。
リアは150/60R17サイズのワイドタイヤを装着することで堂々とした印象を与えています。
引用:Kawasaki
そして以下はダンロップタイヤのHPから抜粋した文章。
ストリートで際立つ軽快なハンドリングと快適な乗り心地。
高次元でバランスするドライ&ウエットグリップ性能とロングライフ性能で街中からワインディングまでをカバーするオールラウンドツーリングラジアル。
これはハイグリップラジアルなタイヤではないです。
カタログや試乗インプレのキラキラきれいごとに騙されてはいけません。
このGPR-300はシティーユース〜ツーリングタイヤです。
競技している人の中ではゴミグリップタイヤという位置づけです。
しかし、そんなタイヤが標準で付いていること自体は悪いことじゃなくよくある事です。
温度依存とグリップ力の違い

まずツーリングタイヤの利点は雨だろうが晴れだろうが、冬だろうが砂地だろうが、とりあえずどんな状況でもある程度走れるように作られています。
走りながらウォームアップできます。
それが“温度依存性が低い”という事になります。→タイヤ温度に依存しないグリップ力。
逆を言えば、温まってもそこまで鬼のようなグリップ力は発揮しない。
ピレリスーパーコルサやダンロップα13SPなどのレース用タイヤなどはその真逆。タイヤが温まると両面テープのようなグリップ力を発揮します。
フルバンクしても路面に吸い付いて滑る気がしません。
逆に温まっていない状態はグリップ力がすごく悪い。キン肉マン消しゴム状態。
そのためレースなどではタイヤウォーマーを使って予めタイヤ内の空気を温めたりします。(コースに出てから温めるのはタイヤも時間ももったいないという理由もある。)
そんな公道をメインに走るライダーはタイヤ温度が低い状態でもグリップするようなコンパウンドを使っているタイヤがいい。良くてもスポーツタイヤまで。
「ライフが長い」という勘違い
よくツーリングタイヤは「ロングライフだ、長寿命だ」なんて言っていますが、勘違いしてはいけない。
確かに中央が硬くて長距離走行でも問題ないと思います。
しかし寿命とは関係ない。
タイヤに熱が入ると、よくても3年もすればカチコチひび割れタイヤになります。
溝がバリバリに残っててもただ転がっているだけ状態。
賞味期限切れですね。
また、溝の深さが浅くなってきてもグリップ力は当然低下します。
ダンロップタイヤは(モデルにもよるとは思いますが)、8部山ぐらいから急激にグリップ力が下がり、5〜4部山以下になるとスポーツ走行としては使えないぐらいグリップ力が下がる感じらしい。
ツーリングタイヤだからと言ってイコール長年使えると言うわけではないので誤解なさらず。(1回当たりの走行距離が長い人向け。)
GPR300はドライグリップは期待できない

このタイヤをジムカーナ的スラローム走りで試したところ、リアタイヤが滑って流れて危険な感じがしました。
アクセルオンで滑るのではなく、進入時。
恐らくZX-25Rは重心が前方にあるんだと思うのですが、強めのブレーキングでリアタイヤが流れやすいです。
走り込んでタイヤを温めてもグリップ力は期待するほど上がってくれませんでした。(冷えてるよりはグリップする程度。)
逆に夏場に暖め過ぎると熱ダレするというインプレもあり。
ABSもついていますが、バンク中ではタイヤの横滑りは制御できません。
荷重がゆっくり強くかかる場所では違和感なく、変な挙動もなくつま先が擦るぐらいまでバンクしてスムーズに曲がれます。
フロントタイヤ依存な小旋回(フルロックターン)ではすぐ破綻することなくぐいぐい曲がります。(9〜8部山での話。)
しかしネイキッドやモタードなど、ハンドルの高いモデルではフロントタイヤへの荷重が弱いため、同じインプレにはならないでしょう。
150/60のタイヤサイズが特殊
フロントタイヤ110/70-17は250ccクラスの標準ですが、リアタイヤの150/60-17というバイアスタイヤは無い。
安いからバイアスタイヤでいいんですけど、無いんですよね。
70偏平はあるものの、60偏平はラジアルタイヤからになりますね。
そのサイズでグリップのいいスポーツタイヤを探すとなると結構絞られてきます。
次のタイヤ選びはブリヂストンS22か、ダンロップα14か。
価格は高いけどミシュランパワーカップとか?
これは結構履いている人は多い出すね。
うーん、高いのに中途半端なスポーツタイヤを履いて練習するぐらいならGPR-300でいいし、逆にジムカーナで勝負するならスパコルを履かせた方が絶対楽しいだろうし。
でも普通に公道も乗るし悩む。
『軽快なハンドリング』は本当か?

