【最悪】男性不妊治療: 精索静脈瘤手術後の厳しい生活と痛みや不便さのリアル体験談
公開日:
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最終更新日:2023/05/01
日記
こんにちは、紫摩です。
前回のブログで精索静脈瘤の手術をしたという話で、その後の生活がかなっり不便になったというお話をしたいと思います。
結論から言うと、最悪です。
これは個人差があるので、感想ということでお話します。
不妊に悩む男性は全男性の約10%と言われています。
それ故に「不妊治療は女性のもの」とか、「男性は楽でいいよね」っていう偏見がどうしてもあります。
そんな人たちのお悩み解決になればと思います。
※いたって真面目なブログですが、不快に思う方はすぐ戻るボタンを押してください。
男性不妊治療ってどうなん?恥ずかしい?偏見はどう?
まず、僕もそうでしたが世間は男性不妊についてのリテラシーが低すぎます。
周りに話すとかなり驚かれます。
確かに不妊に悩むご夫婦って一般的には10%~15%程度らしいのでマイノリティーと言われても仕方ないですよね。
不妊で悩むご夫婦の中で、男性不妊が原因と言われているのは半分。
当たり前の話なのに未だに偏見があります。
男性不妊って男の恥?
- 男性は精子を提供するだけで楽だという考え
- 不妊の原因は女性にあるという間違った認識
- 男性不妊は恥ずかしいという固定概念
- 男性は年齢とともに不妊リスクが上がらないという誤解
やっぱり男って自分が弱いところを絶対見せない人が多いです。
あなたは男性不妊についてどう思いますか?
恐らくほとんどの人が「へぇ~」でしょう。
とにかく眼中にもないのです。
男の尊厳を損なう気がすると感じる人も多いと思う。
職場でも「なんで?」って驚かれるし、精索静脈瘤とか男性不妊治療の話を持ち出すと引かれます。
さらに『女性のほうが大変だから』という上から目線、マウント取りを実際に経験しました。
“男は精子を提供するだけ”という終戦直後の名残なのか、男が不妊治療をすることを公言するだけでプライドや社会的地位を下げられるようなそんな気もしてしまいます。
でもまぁ男はそう罵(ののし)られても心でグッとこらえるしかないですけどね。
(弱みを見せると叩かれるのは男性です。)
精索静脈瘤は鼠径部の傷が治りにくい
足の付け根、鼠径部(そけいぶ)を切って手術してます。
なので歩く度に痛みが走るし、階段を上ったりすることが困難です。
お風呂屋やトイレなど、日常生活をするうえで必要な動作がほとんどできないのがつらいです。
そしてあまり動かないように気を付けながら生活してると、足がむくんで腰もふくらはぎも痛くなってきました。
負の連鎖です。
こんなに治りが悪いのかと改めて悔しい思いですね。
不妊治療をした後の生活が困難
僕も、まさか自分が男性不妊っていう事はないと思っていたし、手術までするとは考えてもいませんでした。
しかしそんな自分が不妊治療を行う理由はやっぱり子供を授かるために男女対等に考えてるから。です。
ただ、今の社会では男性への不妊治療や子育てのサポートがかなり手薄だと感じました。
仕事ができないつらさ
まず男性が長期間仕事を休むことはかなり生活にとってダメージです。
事実として、有給休暇を無駄に消化し、実際に休みたいときに休めなくなってしまったり、傷病手当で会社に「こいつは○○だ」というレッテルを貼られて出世に響いたり、月の給与が60%程度になったりと、リスクしかありません。
それらを考えると、わざわざ生活リスクを負ってまで不妊治療をしたいと思いませんよね。
仕事できるってマジで幸せなんですよ。
休んでるけど実質何もできない
「いつも疲れているからたまには仕事を休んだ方がいいよ」とか「ゆっくりしてね」とか言われます。すっごくありがたいし優しいし嬉しすぎます。
心の中では何もできないつらさでモヤモヤしてます。
痛すぎて何もできません。
歩くだけで激痛だし、外にも出られない。
動かずに安静にしていると足がむくみ、膝や腰など、いろんなところが痛みだします。
人間ってやっぱり動かなきゃいけないんだなと感じましたね。
妻に家事の負担を大幅にかけてしまう
歩くこともままならない。椅子に座っていても寝ていても鼠径部の痛みが続きます。
お風呂も一人で入るのはかなりしんどいです。
屈伸ができないので、シャワーで足などが洗えないのです。
そんな中、家事の手伝いもできないどころか、余計に負担をかけてしまい、ストレスをかけてしまうかもしれません。
これって辛すぎます。
社会的に不利な立場に追い込まれる
女性が不妊治療したり出産育児のために職場を離れる、休暇を取るのはもうごく一般的になっています。
ただ、それが男性だった場合どう思いますか?
- 男は仕事してなんぼ
- 仕事できない奴は食うべからず
- 言い訳するな
- 他にも辛い人はいる
- 弱音を吐くのは甘えだ
高度経済成長期に育った中高年男性の一部見られる傾向があるのが上記のような偏った考え方。
その時代の価値観や労働環境は、男性が働き、家庭を支えることが強く求められていました。
給料も年々上がっていき、働けば働くほど儲かるといった年功序列時代。
「男は働き、女は家庭を守る」といった役割分担に対する固定観念がある人は未だに一定数います。
そしてそんな家庭で育った子も似たような価値観を持って接してきます。
なので今の時代に、僕のような不妊治療で職場に穴をあけたり家庭に負担をかける男はけしからんという印象を持っているんだとヒシヒシと感じました。
男性の育児休暇取得の理解が追い付いていないのが現実です。
そりゃ社会がこんな偏見を未だに持っているから、少子化問題も減りませんよね。
もはや古い考えの人は淘汰されています。
まとめ
不妊に悩む男性の割合って10%程度なゆえに、誤解や偏見が多すぎます。
記事で取り上げた手術後の厳しい生活や痛みなどは当事者じゃないとわからないです。
やっぱりパートナーと一緒に理解を深めていくしかないんだと、今の日本社会では厳しいことも多いなと感じました。
このブログを最後まで見てくださってありがとうございます。
不妊治療を少しでも理解してくれる社会になってほしいです。
最後に、男性不妊の治療に頑張るご夫婦には頑張ってほしく、応援と励ましのエールを送りたいなと思います。
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