大型バイクのライテク【切り返し】重いバイクの乗り方は?
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ライテク系
こんにちは、しまです。
大型バイクを購入して色々ツーリングやスポーツ走行を楽しんでいます。
そんな中でジムカーナ的な走りもVFR800Fという重いバイクでチャレンジしているところです。
競技では『軽くて小回りが利いてダッシュ力があるバイク』を一般的には選びがちですが、僕は天邪鬼なので逆ばかりやってしまいます。
そこで今回は重量バイクでのライテク系のお話で、“切りかえし”について紹介します。
重いバイクできびきび走れるライテク
こういうのは動画で説明した方が分かりやすいし早いのであまりブログでは書いていませんが、伝われば嬉しいです。
重いバイクと軽いバイクの違いは、切り返しのテンポの速さがあげられます。
どうしても重いと初動が遅くなりがち、動くものを止めるのも難しいです。
逆に軽いとサクサク曲がれます。
ジムカーナではこの『重さ』がネックになることは多いです。
しかし切り返しさえスムーズに決めることができれば割と簡単に曲がれたりするものです。
そのコツは体重移動のタイミングです。
※競技で例えて話しますが、ごく一般的な走行でも生かせると思います。ご理解ください。
体重移動のタイミングのコツ
まず、体重移動ってなんぞやという所を理解する必要があります。
今回は短めに説明します。
バイクは何もしなければ安定を保ちます。
そのバランスを崩して、それをきっかけに曲がる乗り物です。
(「バンクして曲がるんだ」というのはまだ先の話)
バランスを崩す方法はいろいろありますが、簡単な方法は車体のどちらかにおもりを載せる方法です。
写真のように腰をくの字に曲げるようなイメージでお尻を左右にずらすのが基本的な体重移動になります。
ジムカーナ競技に限らずなのですが、曲がらないという人の多くはバイクにしがみついてしまっています。
ロデオマシンに乗っている感じ。
- 怖い
- 体力的な問題
- 動かし方をそもそも知らない
このいずれかでしょう。
実はこの状態が一番危ないです。
体重移動をするとこけるのでは?という誤解
バイクを曲げるために体重移動するとその方向に落ちるような感覚を覚えます。
そしてバイクが倒れてスリップするようなイメージを持たれてるのではないでしょうか。
その発想は正しくもあり間違いでもあります。
転倒しない条件を挙げてみました。
- タイヤや路面がまともである事
劣化していると遠心力に耐えられないため。 - 速度が速すぎ、または遅すぎない事
バイクのつり合いが取れないため。 - 急のつく動作をしない事
タイヤのグリップが破綻しやすいため。
こういう極端な状況じゃない限りライダーが体重移動をすることによってタイヤが滑ることはほぼないです。
ステップワークを有効活用する
バイクはステップワークという走り方も大事です。
右足を踏ん張れば身体は左に浮き、バイクは右に傾きます。
左足を踏ん張ればその逆。
このステップワークの利点はハンドルを切らせやすい事です。
さらに言えば逆ハンドル操作を作りやすい事です。
【逆ハンドルを説明している動画】
バイクを動かすということはハンドルもつられて切れるということ。
これによって動きにくい重いバイクも左右に切り返しやすくなります。
もちろんお尻をずらす(体重移動の)ためにわざとステップを踏むという使い方もできます。
このステップを蹴とばす動きを、次の曲がるポイントよりもかなり手前でやってみると思いのほかスムーズにバンクできると思います。
注意点、誤解しやすい点
バイクを動かすのは一つだけではありません。
このステップワークや体重移動“だけ”でやろうとすると絶対曲がりません。
コーナーによってはアクセルのオンオフとリンクさせたり、ブレーキングだったり、リアブレーキコントロールだったりといろいろな要素が重なってきます。
さらにここでハンドルをしがみ付いていると身体が動かないという弊害も出てきます。
ですが、体重を入れ替えることによってバイクを導いてあげるという理屈は、どの状況によっても大体同じなので活用できるかなと思います。
ハンドルが低い車両はとにかく難しい
ハンドルの低い車両は身体の自由度がなくなるので、狭い旋回は特に体の脱力が重要になってきます。
タイヤを信じてバイク任せにできないと厳しいですね。
ほんとタイヤのグリップを信用する感覚。
しかし、これが軽い車両やタイヤが尖っていたりサスペンションセッティングがしっかりできていると思いのほか切り返しは速くてスムーズです。
写真は先日試乗させてもらったGSX-R750です。
250ccクラスか?と思わせるほど軽い取り回しと動き。
あとタンクにハンドルの逃げスペースが作られていて、ハンドルは低いけど思いのほか楽に曲がれました。
VFR800Fはポジションがさらにきつい
同じ場所でのVFRはなんか背筋ぴーんです(笑)自分のバイクなのに…。
ハンドルの高さ自体は割とアップライトなのですが位置がかなり遠いんですよね。
そしてタンクが盛り上がってるのでお腹への圧迫感がスゴイ。
全長は+110㎜
ホイールベースは+70㎜
排気量は+50cc
そこまで劇的に変わらないのになぜこんなにも操作感が違うのか。
僕的には『慣れないGSX-R750』よりもVFRを扱うの方が難しく感じて挫折気味(笑)
このバイクに限らず重い車両は、タイヤがしっかり管理できてないとスリップしやすいかなと思いました。
重いバイクの代表格としてCB1300があります。266kg。
このバイクも重いので切り返しはライダーが積極的に動いていかないとビクともしません。
しかし実はポジション的には乗りやすく、トルクがあってとても安定しているので街乗りは楽です。
まとめ
重いバイクでのライディングは相当大変です。
ですがそれは競技での限界付近での話であって、それ以外では軽いバイクにはない安定感がとても楽な時もあります。
乗ってて安定すると体の力も抜けます。
セパハン車両は正直大変ですが、ぜひ切り返しがうまくできるように頑張ってください。
逆に切り返しがスッとできるようになると、緊急回避や狭い曲がり道などでの取り回しに余裕ができて、安全運転にもつながりますよ。
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