“軽快なハンドリング”と言う風にHPにもいろんな所で書かれていますが、これまたバイクの車種によるところが大きいと思います。
ZX-25Rのホイールリム幅は前3.50J、後ろ4.50Jです。
GPR-300の許容リム幅いっぱいのサイズです。
という事は若干引っ張り気味になるという事。
タイヤのラウンドが緩やかになって寝かしこみもマイルド方向へ。
バンキングは穏やかです。むしろなかなかバンクしてくれない。当然切り返しも遅め。
推奨リム幅のホイールに履かせたときは軽快なんだと思いますが、ZX-25Rは全く逆に感じました。
TT900GPみたいなバキバキ寝ていくタイヤとはまた違うし、RX01Rみたいなどこまでもバンクして転がるタイヤともまた違う。
一番気になるのがフロントタイヤのハンドリング。
全然切れてこないしハンドルが重たいです。
トレール量が99㎜なのでレプリカバイクみたいに切れない。直進安定性重視だからでしょうか。
このあたりはタイヤ単体だけじゃなく、バイクの車体バランス、サス、ホイールのリム幅との兼ね合いでかなり変わってきそうです。
空気圧を変えると・・・
空気圧も第二のサスペンションと言われるくらい重要な要素を含んでいます。
※ZX-25Rの指定空気圧は前後とも200kPa(2.00kg/㎠)です。
スポーツ走行をしたり高速道路などを走ったりすると空気圧が高くなります。
それはタイヤの温度(タイヤ内の空気の温度)が高くなって体積が膨張するため。
冷間200kPaで合わせていても温間で230kPaぐらいに上がってタイヤが流れやすくなっていました。
それを温間180kPaに下げるとリアタイヤのスリップもマシになります。
バイアスタイヤで空気圧下げたみたいに途中からぐらっと来る感じではない。
当然バンキングはさらに穏やかになります。切り返しが遅くなる。
フロントはあまり低くしすぎると、切れ込み後半でかなりハンドルが巻き込んできます。
アクセルオンが遅れると転倒のリスクあり。でもいい感じの回頭性。
通常走行ではほぼ変化なし。
総評、まとめ
GPR-300でスポーツ走行するのは少々危険かもしれません。
スリップの挙動に慣れるという練習にはいいかもしれませんが、減っていくとそれこそ転倒のリスクもあります。
ノーマルタイヤ、GPR-300のインプレですが、普通に街乗り〜山道を制限速度内で楽しむぶんにはかなりいいと思います。
雨の日でも全く問題なし。
バイアスハイグリップタイヤより少し高いぐらいの値段でもあるので、手を出しやすいかなと思います。
空気圧を下げても腰砕け感(フニャフニャ、ボヨンボヨン)が無いのはさすがラジアルタイヤの剛性感だと思います。
しかし勘違いしてはいけない。
公道で飛ばすのはハイグリップタイヤ、ツーリングタイヤ問わず御法度。
特に「道志みち」「宮ケ瀬」「あしがくぼ」など峠道で飛ばす人が多くて迷惑ですね。
サーキット行って思い切りぶん回しましょう。(サーキット側からもそういう暴走ライダーはお断りらしい。)
話が逸れましたが、GPR-300はハイグリップラジアルタイヤではない、が、オールラウンダーと言うのは本当でした。
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Comment
「当然切り返しも遅め」とありましたが一般的にはラウンドがとんがってなく丸い方が切り返しは早くなります
コメントありがとうございます、なるほど、勉強になります!
ラウンドが緩いから戻りやすいという事になるのですかね。そもそも乗り方やバイクの特性もありそうです。
またご指摘あればよろしくお願いいたします。