VFR800Fにバンパー取り付け(SSB)立ちごけや転倒の被害軽減
公開日:
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最終更新日:2023/04/22
VFR800F(整備・カスタム), バイク
こんにちは、紫摩(しま)です。
納車早々に転倒させてしまった動画はもうご覧いただけましたか?
実はバンパーは購入のハンコを押した日に注文しておりました。
SSBっていうスポーツバンパーです。エンジンガードとも言いますが、エンジン部分だけじゃなく見た目、軽さ、保護性能をバランスよく考えられたガードです。
今回は転倒した後に付けることになりましたが、転倒実験もしてみましたのでお楽しみに。
VFR800Fカウル外し
まずはカウル類を外します。
- アッパーカウル
- ミドルカウル
- アンダーカウル
- インナーカウル
これらが一体になったもので、アンダーカウル以外、単体で外すことは不可能です。
最初にアンダーカウルを外します。
ヘキサゴンボルト、プッシングリベットを外し、後ろにスライドさせると外れます。
次にアッパーカウルとミドルカウルを外します。
外し方がちょっと複雑
パッとは見えない部分、インナーカウルを留めているところも結構ネジやクリップが多い。
そして似てるけどサイズが違うボルトなど…。迷う。
プッシングリベットは中央を細いもので押し込むと引き出せる仕様になっています。ホンダ車に限らずよく使われていますよね。
アッパーカウルは爪で固定されているのでパンパンと外し、最後に前側にスライドして外します。
取り付ける際はヘッドライト部分から最初にひっかける感じに付けます。
外れました。
ごついアルミツインスパーフレームにV型4気筒のマシン。
ラジエーターはフロントに2基、オイルクーラーもついています。
両カウル内の配線がスゴイですね。
タンクが21Lと大きい事や、エンジンがスペースを圧迫しているせいなのでしょうか?
そして驚くのがその車幅。
V4はスリムだと聞いていましたがほんとにパラツイン250ccと同じくらい。
こりゃパタパタ寝るわ。
さすがレーサーの血統VFR。
サイドカウルで少しボリューミーに見せていますがそれでもまだスリム。
ZX-25Rはやっぱり並列4気筒だから幅が広かったんですね。実はカウルのすぐ裏はエンジンです。
かなりドシッとした印象。
一番所有したバイクで幅がごついなと感じたのはCBR400RR(NC29)です。
正面からの見た目がクラゲに似ていてちょっとカワイイ。。
バンパー取り付け手順
こちらがSSBバンパーです。
SSB(作田スポーツバンパー)は
ジムカーナライダー御用達で、競技以外にも立ちごけ対策にもなるのでおすすめ。調べてみてください。
リンク:SSBバンパー全車種検索
しかし今回VFR800F用を買ったのですが、2019年以降モデルは環境対策のAIS(エアインジェクション)がついていたりサイドカウルにシガーソケットがついていたりします。
それがバンパー本体に干渉して簡単には取り付けできませんでした。
写真はAISのセンサー部分。ホースや配線があって取り付けできません。
写真には写っていませんが、左カウルのシガーソケットが干渉してしまいました。
ステーを取り付けて、センサーを移設する
ここのホースは空気が通るだけなので外しても大丈夫です。
ホースリムーバー(プライヤー)があれば楽です。
持ち手が薄いタイプがおすすめ。狭い奥まったフューエルホースにも届きます。(レストアする方は必須アイテム)
同時にカプラーも外します。
光って見えにくいかもしれませんが、ここにステーを取り付けてセンサーを移設しました。
ちょっとU字に曲げて変な形にしていますが、これがホースなどに一番負荷がかかっていない状態になります。
こういったステンレスステーを使っています。M6ボルト穴用を買ってください。
更にノルトロックワッシャーというものを使って緩み止めにしてます。
聞きなれない名前ですが、二枚一組でナット類が滑りにくいようになっています。緩む方向にロックがかかる。
エンジンハンガーやフレームに固定する
SSBは転倒時の衝撃をいなすのが目的です。重いと走行中の転倒にもなるとかなりの衝撃が加わります。
そこでフレームやエンジンハンガーにがっちりと固定します。
手書きの説明書があるので親切丁寧です。
締め付けトルクはどうするの?
ワッシャーが干渉して付かないところはサンダーで一部削って取り付けています。
回らないとワッシャーの意味はないかもしれませんが、浮くよりはいいかなと。
フレーム上部、固定穴がない所は裏側からL字のボルトを当てがってそこに固定します。
かなり狭いので苦労しますが、かなりちゃんと締め付けできます。考えられてますね。
ここは20N・mぐらいで大丈夫そうです。
サービスマニュアルに記載の規定トルクにて取り付けして問題はないのですが、ボルトも違うしアルミカラーを入れていたりするので、違って当然。
- 6㎜=10N・m
(クランクケースカバーなど) - 8㎜=23N・m
(キャリパー固定ボルトなど) - 10㎜=45N・m
(サスペンション固定ボルトなど) - 12㎜=78N・m
(スイングアーム、アクスルなど)
大体このぐらいで締め付けてくださいと説明書に書いてくれていました。
バンパー取り付け転倒実験
やっぱりバンパーの一番気になるところは転倒した際にどうなるか。
右はこんな感じ。
マフラーが当たるのでこれで落ち着きます。
クランクケースカバーはギリギリヒットしません。
地面に当たらないので割れる心配はないかもしれませんが、VFRはここが飛び出ているので確信は持てません。
※ちなみにこのクランクケースカバーはめっちゃ強度が高いらしいです。
フロントタイヤ、リアタイヤともに接地しています。
これだけ隙間ができれば脚を挟む心配もぐっと下がります。
左側はクランクケースは当たりません。
マフラーもないためかなり転がります。
一気に行ってタンクをへこまさないか心配です。
左はサイドスタンドとセンタースタンドが損傷します。
転倒でどこまで押してしまうかわかりませんが、リアタイヤが浮くのでがっつり当たります。
リアスライダーがあるといいかも。
リンク:汎用リアスライダー|SSB
5cmほどのスライダーが欲しい所。
いかがだったでしょうか。
このバイクはこの後カウルカットという作業が残っています。
一旦取り付けだけは終了しました。
この後のカウルカットブログはこちら
位置的にバンパーのサブフレームに無理がかかるような感じなので、軽いバイクと同じようにはいかなさそう。
注意はしたいところですね。
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