ブロガー必見!【ピント合わせのコツ】綺麗だけじゃない、注目させる写真の撮り方
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最終更新日:2015/05/20
カメラ、写真をメインの記事 , 撮影テクニック
綺麗な写真を撮る上で重要なこと、それは『ピント合わせ』がしっかり出来ているという事です。
どんなに画質がいいカメラを使ったとしても対象物にピントが合っていなければ意味がありません。
オートフォーカスばっかりに頼っていては少しもったいない!
ということでカメラのピント合わせについてご説明していきたいと思います。
ブログ用に綺麗な写真が撮りたい!
そう、ブログには画像が必須。しかし記事内容を引き立てるはずの画像が汚くて足を引っ張っているようではアクセスも伸びませんよね・・
誰もがそう思うと同時に「このカメラじゃ限界があるし」という風に決め付けていませんか?
少なくとも僕はそうなのです。
撮影機材のスペックよりも、こっそりとテクニックで差をつけようではありませんか!
オートモードのピントがずれる原因
最近の高性能なデジタルカメラはオートフォーカスの精度がとてもよいのでペットやスポーツなど動きのある物を撮る時などにも追尾してさらに精密にピントを合わしてくれます。
そうじゃなくても普通のコンパクトデジカメでもオートフォーカスの精度はすばらしくいいので、“ピントがずれる”という事が意味不明かもしれません。
今回、僕が言いたいのは“狙った部分にピントが合わない”という場面です。
ピントが合わない原因
- 物が近すぎる
- 光量が足りずオートフォーカスが反応しない
- 物の色が単調すぎてオートフォーカスが判別できない(空、真っ白な紙など)
- モードや設定が間違っている(マクロ、マニュアルフォーカスなど)
ここで挙げた原因を思い返してみると、なるほどなって思うことも多いかもしれませんね。
マクロや細い物はピントが合いにくい
小物レビューなどを紹介するときにおすすめのマクロモードでの撮影。
しかし実はものすごくピントのずれにシビアなのです。
細いものや小さいものを撮るときなど、オートフォーカスが反応しきれないことが多くピントずれが起こりやすくなります。
ここまでアップで撮ることもあまりないとは思いますが、最短焦点距離以上に近寄ると機械的な問題でピントが合わなくなってしまいます。
ピント合わせ失敗例
こちらの写真、一見うまく撮れているようですが実はボツになりました。
肝心の被写体(猫の顔)がピンボケしています。
手ぶれ(猫のぶれ)という原因でもありそうですが、地面の草にピントが合っていて今ひとつパッとしない画像となっています。
やはり主役は猫の顔。これがピンボケしていては記事にも説得力が生まれませんよね!
カメラのオートモードの弱点
オートモードは完璧ではありません。狙った部分にピントが合わないというのはどういう事なのか?
例:「100円玉のデザインは実は○○○だった!」という記事を書くとしましょう。
さて上の画像、どこに目が行きますか?
お金をメインで撮ったはずなのに肝心のお金にピントが合っていません。(この場合は電卓付近に目が行きますね。)これではすごい違和感があります。←小物チョイスの方が違和感あるぞ
中央一点でのピント合わせ
なぜこうなるのかというと一部のカメラやフォーカスモードを除いて、たいていは画面中央でピントを合わせようとするため。
中央部分が一番シャープになるようにオートでフォーカスした結果、上のようにおかしな画像になってしまいます。
※狙ってそういうふうに撮る場合もある。
簡単なピント合わせの方法
さて、ここからピント合わせの本題です。
何も難しいことはありません、フォーカスロックを使って被写体にピントを合わせればいいのです。
フォーカスロックはシャッターボタン半押ししたまま
フォーカスロックとはAFロックとも言います。任意のポイントにフォーカスしてそのピントをロックするという方法。
一番ピントを合わせたい物にとりあえず中央でピントを合わせておきます。
この時シャッターは切れず「ピピッ」と音がして画面のフォーカスマークが緑色になればOK。→これがオートフォーカスの“フォーカスロック”です。
後はシャッターボタン半押ししたまま、任意の構図になるようにカメラをずらします。
そのままカメラをずらす
後は距離が変わらない程度でカメラを動かし(ずらし)シャッターを切る。
このフォーカスロック(AFロック)で狙った部分を強調するピント合わせが出来るのです。
本来は上のように撮れていれば正解。
こうすることによってお金を主張する正しい画像になったわけです。(全く統一感のない小物ばかりですが)
手前をぼかす構図も簡単に出来る
このフォーカスロックを使えばピントの合いにくい奥側の対象物にも任意でピント合わせが簡単に出来るので“前ボケ”と呼ばれる手法で主役を引き立てる撮り方もできるのです。
拡大で厳密にピント合わせ
もうひとつコツを紹介しますと、撮影中の機能に“拡大ボタン”があれば狙った場所を厳密にピント合わせを行なうことが出来ます。特に商品画像など絶対にピントずれが許されない場面や風景など動かないものを撮る時には大いに活用していきましょう。
ニコンD5300の拡大/縮小ボタン。
僕が小物撮影するときはマニュアルフォーカスも併せてこの拡大ボタンを必ず使っています。
やっぱりピント合わせって大事なのですね!適当にやっても綺麗に撮れるのが近年のデジカメの特徴です。
しかし、このテクニックを使うことでもうひとつ上の綺麗だけじゃない、注目される写真や画像が出来るでしょう。
まとめ
ブログ用だからと、ただなんとなく撮っているだけではもったいない!
ピント合わせのコツとその方法を紹介してきたわけなのですがいかがだったでしょうか?
解決方法
- 近寄り過ぎない(マクロモードでは離れ過ぎない)
- フォーカスロックという方法で狙ったポイントにピント合わせ
- 部屋が暗すぎたり色が単調なものでないか
- 拡大を使ってもっとシビアにピント調整をしてみる
- 脇をしめてしっかりとカメラを持ってブレさせない
単にシャッターを押すだけでもオートモードがある程度は補正してくれますが、やはり完璧ではありません。
ここを目立たせたい!という部分にしっかりピントが合っていれば説得力が生まれます。
カメラは性能だけが全てでは無いということで今回はピント合わせについてまとめてみました。
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