秋祭りといえば獅子舞!牡丹くずしと平獅子の違いとは!?三木町天野神社の獅子舞の詳細!
公開日:
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最終更新日:2014/10/11
日記, 比較・検証系(雑学系) 平獅子, 牡丹くずし, 獅子舞
こんにちわ、しまです。
秋といえば食の秋、読書の秋、芸術の秋といろいろありますが、祭りの季節でもありますよね。
そこで香川県の三木町では獅子の里といわれるくらい獅子舞が盛んな町であります。
宵祭り&本祭りに毎年参加していますのでその一部をご紹介したいと思います。
三木町天野神社の獅子舞
実はこの神社、一度火事に遭ってしまい新築で初の本祭りとなりました。木の香りがすごくいい♪
しかもちょうちんのライトアップといいすごくきれいな外観です。以前の古臭さはどこへやら。
獅子の特徴
三木町に限らず獅子の型には二通りあります。
- 牡丹くずし
- 平獅子
この二つの違いなのですが明確に記述しているところがなく非常にあいまいな表現なのですが
牡丹崩しは荒々しいパフォーマンスを表現した獅子で、上下、左右に大きく首を大きく振ったりスピードのある演技が特徴。 通称:暴れ獅子
一方、平獅子は動きはおとなしいが細かいディティールを重視したリアル志向の獅子を表現している型が多く、各神社に拠点を置く獅子連ごとに違いがあって見ていて楽しいです。
獅子のほかに・・・
踊り子が乱入する場面があります。(これも祭りの仕様)
ライトアップが消され鐘も鳴り止んで獅子が寝る。
今までとは違う太鼓のポコポコという甘い音が鳴り出すと花火がてらされこの赤いのが登場。
お酒を飲んで酔って獅子にお酒を飲ます→獅子が目覚めるといったパフォーマンス。
と、暴れすぎてカツラを落としてしまうというトラブルが発生・・・激写してしまった。
まぁみんなの笑いが取れていたので祭りとしては大いにアリでしょう。三木町の獅子連にはいろんなタイプがあり、ほとんどはソロで演舞しますが、中には一風変わったスタイルの獅子もあります。
獅子+子獅子の2体、もしくは3体で舞う親子獅子や、きょうくちという白キツネと獅子がダンスを踊るようにステップを踏むタイプなど。
そしてこちらが僕の地域の獅子なのですが、祭りの時は二つの獅子連が同時に演奏して同時に舞うという非常に珍しい演舞形式。音量も2倍なのでにぎやかですし珍しいのでギャラリーもすごく集まってきます。演舞のサビ的な部分では“ひとり獅子”といわれる天野神社獅子連特有のスタイルがあり、片手で頭(かしら)と油単を持って舞わなければいけないので体力的にもしんどいがその分パフォーマンス自由度が飛躍的にアップします。
夫婦獅子で二つまとめて演舞するのはほかに例を見ないので珍しく、迫力もあります。
伝統なのか流行りなのかあまり知りませんが、この獅子どうしで絡み合うシーンが一番の見所。
派手なパフォーマンスは動物らしさが欠けるため難しいのですが、ここでいかにリアルさを出すかが経験の違いなのでしょう。
ひと暴れしたあとは2体そろって舞い終わるのです。
このように獅子連ひとつとってもいろんな舞い方があるのですね。
二日目、昼の本祭り
さてこちらが本命というかメインのイベントになります。 待機中はこのように屋台に頭(かしら)と油単をかぶせて置くのが基本スタイル。
そしてビール片手にワハハというのも基本スタイルとなっております。
本祭りの演舞は時間かけて長くゆっくり
宵祭りはネタ半分、真面目半分とギャラリーを楽しませる感じの演舞が多いですが本祭りはガチ一本。
演技時間も長く、表現もリアリティを追及して真面目そのもの。
この本祭りのメインステージで頭(かしら)を使えるのはほんの一部のベテランのみで、ここで使えることを目指してみんな日々練習に励むというものです。
写真に収めるのもいい
かっこいい演舞を見ているだけでも当然楽しめますが、それよりも一番楽しめるのがカメラマンでしょう!
ベストショットをカメラに収めるためにみんな必死で構図を探していました。かく言う自分もそうなのですが、やはり動画もよりもこうしたワンシーンを切り取るのもまた迫力が伝わってきて、もっといい写真をと夢中になってしまいました。
こちらの獅子は上で紹介しました親子獅子です。親の獅子の周りで子供の獅子が着いて舞うという演技で非常にクオリティの高いグループです。
天野神社に祭られている世界最大級の大獅子
さて、ようやく自分の獅子連の出番というときに、なにやら遠くのほうから重低音の太鼓と金の音が轟き始めた頃、天野神社の大獅子が顔を出して乱入して来ましたwこれはモデルチェンジ後の姿。眼は蒼く光り口からは白煙を噴出す仕組みになっていますが、近年そのパフォーマンスを見たことがないのは気のせいでしょうか。
以前、「おいー!バッテリーが上がるけん切っとけぇ!」という子供の夢を壊すような怒号が飛び交っていたのは今でも覚えています。獅子舞がひと段落したらヤッコの登場です。ここでは境内を歩くだけなのでほんと数分で終わるのですが一応これもれっきとしたお祭りのプランニングの一部なのです。このあとに神輿(みこし)も登場します。
“お祭りをまだ終わらせたくないから押し返す”っていうやつですね。
一発、代表獅子が舞った直後、集まった全獅子が一斉に舞い出します。このときのボリュームったらすごいのなんのって。自分のところの音が聞こえにくいほど!
これで祭りは締めくくられます。
以上が天野神社の本祭りなのですが、いかがでしょうか。獅子舞というマイナーな祭りではありますが、非常にかっこよくてご利益もある大切な伝統なので若者にはぜひ受け継いでいってもらいたいものですね。
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